緊急支援 : 困窮する親日国スリランカの子どもを助けたい!

2022.10.02 00:16
今、スリランカは経済的に重大な危機からの脱出に挑戦しています! 子ども達には緊急支援が必要な状態です。
敗戦後の日本国の主権を守るために連合国を動かした演説をしたのがスリランカのジャヤワルダナ首相でした。今度は、苦境に立ち向かうスリランカの人々と、困窮する子どもたちを、私たち日本人が助けましょう!
はじめまして!このページを見ていただきありがとうございます。
2021年~2022年に、スリランカに支援と交流のために行って来ました。現在、国連の特別諮問機関で様々な困難な問題解決の活動に取り組んでいる泊和寿と申します。現在、スリランカは独立以来最大級の経済危機に見舞われています。実際に現地で見たり聞いたりした現状に合わせて工夫し、恩義のある親日国スリランカの人々、とくに子ども達を助けたいと活動をしています。
プロジェクトを立ち上げたきっかけ


 スリランカは今年に入ってから独立以来最大の経済危機になってしまいました。国の存亡がかかっている状態です。昨年、スリランカの現大臣補佐官であるRuwan Pelera氏の要請で、そうしたスリランカ各地の産業や人々の暮らしを見て参りました。
今なぜスリランカの支援なのか?! 
「日本とスリランカの絆」と「スリランカの実情」からお話しさせていただきます。


【日本とスリランカの絆】
① 日本敗戦後の1951年のサンフランシスコ講和会議にて、スリランカのジャヤワルダナ氏(スリランカ初代大統領)のスピーチを紹介します。
「私の国の政府を代表してのみ話すことが出来るわけですが、然し日本の将来に対して一般的態度の中でのアジアの諸国民の感情を、私は表明出来ると主張します。アジア諸国民が、日本は自由でなければならないということに関心を持っているのは、なぜでありましょうか。それは日本とのわれわれの長年の関係のためであり、そしてまた、アジアの諸国民の中で日本だけが強力で自由であり、日本を保護者にして盟友として見上げていた時に、アジア隷従人民(アジアの諸国民)が日本に対して抱いていた高い尊敬のためであります。 私は、(日本が掲げた)アジア共栄のスローガンが隷従人民に魅力のあったこと、そして、ビルマ、インド及びインドネシアの指導者により国々が解放されるかもしれないという希望によって、日本人と同調したという前大戦中に起こった出来事を思い出すことができるのであります。
空襲や東南アジア軍の指揮下にある膨大な、軍隊の駐屯及びわれわれが連合国に対して天然ゴムの唯一の生産者であった時、われわれの主要商品の一つであるゴムを枯渇せしめたことによって、もたらされた損害は、われわれに対してその賠償を請求するつもりはありません。何故ならば、われわれは、アジアの無数の人々の生命を高貴な言葉、偉大なる教師であり、仏教の創始者である、仏陀のメッセージ、すなわち『憎悪は憎悪によって消え去るものではなく、ただ愛によってのみ、消え去るものである』という言葉を信ずるからであります。 
故に、この条約の目的とする所は、日本を自由にし、日本の回復に何ら制限をも課さず、日本が外部からの侵略及び内部よりの破壊に対して、自らの軍事的防衛力を組織するようにすること、そうするまでには日本防衛のために友好国家の援助を要請すること、並びに日本経済に害を及ぼすような、いかなる賠償も日本から取り立てないことを保証することであります。」
 スリランカ代表 J.R.ジャヤワルダナ
と対日賠償請求を放棄する演説をして日本の国際社会への復活を後押ししてくれました。日本が国際連盟の常任理事国になる前から人種差別撤廃を訴えていたことで徐々に欧米の国々と対立していきました。前大戦ではアジア諸国を植民地から解放する戦いをしたことに対してアジアを代表して応え、意見を述べてくれたのでした。
② 日本帝国海軍がスリランカのイギリス軍を攻めた時、日本軍はイギリス軍の基地だけを攻撃し、スリランカの村や人々には一切攻撃をしなかったそうです。そんな中、一機の日本軍の飛行機が撃墜された。スリランカ人は、墜落した日本兵がイギリス軍に捕まらないようにと、ジャングルの中を裸足で助けに走った。ところが、3人の日本人が既に息絶えていることがわかると、今度は自分達を解放しに来てくれた日本人を渡してなるものかと遺体を背負って必死に逃げたという。後日、丁寧に3人のお墓が作られた。今、お墓はコロンボのカナッテ市営墓地にあります。(スリランカ人から聞いたお話)
③ 戦後、平和条約の発行後一番最初に国交を回復したのがスリランカであり、焼け野原の東京に一番初めにに在日大使館を作ったのもスリランカだったそうです。
④ 日本がODAで一番最初に取り組んだ国がスリランカでした。一時はシンガポールよりも発展していたといいます。その後に起こった長い内戦のために世界一平均寿命の短い国になるくらいに国内は激しく破壊されました。内戦終結後は、日本が再び支援を行っていましたが、スリランカは外国からの債務の罠やパンデミックによって経済危機陥ってしまいました。現在、日本はスリランカの立て直しに動いています。
この様に、日本とスリランカは常に尊敬し合って互いを助け合って来た歴史があります。
【スリランカの実情2022.1】
 ただでさえ経済政策の苦境に立たされていたところへ世界的パンデミックが起こり、スリランカは大きなダメージを受けていました。私が滞在中も、外貨不足による経済の失速で店が次々に閉店していきました。私の仕事を助けてくれていたスリランカ人は、自分の住んでいる家を売りに出し、自家用車やスマートフォンを売り払って子どもの学費に当て、夕食は硬く乾いた食パン1枚でしのいでいました。道道では、職を失って道端で佇む人や病気や障害を負いながら座り込んでいる人達もいました。観光地では、入場料等が以前の5倍に跳ね上がるほど、外貨不足と収入の減少は深刻でした。
 それまで、インバウンドによる観光が国の基幹産業の一つだったために、渡航制限によるダメージは深刻でした。ある観光地の食堂では、1日1回しかお客が来ないような状態になりました。お母さんの収入が激減して子どもにサンダルを買ってやれないために、5歳の女の子が危険物を踏んで怪我をしていました。お母さんは、子どもを病院や保育園に連れて行けないので職場の食堂へ連れて行くしかありません。私が出会った時、お母さんが働いている間、女の子は店の奥の暗い隅っこで一日中じっと座っているだけの生活をしていました。怪我に布を巻いただけの足は痛いだろうし、お母さんに甘えて遊びたい年頃なのに、彼女はお母さんの邪魔をしない様にと暗がりでじっと我慢してうずくまっていました。私は、彼女とお母さんを励ましたいと思いましたが、食事をたっぷりと注文して売上げに少しでも貢献し、その子の為に目の前で折り紙を折ってあげることしかできませんでした。折り鶴を興味深そうに見つめる女の子に鶴をあげると、女の子は大事そうに手に握って顔をパッと輝かせました。
 このように、世界屈指の親日国であるスリランカの人達(とくに子ども)は困窮しています。そこへ、経済危機による食料や燃料の不足、生活サイクルの破綻など、状況の悪化により、国外へ出稼ぎに行かねばならなくなっている人が29万人もいる状態です。親と離れ離れになる子も沢山います。この状態をなんとか助けたいと思っています。
 ようやく、10月にスリランカへ行けることになりましたので、その際に、個人的な支援と合わせて、皆様からの支援も届けたいと考えています。



プロジェクトの概要


①スリランカで困窮する子どもへ生活支援品を届ける
 スリランカ政府の関係者の方々を窓口に、現地の地方教育局と支援の概要について調整中です。スリランカの学校や地域の実情に合わせて、生活支援品や学用品を子どもに直接届けてきます。 Ku/Bueanekaba School(小学校)とシギリアの小学校3校を訪問してきます。支援品は「日本とスリランカの歴史・文化・日本語を学べる教科書」「学用品」「野菜の種」「お菓子」「食料」を考えています。
 支援品の購入は現地に入ってから団員で調達し、マイクロバスにて各校へ運ぶ事になっています。


②Ku/Bueanekaba School小学校とシギリアの小学校3校で「生きる授業」を行い、自立につなげてきます。
 最大の支援は、一時的に何かを送ることだけではなく、彼らが自立してたくましく生きていけるように後押しをする事です。日本の家庭菜園のノウハウを楽しみながら教えてきます。子どもは支援品の一つである「野菜の種」を持ち帰って家庭菜園で栽培し、自分だけでなく家族の食を助けます。必要感のある学びは子ども達を大きく逞しく成長させ、自家栽培の経験がこれからの彼らの生きる力になって欲しいと願っています。


 スリランカでは、日本主導の経済立て直しに合わせて、義務教育で日本語を学ぶことが閣議決定されました。なんと! スリランカの子ども達が日本語を話せるようになるのです。これは、SDGsで言うところの17番目の目標「パートナーシップ」にあたります。日本語は日本古来の「和」の精神を重んじたコミュニケーションに優れています。将来、日本とスリランカの子ども達が「持続可能な社会」を目指して力と心を合わせていく未来の姿を思い浮かべてみてください。なんと素晴らしいことでしょう!今回、私達は、いち早く日本とスリランカの歴史・日本文化・日本語を学べる教科書を300人の子どもと先生に届けてまいります。
(Smart Frash【独自】スリランカで義務教育に日本語を採用…大臣補佐官が本誌に明言の記事へのリンク)


③スリランカの現状を視察しつつ、現地の関係者との連携を密にしてくる。
 今後、スリランカの大学や学校、政府機関と連携しながら、人員の交流事業を計画しています。今回は、支援を届けながら都市部だけでなく貧困な地域も訪れ、相互交流の計画を立てていこうと考えています。


※今回、緊急支援ということでクラウドファンディグ途中ではありますが、目標金額が達成できていなくてもスリランカへ支援をして来ます。現地からは活動報告もしていきたいと思います。



このプロジェクトで実現したいことと展望


1. 子ども達への必要な支援物資と「生きる授業」の提供
2. 第二段階 : 学ぶ環境の構築への支援
3. 人的交流と相互理解、教育支援の継続
4. 日本とスリランカ両国民の相互理解と友情を深め、共に持続可能な社会づくりを実現していく


応援メッセージ


⭐️「Ruwan Perera氏とお会いしたり、スリランカの様子を聞くにつれて日本とスリランカの交流をもっとしていきたいと考えるようになりました。教育や文化の交流を通して学び合い、価値を生み出しながら明るい未来を共に創っていく活動をスリランカで展開するのは今だと思っています。活動へのご支援をよろしくお願い申し上げます。」 
一般社団法人UNSDGs人材育成機構 理事長 池田 光徹
⭐️「日本と深い友情の絆があるスリランカが経済危機になって以来、報道などを見ながら心配をしていました。今回、製造業を営む者の一人として使節団に参加させていただきます。実際に自分の目で見て、現場第一の活動に繋げて行きたいと思います。皆様の御力添えをよろしくお願い申し上げます。」
 新陽整熱株式会社  代表取締役  新 陽一郎
⭐️「本校の子どもは約140名います。スリランカは物が高くなって食事に困っている子どもがたくさんいます。なので、今回、日本のみなさんが来てくれるのはとてもありがたいです。紙不足で本の値段も3倍くらいになっていて学校では本が買えません。本の支援もして頂けるととても助かります。今後、スリランカでは日本語が義務教育で教えられることになりました。日本の先生がしてくれる授業も楽しみにしています。」
校長先生(Ku/Bueanekaba School)



資金の使い道
《目標金額100万円の使い道》
・支援品準備費(団員が現地で調達):約300人分
 「日本とスリランカの歴史・文化・日本語が学べる本」約450,000円
 「ポールペン」(卒業生への記念品)約60,000円
 「野菜の種」約10,000円
 「お菓子」約50,000円
   「食料」約150,000万円
 「サンダル」等 約50,000円
  ラッピング代 約30,000円 
・輸送費:約15万円
 マイクロバスのレンタル、ガソリン代、運転手、高速料金等の費用
・通信・人権費 : 約20万円
 通訳、その他交通費、ガイド代 等
・クラウドファンディング手数料:9万円 (9%+税)


合計 約124万円

実施スケジュール
ープロジェクト自体の実施スケジュール
9月末 クラウドファンディング開始
  スリランカの地方教育局や学校との調整→具体的に希望する支援品の選定を詰めて現地で購入・準備
10月8日〜13日 スリランカ訪問
  ○Ku/Bueanekaba School小学校訪問
  ○シギリア地域の3つの小学校訪問
  ○在スリランカ大使館・スリジャヤワルダナプラコッテ訪問
 ※活動経過報告
11月中 報告まとめとリターン準備
12月中旬から リターン発送
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。



支援金について
 今回、募集は10月いっぱいですが渡航は10/8日になります。
 これは、子どもが食糧不足で倒れて病院に担ぎ込まれている実態を踏まえて緊急支援が必要と考えたからです。支援金が集まったとの想定で私が立て替えて行ってまいります。
 物価が暴騰していて日々変化するので実際に行ってみないとどれくらいの費用がかかるの分からないです。
 もし、目標金額を上回った場合(もしそうなったら泣きたいほど嬉しいですが)は、第三回訪問と支援のために使わせていただきます。
 皆様の熱い応援とご支援を心よりお待ち申し上げております。



リターン
・支援御礼のメッセージ
・活動報告書
・活動のスナップ画像
・活動報告会へのご招待
・その他

最後に
 昨年から今年初めのスリランカ訪問では、日本とスリランカの歴史について学んだり、現地の人と交流したりするたびに感動 したり、共感したりして何度も涙が溢れました。
 私も、昨年度に理事として得た個人報酬を全て寄付いたします。
 皆様から頂いた貴重な支援は、必ず有効活用させていただきます。
  大きな組織に支援を任せると、どうしても沢山のコストがかかって支援金の大半が無くなる場合もありますが、今回は、私が厳選した交流団員と一緒に現地の方々へ直接届けます。どうか御安心下さい !

チーム/団体/自己紹介・活動実績など


  日本スリランカ友好使節団 団長 泊 和寿
 国公立小学校の教員として児童教育と社会科教育の実践研究を熱心にやって来ました。教科書や副読本の作成や教育政策にも関わり、共著や研究報告も残しています。日本や世界の社会の解決困難な問題(教育問題を含む)の悲惨に苦しむ子どもを救いたいと日々邁進し、学級崩壊・いじめ・不登校・学力崩壊・教育崩壊等を必ず改善する熱血先生でした。30年が経った時、「世界の悲惨から人々を救う為には『本物の教育』を誰かが残さねばならない。」と決意して2020年に早期退職。一気に収入がゼロになるも自らの学びを深めつつボランティア活動で本当に困っている人の問題解消に取り組む活動を始める。2021年からは国連経済社会理事会特別諮問機関の理事を拝命し、個人としてもどんなに解決困難な問題をも共に実践して解決していく協働型コンサルタント・どんな困難な教育問題も解決する教育再生アドバイザーとして活動している。
※日本スリランカ友好使節団 : 2021年末〜2022年頭にかけて約1ヶ月間の視察と経済発展の為の視察と交流を実施。
【第1回訪問内容】
・視察と交流(Colombo international financial City , gangarama temple視察・聞き取り , 在スリランカ大使館 , Negombo , コロンボ国際空港・ホテル視察 , Sigiria視察・聞き取り , Kandy視察・聞き取り , Galle 視察・聞き取り , 一般社団法人UNSDGs人材育成機構主催の日本スリランカ人材育成交流プロジェクトの下見を兼ねる)等
・経済政策と教育の現場への視察等基づいた助言と今後の有効な事業への話し合い
 今回の訪問が第2回になる。経済危機からの立て直しにチャレンジするスリランカに寄り添い、共感・協働するメンバーからなる。

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