納期遅延で試乗車を待ってる余裕もない! 実車を見ずに「カタログ買い」しても失敗しにくいクルマの条件4つ

2022.11.02 11:40
この記事をまとめると
■実車を見ずにカタログだけ見て買っても大丈夫なクルマの条件を紹介
■趣味性の高いクルマは実車を見ずに買っても大丈夫だがボディカラーには注意が必要だ
■代々続くベストセラーモデルやモデル末期のクルマは熟成されているので狙い目だ
カタログだけ見て買っても後悔しないクルマってどんなクルマ?
  世界的な半導体不足やウクライナ情勢、歴史的円安などの複雑な要因によって、新車の納期が見通せない、目処が立たないという前代未聞の状況となっています。いつでも買えると思っていた新車が、受注開始から数カ月で受注停止になってしまったり、うかうか悩んでいたら買えなくなってしまうかもしれない昨今。それでも、一般的にファーストエディションと呼ばれる最初期生産のモデルは納期が早かったり、先着〇〇台までは確実に届くなど、申し込む速さで明暗が分かれることがあります。
  いままでのように入念にいろいろと調べて、ライバル比較をして、試乗してから、なんてのんびりしていたら手に入らないかもしれないのです。かといって、クルマは高い買い物ですから、慌てて買って失敗するのが怖い気持ちもありますよね。
  そこで今回は、試乗もせずカタログだけ見て購入しても、比較的失敗しにくいクルマというのはどんなクルマなのか、ご紹介したいと思います。
  まずひとつ目は、カテゴリーに関係なく、自分がデザインに心底惚れたクルマであること。これはもっとも失敗しにくい条件です。なにごとも見た目で判断してはいけない、とよく言いますが、愛車となれば話は別。なにはともあれ見た目=デザインにベタ惚れしていれば、乗ってみてちょっとくらいダメなところがあっても、使いにくいなぁと思っても、不思議と許せてしまうものなのです。駐車場に停めてある姿を想像しただけで、顔がゆるんでしまうクルマ。カタログを見るたびに「カッコいい!」と何度でも思えてしまうクルマ。そんなクルマと出会ったなら、迷わず購入することをおすすめします。
  ただ、注意したいのはボディカラー。カタログや色見本で見た印象と、実際に大きなボディ全体に塗られてきた色の印象は、時としてまったくちがうこともあります。自然光の下で見る色も変わってくることがありますので、可能であればボディ全体に塗られた状態のカラーを、屋外で走る動画などで確認したほうがいいでしょう。
  ふたつ目は、スポーツモデルなどの趣味性が高いクルマ、限定販売のクルマです。スポーツモデルは、そのメーカーのこだわりが詰まった、妥協を許さない開発過程を経て世に出てくることがほとんど。非公表ではあっても、そのメーカーが抱える一流のドライバーがテスト走行を繰り返し、熟成させて市販車に落とし込んでいることが多いので、ハズレが少ないというのが一般的です。
  さらに限定販売のクルマとなると、その後の希少価値が上がり、中古車価格が購入した新車価格の何倍にも跳ね上がることも予想されます。もちろん、転売目的の購入はNGですが、もし購入してから「あまり好みに合わないな」と思っても、それほど損することがないというのは心強いところでしょう。
装備面でも価格面でもモデル末期のクルマは狙い目!
  3つ目は、代々続いているモデルも失敗が少ないクルマのひとつです。たまに、旧型とはガラリとターゲット層を変えたり、見る影もなく変貌を遂げてしまうモデルもありますので、それは除外しますが、多くの代々続いているモデルは、それまでのユーザーからの意見を開発にフィードバックし、弱点をきめ細かく改良して新型を開発していることがほとんど。なので、先代では使いにくかったところ、物足りなかったところなどが、しっかり改良されて出てきます。
  数値だけ見ると先代のほうが良かった、という場合でも、それは実際の使われ方をリサーチして、数値ではなく実用性を重視した結果ということ。たとえばよく見られるのはラゲッジ容量で、数値だけ見ると先代のほうが大きいように思えても、実際に積載するものを考慮して、形状や高さなどを工夫した結果、数値的には少なくなったけど、使い勝手は向上しているというモデルもあります。なので多くの場合、代々続いているモデルは失敗が少ないと言えるでしょう。
  4つ目は、もうすぐ新型にスイッチすると予想されているような、モデルライフが末期の熟成されたモデルです。もちろん、新型のほうが性能的には進化していることは間違いないのですが、昨今はボディサイズが大きくなってしまったり、価格が数十万円も高くなってしまったり、ということもありえます。それならば、ちょうどいいボディサイズで、性能的にも自分には十分だと思えるならば、新型になる前に購入するのもひとつの手。
  モデル末期になると大幅値引きが期待できたり、さまざまな特典をつけてもらえる可能性もあるので、商談でうまく交渉してみましょう。ただしデメリットとしては、購入してすぐに型落ちになってしまうこともありますが、すでに在庫が限られていて希望するオプションなどが選べない場合もありますので、中古車で探したほうが希望どおりの装備の個体が見つかる可能性も。念のため、中古車をチェックしてから購入するといいですね。
  ということで、新車購入はスピード勝負の時代になってきました。以前は愛車の車検が近づくと買い替えを検討することが一般的でしたが、いまはそうした計画が立てにくいので、ビビビときた時が買い時です。ぜひ、常にアンテナを張ってタイミングを逃さないようにしたいですね。

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