【LGBTQ+】1年間の軌跡──社員一人ひとりが輝ける強い製薬会社に

2022.11.21 10:06
LGBTQ+に関する職場の取組みを評価する「PRIDE指標2022」でシルバーを受賞した、外資系製薬会社のサノフィ株式会社と、同グループで一般用医薬品を取り扱うエスエス製薬株式会社。昨年よりプロジェクトチームを設け本格始動したサノフィジャパン・グループ(以下「サノフィ」)の、LGBTQ+に関する取り組みを紹介します。
DE&I推進に向けたプロジェクトチームが始動
誰もが自分らしく、ベストなパフォーマンスを発揮できる職場環境を整えるために、サノフィグループでは、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)の促進を、重要な経営戦略のひとつとして掲げています。事業展開している約100ヵ国で様々な取り組みを行っており、日本国内では昨年より、職種も役職も多様なメンバーで構成されたプロジェクトチームが発足。LGBTQ+を含む多様性をインクルージョンするための活動を推進しています。
“all in.(全員参加)”がスローガン
サノフィ代表取締役社長の岩屋 孝彦は、「多様なバックグラウンドや経験を持つ社員が、互いの強みやアイデアを活かしながら協力して働くことがイノベーションを生み出し、パフォーマンスをあげる原動力になります。 そのため、性別、人種・民族、信仰、 LGBTQ+、年齢や障がいの有無に関わらず、すべての人が公平に働ける企業を目指しています」と説明します。
グローバルレベルで掲げたスローガンは、全従業員が参加するという意味の“all in.”。
サノフィはDE&Iを通して、会社組織に地域社会の多様性を反映し、社員がベストなパフォーマンスを発揮できる職場環境を整え、患者さんの治療に変革をもたらすことを目指しています。
代表取締役社長 岩屋のインタビュー全容はこちら
「インクルージョン」な職場を目指して活動も進化
DE&Iの活動を推進するため、2021年秋にプロジェクトチームが設置されました。メンバーたちは、通常業務のかたわら、主体的に活動を展開してきました。
ひと口にDE&Iといっても、年齢や人種、文化の違い、LGBTQ+などさまざまな要素がありますが、社内でアンケートの結果、障がいや文化・考え方の違いなどに対しては関心が高かった一方で、LGBTQ+への関心が最も低いという状況が浮き彫りになり、まずはここを改善しようと、LGBTQ+を最初のテーマに据えて活動することを決めました。
そして、実施したアクションは、DE&Iに関するオンライン社内講座、外部講師によるレクチャー、毎月のニューズレターの配信などです。外部講師を招いたレクチャーでは、医療現場で「LGBTQ+の方が困ること」などのテーマを掲げ、各回、約700~1,000人と多くの社員が参加しました。
これらの活動を展開する中で、社員たちからは「レクチャーを受けた後に、自分の子どもとLGBTQ+について話し合った」「アンコンシャスバイアスの学びの後、見えないところで自分が差別してしまっているのではないかと意識するようになった」など、さまざまな反応がありました。
活動内容を語る、「DE&I アウェアネス(認知向上)」のプロジェクトチーム リーダー 名川の記事全容はこちら
アライ活動の取り組み
2022年に入ってからは、LGBTQ+を理解し、それに関わる活動を支援する人“アライ” を増やすことに取り組みました。誰もが参加できるLGBTQ+Allyコミュニティを立ち上げ、128名が参加。アライであることを意思表示できるグッズの制作や、日本最大級のLGBTQ+イベント「東京レインボープライド2022」への協賛・参加などを行いました。
製薬業界全体でのLGBTQ+理解推進に向けた活動
さらに、製薬業界や医療業界全体におけるLGBTQ+の理解の波を広げたいという想いから、同業他社と合同のオンライン勉強会も開催しました。
当日は、参加者が匿名のチャット機能を活用すること、でおのずと双方向性のある会に発展しました。社員からは、「他社の取り組みが聞けて有意義だった」「当事者の意見を聞けたので多くの学びや気づきを得られた」との感想が届きました。一方で「まだLGBTQ+についての知識や理解が足りないと改めて感じた」と、課題を見出した社員もいました。




サノフィは、性別、人種・民族、信仰、 LGBTQ+、年齢や障がいの有無に関わらず、誰もが自分らしく働き、高め合える組織・社会を目指しています。今後もサノフィはインクルーシブな環境の実現に向けて、より一層取り組んでまいります。






PRIDE指標2022とは
PRIDE指標2022とは、任意団体work with Prideが策定した、職場におけるセクシュアル・マイノリティへの取組みを評価する指標「PRIDE指標」を基に、2022年の活動状況によって授与されます。評価項目は、「Policy (行動宣言)」、「Representation (当事者コミュニティ)」、「Inspiration (啓発活動)」、「Development (人事制度・プログラム)」、「Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)」の5つです。


性的指向や性自認に対する会社方針、コミュニティや相談窓口の設置、企業の一部だけでなく全体を巻き込む姿勢など、多岐にわたる評価ポイントが設けられています。 今回、サノフィのこれまでの取り組みが評価され、シルバーを受賞しました。


PRIDE指標の詳細は、
よりご覧ください。


サノフィについて
サノフィは、人々の暮らしをより良くするため、科学のもたらす奇跡を追求する、というゆるぎない使命を原動力に進み続ける革新的でグローバルなヘルスケア企業です。約100ヵ国の社員は、医療を変革し、不可能を可能に変えるため、日々研鑽に努めています。私たちは、社会的責任と持続可能性を企業の本質とし、画期的な医薬品や生命を守るワクチンを開発し、世界何百万もの人々に届けていきます。


日本法人であるサノフィ株式会社の詳細は、
をご参照ください。

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