自分の働き方は自分で選ぶ!社員が自立し、個性が生きた組織を作るヒント

J-WAVE
2019.11.27 00:00
J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で様々な企業が取り組んでいる「働き方」から、これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。1日のスタートに「新しい働き方」のヒントをシェアしています。

11月4日・月曜日~7日・木曜日の放送では、様々な業界における企業の情報システムを構築する国内大手インテグレーターのTIS株式会社の取り組みについてご紹介しました。
デジタル技術を用いて、未来の景色を鮮やかに彩るというビジョンを持つTIS株式会社。社員数およそ5800人、グループでは2万人という大企業ですが、社員全員がより働きやすい環境、より働きがいの高い会社を目指して、様々な制度の導入を行っています。今回は、そんなTIS株式会社人事本部、人事企画部、働き方改革推進室長の細谷悦子さんにお話を伺いました。

初日の放送では、TISの就労時間について伺いました。
全員が使えるフレックス制を導入されているそうですが、その働き方は極めて自由で、コアタイムもなく、好きな時間を決めて働くという形。1日2時間働けば勤務したことになるそうですが、出向なども多いことから、会社としては様々な選択肢を設ける形で、社員それぞれが、置かれた状況によって選んで働く勤務形態をとっているのだとか。

拠点も多く、クライアントの元で作業をする社員もいることから、職場環境にもかなり違いがあり、幅広いようですが、基本的には、自由度の高い就労時間制度を実現しているTIS株式会社。
ワークスタイルについても、生産性を高めるために設けられたという3つのワークスタイルがあり、通勤して働く「オフィスワーカー」、会社に来なくても良いという「リモートワーカー」、そしてその中間にあたる「フレキシブルワーカー」というスタイルが設けられているそうで、フレキシブルワーカーが8割を占めるそう。オリンピックに向けて、国をあげてテレワークが推奨される中、シェアオフィスを使ったり、テレワーク機器を使ったりと様々な形で働く取り組みが導入されていますが、こういった新しい働き方は、特別な人が使うものではなく、社員全員が使えるものという感覚が既に浸透し、導入が進まない状況では、若い人たちが声を上げ、変化していく形が見えているそうです。
2日目の放送では、これまでのTIS株式会社の働き方改革にまつわる取り組みについてお話を伺いました。
2000年頃から女性活躍を進めてきたというTIS。現在は、女性の働き方にまつわる取り組みはかなり浸透しており、すでに制度を使う側の女性の働く意識を高める方向にシフト中なのだとか。こちらの会社では、およそ8割がシステムエンジニアということで、男性社員が多いそうですが、そんな環境でも、女性が差別を感じることなく働けるという環境が整っているようです。
この50年で急成長を遂げたIT業界。現在は、女性だけでなく、広範囲に、それぞれの事情、ライフステージにあった働き方が問われる時代となっているわけですが、働き方に対する考え方も変わり、身を粉にして頑張る時代から、一人一人の能力をどう高めていくかが経営課題となっているそうです。
3日目の放送では、TIS株式会社が導入している労働時間に関するルールの一つ、「勤務間インターバル制度」についてご紹介しました。
「IT」といえば、勤務時間が長いイメージがあるかもしれませんが、こちらでは、勤務時間の間を11時間空けるというルールを設けているそう。例えば朝9時に出社する場合は、前の日は夜10時には退社するというルールですが、こういった明確な指針があると、自分の労働時間を把握しやすそうです。
そして、導入の際には、まずトライアルを行い、意見を吸い上げるということを徹底しているそうですが、こちらの会社では、そのトライアルの結果、クライアントに対する責任感の強さから、もっと働かせてほしい、という意見が多かったのだとか。そういった反応から、強制的ではなく、緩やかに浸透させる形をとっているそうです。
最終日の放送では、「スマートワーク手当」についても伺いました。
現在は、社員の長時間労働が減り、平均20時間以下になっていることから、あらかじめ20時間分を手当てとして支給するというこの制度。上手く時間を使って自己の成長のため、また、経験を増やすなどに使ってもらい、社員が色々な経験をできる機会を増やすために導入されたというもの。
勤務時間を自分でコントロールし、凝縮した仕事内容で、生産性アップに繋がるこの制度。ほかにも、定年の延長を行い、同じ報酬、同じ待遇で働ける環境を整えたりといかに意欲的に働いてもらうか、働きがいの高い会社を目指していると言います。

様々な業界で進む働き方改革ですが、自分で判断ができて、自分で仕事しやすい状態を選べる環境、そして、自分で選ぶ自律性が重要ということでしたが、
働き方改革は企業側の一方的なものでは絶対に浸透しないともお話されていました。
人手不足が叫ばれる中、今後は人材をシェアする時代も予想される中、それぞれが個性を出し、意見を言いあって、企業側もそれを取り上げて環境を作り上げることが本来の働き方改革のゴールなのでは?とお話されていました。

最後に、4日間に渡ってご紹介してきた「TIS株式会社」の働き方から番組が導き出した「WORK SHIFTのヒント」は、
『 それぞれが自立し、個性を生かし、働きがいを高める組織づくり 』

働き方の選択肢の中から従業員自らが能動的に選べる環境、そして社員それぞれが自立して、自分で選ぶ意思。
すでにTIS株式会社では、様々な取り組みの導入により、従業員に自分で選ぶ意識が浸透し、自立性を持って自分の働き方を選ぶという次のステージに入っているようです。

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