人材は最大の経営資源!社員に寄り添いながら目指す働きやすい職場づくり

2019.12.25 00:00
J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で
様々な企業が取り組んでいる「働き方」から、これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。1日のスタートに「新しい働き方」のヒントをシェアしています。

12月2日・月曜日~5日・木曜日の放送では、電子部品をメインとしたエレクトロニクスの総合商社、加賀電子株式会社の様々な取組みについてご紹介しました。

1968年に創業した加賀電子株式会社は、現在、社員600人弱、近年はグローバルに展開し、海外子会社などを含めたグループ全体では6000人超の従業員を誇る電子部品をメインに扱うエレクトロニクスの総合商社。
そんな加賀電子にとって最大の経営資源は「人材」ということで、政府による働き方改革法をきっかけに、KAGA Smart プロジェクトがスタート。働きやすさを追求する様々な取り組みが導入されています。
商社ということで、昔ながらの部分が多く残る業界において、リーディングカンパニーを目指す加賀電子ですが、やはりどの業界においても、人材の確保や新しい時代に向けた企業としての在り方として、「働き方改革」が推し進められているようです。
2日目の放送では、そんな加賀電子の社員の健康に特化したアプローチについてご紹介しました。
今年から導入された休暇制度の一つが「三大疾病積立休暇」。長く日本人の死因の上位を占めている「三大疾病」・・・ガン、脳卒中、急性心筋梗塞について、本人や家族が安心して治療と仕事が両立できるようにと、年5日の休暇を付与し、社員はそれを積み立てていく仕組み。管理本部 人事部長の石崎健さんによれば、実際に治療している社員との対話からこういった制度が誕生したそうですが、他にも、声分析による認知機能チェックAIツール「ONSEI」を活用して、社員と社員の家族の脳の健康状態の見守る取り組みを企業として初めて導入しているそうです。
3日目の放送では、KAGA Smartプロジェクトの2つ目の柱、休暇制度についてご紹介しました。
有給休暇といえば、1日、もしくは、半日単位が普通なところ、加賀電子では、1時間単位での有給取得を可能にする制度を導入。これにより公私を切り分けて有効に使えるようにし、中抜けして病院にいったり、保育園に1時間早くお迎えに行ったりしている社員の方も多いようで、休みの取り方の幅が広がっているようです。

そして、育児休暇に関しても、大幅な改善が行われているそうで、これまでの、法令基準通りのルールから、6年延長され、小学校3年生の年度末まで、短時間勤務が利用できるようになっているそう。子供の成長において、大切な時期を一緒に過ごせるという制度により女性社員がより働きやすい職場の実現につながっているようです。
4日目の放送では、加賀電子の社内に息づく「FYT」精神についてご紹介しました。
社員が働きやすい職場を目指し、「KAGA Smart Project」と題して、様々な働き方にまつわる取り組みを行っている加賀電子ですが、託児機能付きワーキングスペース事業に出資を行ったり、高齢者施設向け見守りシステムを販売したりと、社外に向けても様々な取り組みを行っているそう。そこには、Flexibility(柔軟性)の「F」、心の若さを意味するYoungの「Y」、そして絶えず挑戦するという意味のTryの「T」、この3つの頭文字をとって「FYT(ファイト)」と呼ぶ精神が息づいているそうで実際に今回の働き方にまつわる制度の導入にもその精神が現れているよう。
心身健康で、リフレッシュしたマインドで働くことで、成果にも繋がるという新しい働き方。もともとオープンなマインドが息づく加賀電子ならではの取組みでは、いろいろな制度を設けて、社員が自由に選択できる環境作りが進められています。

最後に、4日間に渡ってご紹介してきた「加賀電子株式会社」の働き方から番組が導き出した「WORK SHIFTのヒント」は、
『商社における最大の経営資源は「人材」である』でした。

三大疾病の際にも安心して治療に専念できる環境、ライフステージに合わせた休暇制度など、社員に向き合った柔軟な取り組みで、より働きやすい環境を目指す制度が導入されているようです。