スズキの軽自動車全14種類の特徴を解説! 特徴や違いとは?

WEB CARTOP
2022.07.08 13:00
この記事をまとめると
■スズキは魅力的な軽自動車を多数揃える
■価格の安さや燃費の良さも強みだ
■各モデルの詳細を解説する
スズキの軽自動車の魅力とは?
その1:新車価格が安い
「軽自動車は安い」との認識は過去のものと言えるかもしれません。いまや100万円以下で購入できる軽乗用車は、たった4車種しか存在しません(※商用車は除く)。ホンダ・N-BOXやダイハツ・タントなど売れ筋のモデルはオプションや諸経費を加えると軽く200万円を超えてしまいます。
  そんな100万円以下で購入できる希少な4車種のひとつがアルト。そう、あらゆる価格が上昇している現在においても、スズキは100万円以下の軽自動車をラインナップしているメーカーなのです。
  アルトのエントリーグレード「A」が94万3800円、フルオートエアコンやLEDヘッドランプを装備した「L」も99万8800円で購入可能です。
その2:マイルドハイブリッド搭載で低燃費
「軽自動車は燃費が良い」とのイメージを持つ人は多いですが、当然、車種により燃費が違ってきます。そんな軽自動車において、マイルドハイブリッドを搭載するスズキの軽自動車は燃費の良さが際立っています。
  WLTCモードで軽自動車の燃費を比較した場合、アルト(とOEM供給のマツダ・キャロル)が27.7km/Lで1位。2位は25.2km/LのワゴンR(とOEM供給のマツダ・フレア)、アルトラパン、3位も25.1km/LのワゴンRスマイルとスズキ車が上位を独占。燃費性能を重視したクルマ選びにおいて、マイルドハイブリッドを搭載するスズキの軽自動車は他社のモデルより優位にたつのは間違いありません。
その3:ニーズに合わせた豊富なラインナップ
  スズキがラインナップする軽自動車は乗用車タイプのアルトからハイトワゴン&スーパーハイトワゴンのワゴンRやスペーシア、SUVのハスラー、さらに軽自動車随一のオフロード性能を誇るジムニーと多彩なモデルを用意しています。
  また今回は紹介しませんが商用バンのエブリイ、軽トラックのキャリイと商用車まで隙がないラインナップを揃えました。
  最大のライバル、ダイハツと比較すると軽オープンスポーツ・コペンに対抗できるスポーツカーこそラインナップされていませんが、乗用、商用問わずユーザーのニーズを汲み取れるモデルが用意されています。
スズキの軽自動車の車種一覧
アルト
 価格:94万3800円〜 燃費:23.5〜27.7km/L
  本体価格47万円との低価格をアピールして1980年に登場した初代から時を経て、現在販売されているのが2021年に登場した9代目となるアルト。
  価格こそ、初代と比べ約2倍となりましたが安全性能や燃費性能などベーシックカーとしての資質は、初代から2倍以上の進化を成し遂げています。
  現行モデルの大きな特徴は、歴代モデルとしては初となるマイルドハイブリッドを搭載したことでしょう。先代にはエネチャージを搭載したモデルが用意されていましたが、そのシステムは回生エネルギーで得た電力を電装品に使用し燃費を向上させたもの。マイルドハイブリッドは電力を走行出力にも使用するため、燃費は大きく向上しました。
  結果、冒頭でお伝えしたようにWLTCモードで27.7km/Lと軽自動車ナンバー1の燃費を実現しています。
  軽自動車といえばハイトワゴンやスーパーハイトワゴンが売れ筋ですが、アルトのような乗用車タイプの需要も決して少なくありません。ハイトワゴンではありませんが室内空間は広く取られており、後席に乗り込む際、歴代モデル同様に後席ドアが90度と大きく開くことで乗降性も悪くありません。
  また、現行モデルはスズキの先進安全支援システム「スズキ セーフティ サポート」の主要機能が用意されています。
  スズキの軽ラインナップのなかでもベーシックカーと位置づけられるアルト。歴代モデルが備えていた、使いやすさを継承しつつ、現在に必要な燃費や安全性能を備えた新世代の軽ベーシックカーとなっています。
ラパン&ラパンLC
 価格:125万1800円〜 燃費:24.6〜26.2km/L
  軽自動車の購入を希望する若い女性をターゲットに開発されたラパン。2002年に初代がデビュー。その後、2008年に2代目が登場、現行モデルは2015年にフルモデルチェンジで登場した3代目となります。
  歴代モデルともアルトをベースに箱型のデザインを採用したフォルムが特徴のラパン。現行モデルは2022年6月に一部改良が施されましたが、そのタイミングで顔つきをレトロテイストに変更した派生モデル「ラパンLC」をラインナップしました。
  女性に親しみやすいエクステリアデザインを採用したラパンですが、メーター内の液晶ディスプレイに車名の由来となったウサギのキャラクターが動くなど映像を映し出し、インパネに木目調パネルを配するなど、インテリアもおしゃれでかわいく仕立てました。ただ、運転席からの視認性が良いなど、おしゃれさだけでなく取り回ししやすい設計ともなっています。
  パワーユニットは残念ながらマイルドハイブリッドが用意されてなく、安全支援機能もACCなどが備わっていませんが、愛嬌抜群でキュートな軽自動車を求めるユーザーにはいちおしのクルマです。
スペーシア&スペーシアカスタム
 価格:131万2300円 燃費:19.2〜22.2km/L
  2022年5月の軽自動車販売ランキングで8670台を記録し、N-BOXをおさえ1位を獲得したスペーシア。現行モデルは2017年に登場した2代目となりますが、デビュー以降、好調な販売を維持しています。
  その理由はいくつもありますが、まず目を引くのがエクステリアデザイン。スーツケースをモチーフにボディに窪みを配置するなど遊び心が満載です。
  その遊び心は助手席側のアッパーボックスがスーツケース風に仕立てられるなどインテリアデザインにも用いられており、ポップな内外装デザインが人気を押し上げる大きな要因となっています。
  もちろんデザイン面だけが人気の理由ではありません。スーパーハイトワゴンのスペーシアはN-BOXやタントと同様に室内空間は広大。後席を倒すと自転車を積載できるほどラゲッジスペースが現れます。
  パワーユニットは全グレードがマイルドハイブリッドを搭載していることで燃費性能も優秀。WLTCモード燃費は22.2km/Lを誇ります。
  また先進安全装備「スズキ セーフティ サポート」を採用しているスペーシアですが、ACCや車線逸脱抑制機能など安全運転支援システムがてんこ盛り。
  デザインや使い勝手、安全性能の高さなどどのジャンルでも高い評価を得るスペーシア。人気が高いのは当然といえます。
スペーシア ギア(&マイスタイル)
 価格:172万5900円〜 燃費:19.2〜21.2km/L
  スペーシアをベースにクロスオーバーSUVに仕立てたスペーシア ギア。“ギア”と車名につくように、クルマ自体を道具に見立てスペーシアとの違いを出しています。
  スペーシアとの違いを具体的にあげると、専用丸目ヘッドライトや専用グリル&バンパー、ルーフレールなどを配したエクステリアデザイン。外観に加え、レジャーユースを見据え撥水ファブリックシート、防汚加工を施したラゲッジフロアなど。ただし、最低地上高は150mmと変更されていません。
  また、フロントフェイスや見た目が違うギア マイスタイルも用意されました。
  それら専用パーツ以外は基本的にスペーシアに準じるため、ユーティティ性能は抜群。パワーユニットも全車マイルドハイブリッドを採用したことで燃費性能も優れています。
2021年にもっとも売れたスズキの軽はスペーシア!
ハスラー
 価格:136万5100円〜 燃費:20.8〜25.0km/L
  軽自動車界にSUVブームを巻き起こした初代ハスラー。男女、年齢問わず個性的な軽自動車が登場したことで多くのユーザーが支持し、一大ブームを巻き起こしました。
  現行モデルは2019年にデビューした2代目。初代のイメージを受け継ぎつつも、さらにアウトドアテイストが強調された2代目も初代同様、その人気は衰えていません。
  2代目も日常使いだけでなく初代同様、レジャーユースでの使用勝手にも力が入れられています。初代から変更や改良が加えられたポイントもそれらの点がとくに改良が加えられました。
  荷室下に備わる防汚加工が施されたラゲッジアンダーボックスを装備したラゲッジルーム、リヤシートスライド機構がラゲッジ側から操作できるようになったことなど細かい工夫が数多く施されています。
  それら細かい改良以外にも2代目は個性的な内外装をさらに磨き上げました。とくにインテリア・デザインは三連インパネガーニッシュや外装色に合わせたカラーを組み合わせるメーターなどギア感を強調。シート表皮もアクセントカラーが配されるなど、SUVらしい非日常感が演出されました。
  パワーユニットはスズキ自慢のマイルドハイブリッドを採用、先進安全装備「スズキ セーフティ サポート」も装備と走行性能や機能面も大きく進化した2代目。その人気はまだまだ続くのではないでしょうか。
ワゴンR(&スティングレー)、ワゴンR スマイル
 価格:109万8900円〜 燃費:21.8〜25.2km/L
「軽自動車=ハイトワゴン」との潮流を作り上げたのが1993年にデビューした初代ワゴンR。軽自動車業界に大きなインパクトを残した初代が登場して以降、広い室内空間と使い勝手の良いパッケージングを備えたワゴンRは多くのユーザーに支持されてきました。
  現行モデルは2017年にデビューした6代目。初代から続くワゴンRらしいフォルムと優れたパッケージングは当然のように備えているだけでなく、いまどきの軽自動車に必要な先進安全装備や、モーターで低燃費をアシストするマイルドハイブリッドを備えるなど大きな進化を遂げています。
  現行モデルには初代のフロントマスクを彷彿される縦長ヘッドランプを備えた標準モデルとスタイリッシュな横長ヘッドランプを備えたスティングレーを用意。
  また、丸みを帯びたスタイルとワゴンRとしては初となるスライドドアを採用したワゴンR スマイルを2021年に追加設定しました。
  インテリアもセンターメーターを採用した標準モデルとは違い、4.2インチカラーインフォメーションディスプレイを備えたスピードメーターを装備。標準モデルとくらべ各部が丸みを帯びたインパネが大きな違いを見せます。
  また先進安全装備「スズキ セーフティ サポート」の機能がワゴンRの標準モデルとくらべスマイルは追加されています。ロングドライブ時などに運転の疲労を軽減してくれるACCや対向車を検出すると左側サイドモニターを自動的に表示する「すれ違い支援機能」をオプションで用意しました。
ジムニー
 価格:155万5400円〜 燃費:14.3〜16.6km/L
  軽自動車、いや国産オフローダー随一の悪路走破性を備えたジムニー。2018年にデビューした4代目となる現行モデルはオフロードでの走行性能に加えて日常使い時の快適性も備えました。
  とはいえ、歴代モデル同様にラダーフレーム構造でリジット・アクスル・サスペンション、パートタイム式4WDは継承。国産車ナンバーワンのオフローダーとしての実力は健在です。
  デビュー後から爆発的な人気を得た4代目ですが、スクエアでスタイリッシュなエクステリアデザインが大きな要因であることは間違いありません。
  ただしインテリアは機能性や走破性を重視したオフローダーらしい無骨さを感じるもの。とはいえ、スマホを置きやすく設計されたセンターコンソールトレイを備えるなど、いまどきのクルマに求められる快適性は備えています。
  ただ、ハイトワゴンなど一般的な売れ筋軽自動車とは違い後席は広くなく、SUVテイストのハリアーやスペーシア ギアと比べても実用性や快適性は大きく劣るのも事実。
  デザインに惹かれてジムニー選ぶのであれば、相当の覚悟が必要であることは間違いないでしょう。
エブリイワゴン(エブリイ)
 価格:156万9700円〜 燃費:13.3 km/L
  商用バンのエブリイをベースにワンボックスワゴンに仕立てたエブリイワゴン。スーパーハイトワゴンやハイトワゴンと居住性は同等であるものの、ラゲッジルームの積載性はエブリイワゴンが大きく勝ります。 実際、助手席を倒すと長尺物を楽々と積載できるため、ロングボードを楽しむサーファーからの支持が高い1台です。
  エブリイワゴンはハイトワゴンほどの需要はないジャンルに属しますが、ライバルとなるアトレーが2021年に登場した6代目からワゴンではなく商用バンとなったことでより希少な1台となりました。
  後席の広さや快適性はワゴンであるエブリイワゴンのほうが優位なのは事実ですが、先進安全装備はモデルチェンジしたアトレーが一歩リード。
  乗用車か商用車かの違いはありますが、両車とも大きな魅力を備えた軽自動車といえます。
スズキの軽自動車の人気車種ランキング
  数多くの軽自動車をラインナップしているスズキですが、それらのモデルで販売台数が多いのはどの車種でしょうか。2021年の軽自動車販売ランキングから見ていきましょう。
  ちなみに全メーカー通しての販売ランキング1位は19万1534台を売り上げたN-BOXでした。
  2021年にスズキの軽自動車で一番売れたモデルは10万3605台のスペーシアです。軽自動車トータルの販売ランキングでは2位でした。
  続いて7万2639台のハスラー(トータルランキング5位)。さらに7万1726台のワゴンR(トータルランキング6位)が続きます。さらに5万9584台のアルト(トータルランキング10位)となりました。
  ここまでが2021年軽自動車のトータル販売台数ランキング10位以内に入るブランドですが、それ以外の車種を見ていくとジムニーが3万8236台、エブリイワゴン1万4539台となります。
  各社から数多くの軽自動車が販売されているなか、スズキのモデルはその大半がランキング上位に入っていました。2021年の販売台数でいえばダイハツにかないませんでしたが、魅力的な軽自動車がスズキから数多く販売されていることは間違いありません。
ニーズに合わせ選択できる多彩なモデルがラインナップ
  ダイハツとともに軽自動車業界を引っ張るスズキ。実用性や居住性を重視したスーパーハイトワゴンやSUV、クロスオーバーなどなどユーザーの利用ニーズに合わせ選択できるモデルが揃っています。
  ひとつ残念なのが、スポーツモデルの用意がされていないこと。ダイハツ・コペンに準じるモデルまでとはいわないまでも、先代までに用意されていたアルトワークスも現行モデルにはラインナップされていません。
  ニーズが少ないとはいえ、走りを重視したスズキの軽自動車を求めるユーザーは少なからずいるはず。今後、スポーツモデルの登場を期待したいものです

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