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自分に合った働き方を選べる世の中へ!フリーランスを支える新しい取り組み
J-WAVE
2019.11.06 00:00
J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で、様々な企業が取り組んでいる「働き方」から、これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。1日のスタートに「新しい働き方」のヒントをシェアしています。

10月14日~10月17日の放送では、「プロフェッショナル&パラレルキャリア フリーランス協会」の代表理事・平田麻莉さんにお話をうかがいました。

「プロフェッショナル&パラレルキャリア フリーランス協会」は、独立して活動するプロフェッショナルや、企業に属しながらキャリアを複線で築くパラレルワーカーの有志が主体となって2017年に設立された 「フリーランスによる、フリーランスのための、非営利団体」です。

まずは設立のきっかけからうかがうと・・・「ひとことでいうと『ノリと勢いと勝手な使命感』ですね」と平田さん。フリーランスで10年近く活動する中で、この働き方を気に入っている一方で課題もあり、その課題についてフリーランス仲間で話すこともあったとのこと。
あるとき、経済産業省がフリーランスの研究会をたちあげたというニュースを見て、「私たちもこういうところに情報発信をしたい」という声があがったものの、その研究会のメンバーには、著名なフリーランスの方はいてもごくごく一般のフリーランスは入っていませんでした。

「私たちの声はどこで拾われるのだろう?」と考えたとき、「窓口がないとヒアリングできないのも確か。じゃ、作っちゃおう!」ということで、協会が設立されました。
では、フリーランスという働き方には実際にどんな「課題」があり、協会としてその課題にどのように対応しているのでしょうか?特に以下の3点を挙げていただきました。

① 社会保障まわりの課題・・・セーフティネットから漏れている部分があり、そこを改善してほしいという要望がある。傷病手当金や労災保険の代わりに所得補償制度を提供。
② ビジネストラブル・・・ギャラの未払い問題が多い。協会として賠償責任保険や、「フリーガル」という弁護士保険を開発。インフラ作りをし、ハラスメントの相談窓口を作ってもらう。
③ スキルアップ、ネットワーキングの課題・・・人とのつながり・自己研鑽の場を協会が提供。
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2日目は、「フリーランスによる、フリーランスのための、オープンでゆるやかなつながりを持ったプラットフォームを目指す」という目標についてうかがいました。
協会は「フリーランスによる、フリーランスのための団体」というのを大事にしているとのことで、40人いる事務局のメンバーも全員フリーランスの「当事者」。自分たちの課題を自分たちで解決していく、あくまで主体はフリーランス、ということにこだわっています。
「自分も含めてフリーランスには独立心旺盛な人が多いこともあり、フリーランスを組織化するという意志はない。コミュニティ、または、インフラとして使っていただければ・・・」と平田さんは語ります。

協会として行っている活動としては、
・「調査・白書プロジェクト」・・・「フリーランス白書」を年1回出している。
・「パラレルキャリア推進プロジェクト」・・・副業を解禁している企業に調査。そのレポートは11月に発表予定。副業解禁を検討している企業の参考になれば・・・。
・「スナック曲がり角」・・・毎月第三金曜日の夜に実施。人生の紆余曲折を語る場として、多様な職種のフリーランスが集まり盛り上がっている。
・・・などなど、多種多様な活動を行っています。
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3日目は、まず、フリーランスとして働くにあたって大切なのはどんなことなのか?をうかがいました。
「会社員といっても千差万別なように、フリーランスもあくまでも働き方の形態のひとつで、いろいろな人がいます。何が正解、というより、いろんなワークスタイルがあっていい」と平田さん。
そして、「『自分がなぜこの働き方を選んでいるのか?』『働くことを通じて何を得たいのか?』という軸は持っておいた方がいい」と強調します。
協会の代表理事として無報酬で働いている平田さん自身、「1円にもならないことよくやってるね。何が魂胆なの?」とよく言われるそうですが、「自分が好きなことをやって社会が少しでも良くなるとか、人に出会えるという、やりがいや喜びが心理的な報酬」と語ります。

さて、実際に、フリーランスとして働く方々のワークライフバランスはどうなっているのでしょう?
「フリーランス白書」によると、ワークライフバランスをとりたいからフリーランスになるという人も多いので、以前より労働時間は減った人と増えた人が半々とのこと。中にはワーカホリックで、24時間態勢となっている人もいるそうです。
「どういうスタイルか?を、自分と向き合って決めて仕事を選ぶことが大事だ」と平田さんは語ります。
平田さんご自身は、「仕事とプライベートがシームレスでありたい」タイプだそう。子育てをしているので、それにあわせて自分ができるときにできることをすることが可能なので、フリーランスの働き方は気に入っているということです。
誰に雇われているわけでもないですから、自分としっかり向き合って、どういう働き方をするか自分で決めることが大切ですね。
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最終日には、2017年にフリーランス協会が活動を始めたことで、どんな成果がでているのかをうかがいました。
「協会がビジョンとして掲げているのは『誰もが自律的なキャリアを築ける世の中へ』です。必ずしもフリーランスを増やしたいとか、フリーランスに有利な社会にしたいということではないんです。人によって向き不向きはあるので会社勤めの方が向いているという人も多いでしょう。

ですが、会社員であっても組織の看板ではなく、自分の名前で市場価値を持てる人間になっていく、ということを発信し、サポートしたい」と平田さんは語ります。
「そういう意識を持つ方が増えたり、副業にチャレンジする方が増えたり・・・というのは、協会として目指しているところ。月間150~200人ペースで一般会員(有料会員)は増えているし、無料会員は1万6千人を超えています。少しずつ協会が知られるようになっているのは良いことですね」。

そんな中で、平田さんご本人の働き方にも、変化があらわれているようです。
「思い立ってすぐ立ち上げたので、協会の活動が自分の時間の中でここまでの割合を占めるとは予想できていませんでした。でも、やりがいもあるし、同じ志の仲間とやっていくことは楽しい。このテーマ(フリーランス協会の活動)に出会って良かった」
さらに、「マネジメントが苦手でフリーランスになったのに、いま、まさにマネジメントをやっているのが想定外ですね(笑)。でも、マネジメントの楽しさを感じてきているのも事実で、良い試練をもらったと思っています」と語っていただきました。

今週のお話から導き出す「WORK SHIFTのヒント」は・・・『フリーランスはしっかりとした軸を持って!』

「自分がなぜこの働き方を選んでいるのか?」「働くことを通じて何を得たいのか?」を、きちんととらえておくことが大切です。 

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