社員の暮らしと会社の成長に合わせて、進化し変化する柔軟な働き方

2019.06.12 00:00
J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で
様々な企業が取り組んでいる「働き方」から、これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。1日のスタートに「新しい働き方」のヒントをシェアしています。

5月20日(月)~5月23日(木)の放送では、年間約9000組のハワイ・グアム・バリ・沖縄のリゾートウエディングを手掛ける「アールイズ・ウエディング」を展開する株式会社グッドラック・コーポレーションの取り組みに注目しました。

海外・国内合わせて約550名が働き、そのうちの約8割が女性というグッドラック・コーポレーション。会社の成長に合わせて、社員のライフステージも変化していく中で、社員が安心して、長期で働くことができるようにするために取り組んでいるのが「育児」をしながら働く社員の支援制度です。法律で満3歳まで認められている「時短勤務」ですが、グッドラック・コーポレーションでは、この時短勤務を「小学校入学」までと、期間を延長しています。人事採用部:部長 網谷早悠里さんは、この支援制度について「育児が理由でキャリアをあきらめて欲しくない」とお話してくださいました。それぞれの家庭で、それぞれの子育てのペースがあるように、お子さんの成長にも、それぞれのペースがあります。実際に、そうした環境にある社員の声に耳を傾けていく中で、「3歳になったから時短勤務は終わり」と決めるのは現実的でなく、期間を延長し、時短勤務を選択できることで、これからも、より多くの育児中の社員が長期で働き続けられる環境を整えています。
実際に、2人のお子さんの育児をしながら働く社員、鈴木由香さんは、この時短勤務の期間が延長されたことについて「3歳までだったら、仕事をあきらめなければいけないと思っていた」としながら今回、制度が改訂されたことで、「家庭と仕事の両立が、より叶えやすくなった」と、お話をしてくださいました。
こうした「現場」で働く社員と、その「生活に見合った制度」を拡充するグッドラック・コーポレーションでは、子育てだけではなく、社員の成長と生産性の向上を目指したプロジェクトも進んでいます。それが、社内制度充実プログラム「GOODLUCK WORKS 10」です。2017年からスタートした、この制度。現在は、7つのプログラムが設けられています。育児支援制度と同様に、今後、会社の成長や社員のライフ・ワークスタイルの変化に合わせて、求められる制度を追加し、最終的に10のプログラムが用意されていくそうです。最初から10のプログラムを決め切るのではなく、必要な制度を、必要な時に設けていく、という姿勢は、働き方を見直す上で、参考にできるスタイルなのではないでしょうか。
番組では、今、設けられているプログラムの中から「Working Program」と「Travel Program」を中心に注目しました。「Working Program」は、海外リゾート拠点及び沖縄での勤務を公募し社員がチャレンジできる機会を提供する、という制度。人事採用部:部長 網谷早悠里さんによると、「海外で勤務したい」と考えている社員に対し、その基準を明確にすることで社員のキャリア形成に対するモチベーションの向上を期待しているとのこと。また、グッドラック・コーポレーションでは、総合職採用を取り入れているのも特徴の1つで、Working Programという制度があることで、社員がチャレンジできる選択肢を提供することに繋がっているようです。

もう1つのプログラム「Travel Program」は、海外・国内の自社の拠点があるエリアに、社員が個人で旅行する場合でも、その費用の一部を補助する、という制度。リゾートウエディングを提供するサービスということで、セールスする拠点と、サービスを提供する拠点が離れている、という事業の特徴もあり、こうした「個人旅行」へのサポートを行う事で、自社サービスを、より体験し、理解する、ひいてはサービスの向上につながる、とのこと。会社のマネジメント層からも評価を得ている、このプログラムは、社員の利用率も高い制度として定着しているそうです。
4日間に渡って紹介した株式会社グッドラック・コーポレーションの取り組みから番組が導き出した「WORK SHIFT」のヒントは『周りに流されないオリジナリティを大切に!』でした。
社内制度充実プログラム「GOODLUCK WORKS 10」のように、最初からすべてのプログラムを設けるのではなく、必要な時に、必要な制度を設ける姿勢は、そこで働く社員のみなさんも働き方への「進化と変化」を“自然に”受け入れやすいのかもしれません。独自のペース、考え方で歩む「自信」をもつことが働き方を変える第一歩なのかもしれません。