”リビング”で過ごす夏のおうち時間、家族とつながりながら思い思いに過ごせる快適空間とは

2022.07.15 16:30
家族とつながりながらそれぞれが楽しめる「大空間」




夏は “涼しいリビングで家族と一緒“
暑い日が続いていますが、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。
外出自粛ムードが緩和され、今年は「夏のレジャーを楽しみたい」と考えている人も多いのではないかと思います。しかし、実は、夏場は外出するよりも「自宅で過ごしたい」と思っている人が過半数であることがわかりました。


積水ハウスの研究機関である住生活研究所は、「住まいにおける夏の快適性に関する調査(2022年)」を実施し、20~60代の500人を対象に、夏場の日中の過ごし方について聞きました。結果、30~60代の方においては、「自宅で過ごしたい」 と答えた人が57.8%と最も多く、「外出したい」を上回りました。実は、コロナ禍前から「自宅で過ごしたい」と答えた人は50.8%と、すでに半数いましたが、外出自粛ムードが緩和された現在においても、自宅で過ごしたい派は増えているようです。
暑い夏、自宅で快適に過ごすには、エアコンをはじめとする空調機器が欠かせません。
そこで、気になるのが「電気代」。
夏の電気代対策について聞いたところ、4人に1人が「エアコンを稼働する部屋(台数)を減らす(家族で一つの部屋に集まる)」と答えました。また、夏場の日中におけるエアコンの平均稼働台数も、わずか1台となっています。


では、皆さん、家のどこに集まるのでしょうか?
調査では、自身が過ごす時間が最も多い部屋、また家族が一番よく集まる部屋は、「リビング」という結果となりました。


「おうち時間」を快適に過ごすポイントは?
さらに、「夏にご自宅で長い時間過ごす上で、重要だと思うことは何ですか」の質問では、「過ごしやすい室内の温度・空調(快適性)」と回答した人が最も多かったものの、「家族との良好な関係性(つながり)」を挙げた人が47.8%にも上りました。また、「プライベート空間」や「家族との距離感」を重要視している人も比較的多くみられました。


今回の調査では、多くの人が涼しいリビングで過ごしている一方で、家族とリビングで長時間一緒に過ごすには、各自が心地よく過ごせることが重要だと考えていることが分かりました。
家族が集まる「大空間リビング」 それぞれが自由に快適生活を
神奈川県藤沢市に住むWさん一家は、夫婦と長男(10歳)、長女(8歳)の4人家族。家族が同じ空間にいながらも、それぞれが自由に好きなことをし、自分らしく、心地よい快適な暮らしをしています。


家を建てる際に、家族が集う場所であることはもちろん、友人を呼んでパーティを開けるようなLDKがほしいと考えていた夫・Hさん。そのような思いから、1階には50㎡超の大空間が広がり、「リビング」「畳コーナー」「ダイニング」「キッチン」とさまざまなエリアが区切られることなく、つながっています。
複数のエリアを持つ「大空間」




それぞれの場所には、空間に変化をもたらす工夫も凝らされています。


1つ目は、床を30㎝掘り下げた「ピットリビング」です。
グレーのカーペットを敷き詰めることで落ち着きを演出。床に座ったり寝転んだりしてくつろぐことができます。

「床の高さがずっと同じより、段差があって雰囲気が変わるのがいいなと。縁に座ったり、中でゴロゴロできたりするところも気に入ってます」(妻・Cさん)
子どもたちお気に入りの寝転んでくつろげる「ピットリビング」




2つ目は、リビングから階段を2段分(約40㎝)あがった場所に設けた「ステージリビング」。
リビングと庭を見渡すことができる“家族の司令塔“のような書斎を設置。夫・Hさんのお仕事は9割が在宅ワーク。「書斎にこもり、壁と向き合って仕事をするのではなく、広々とした空間で、庭の緑や青い空を眺めながら仕事をしたい」という思いがあったそうです。
リビングと庭を見渡せる“家族の司令塔”のような「ステージリビング」の書斎




「朝、子どもを保育園に送って、家に戻って一人で仕事を始める。パソコンを立ち上げてコーヒーを入れて、さあ始めよう、という時に見える景色がすごく心地よいです」(夫・Hさん)
広々とした空間と庭の緑や青い空を見ながら仕事をする夫・Hさんの書斎から見える眺め




デスクの周囲に少し壁が立ち上がっていることで独立感が生まれ、落ち着いて仕事ができるとのこと。
気分によってはダイニングテーブルで仕事することもあれば、庭に出て電話することも。家族のいない日中は、LDKと庭全体を仕事場にしていると言います。


また、コロナ禍による自粛・休校期間中は、夫婦ともに在宅ワーク。夫・Hさんだけでなく、妻・Cさんが書斎を使うケースもありました。


「やっぱり書斎スペースに行く方が集中できるので、私が使ったりしていました。ピットリビングでゲームをしたり、テレビを見たりしてくつろいでいる子どもたちに目は届きつつも空間が変わるので、仕事場としてはいいですね」(妻・Cさん)


3つ目は「畳コーナー」。
夫・Hさんは来客時の寝室として、妻・Cさんは子どもたちの遊ぶスペースとして夫妻そろって希望していた場所。普段は引き戸を開け放して、リビングと繋げ一体化することで、空間に広がりを感じることができます。主に子どもたちの遊び場として、ボードゲームで遊んだり、友だちとごろ寝をしたりと、自由に楽しんでいます。また、両親や友人が遊びに来たときには、リビングとの間にある引き戸で空間を仕切ることで、独立した来客用の寝室としても使用しています。さらに、引き戸とは別にドアを設け、リビングを通らずにトイレに行けるような工夫も凝らしています。
「畳コーナー」は主に子どもたちの遊び場 来客用の寝室にも




最後に「ダイニング・キッチン」。
ポイントとなる8人掛けの“ダイニングテーブル”。職人の手作業によって天板にエイジング感のある加工が施され、とても存在感があります。大きなダイニングテーブルを置くことで、ママ友やパパ友など、複数の家族が集まって楽しんでいると言います。


「パパたちは庭でバーベキュー、ママたちはダイニングでおしゃべり、子どもたちはピットリビングで遊んでいて、それぞれ思い思いに過ごす場所ができてよかったです」(妻・Cさん)


普段の生活においても、大きなダイニングテーブルは、夫婦が仕事をしたり、子どもたちが宿題をしたりと、自然に家族が集まる場所となっています。
大きな「ダイニングテーブル」は仕事や宿題をするにも大活躍


「大空間」での空調対策は “風通しの良さ”
さて、これだけの広い空間で家族が長時間過ごすとなると、空調効率が気になる方も多いのではないでしょうか。


W邸の場合、横幅約7mもの大きな窓があるほか、南北にバランスよく窓が配置されていて、風の通り道を確保しています。このように、仕切りや建具の少ない間取り、適切な窓の大きさや配置と開閉によって、広い空間においても風通しの良い住まいが実現できるのです。また、住まいの断熱仕様は時代とともにレベルアップしています。窓や壁の断熱性能を高めることで、大きな窓や大空間の開放感と高い空調効率を両立でき、電気の効率的な利用にもつながりますね。
横幅約7mもの大きな窓で芝生の庭とつながり、抜群の開放感




暑い夏こそ「おうちで快適に過ごしたい」と思っている皆さん。
仕切りのない大空間で、家族とつながりながら、それぞれが自由に思い思いに過ごせる心地よい暮らしを考えてみてはいかがでしょうか。


最後に、少ないエネルギーで、夏を快適に過ごせるTipsをご紹介いたします。


住まい自体については、太陽光発電で電力を生み出し、省エネで消費電力を抑えることで、1年間のエネルギー消費量をゼロに近づけるZEH(ネットゼロ・エネルギー・ハウス)が広がってきています。


ただ、今のお住いから建て替えや新築するにはハードルが高い方もいらっしゃると思います。
そこで、住まいを見直す上で、まずは断熱性能を見直してみてはいかがでしょうか。断熱性能が高いと空調効率も良くなり、夏に限らず四季を通して暮らしやすい住まいになります。窓は壁よりも断熱性に劣り、外気の影響を受けやすい部分ですが、断熱性に優れたリフォーム用サッシもあるので検討してもよいかもしれません。断熱性能が上がり、窓から外からの熱も入りにくくなるため、エアコンの設定温度も27~28度ほどでも快適に過ごせます。
また、手軽にできる夏の日射対策としては、窓の外をつる植物などで覆うグリーンカーテンやすだれ、外付けのシェー ド、遮光・遮熱シート等も効果的です。


その他、省エネ性能の高いエアコンが増えているので、定期的にご自宅の電化製品を見直してみるのもよいかもしれません。付け替えて消費電力を抑えながら、サーキュレーターや扇風機などを併用するなどして室内の空気を攪拌させるとよいでしょう。


是非、みなさんもWさんご家族やTipsを参考にして、夏のおうち時間を快適に楽しく過ごしてみませんか。


【今回ご紹介した調査はこちら!】
住生活研究所「住まいにおける夏の快適性に関する調査(2022年)」
調査期間:2022年6月2日~3日
集計対象人数:500人
集計対象:全国の20~60代の男女
積水ハウス 住生活研究所
商品情報
大空間リビング(ファミリースイート):

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