まさに適材適所!人の個性に合わせた働き方で「原動力」を生み出す

2019.04.05 00:00
J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で
様々な企業が取り組んでいる「働き方」から、これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。1日のスタートに「新しい働き方」のヒントをシェアしています。

3月11日〜3月14日の放送では、キングパン協業組合についてご紹介しました。
今年で創業50年。愛知県豊田市を中心に、1日およそ5万食の学校給食のパン・ご飯の製造、供給などを行っている「キングパン協業組合」。豊田市といえば、大企業が工場を構える「モノづくりの街」。一方で、中小企業にとっては、「働き手」の競争が激しく、人材の確保が難しい環境でもあるんだそうです。そんな中、キングパン協業組合が注目したのが、「シニア」、そして「主婦」の活躍。

初日、月曜日は、キングパン協業組合・理事長の倉橋良幸さんにお話を伺ったところ、パン作りは早朝から仕込みの作業が始まるため、フルタイムの社員に働いてもらう事が難しく、「働き手」の確保に苦労をしていたそう。そこで、定年を80歳に定め、朝に強い「シニア」の「働き手」に注目。若い人が定着しない時間に、積極的に働いてもらっているそうです。その中で、「シニア」の方が働きやすいよう、体力的な負担を減らすための“昼寝”。さらに、仕事仲間と囲碁や将棋を楽しめる休憩室も設置しているそうです。

誰かにとっては「働きにくい時間」が、別の誰かにとっては「働きやすい時間」になる。
まさに適材適所な働き方を実践しています。
2日目は、実際に働く、「シニア」「主婦」の皆さんの「働き方」に注目!
キングパン協業組合・理事長の倉橋良幸さんによると、「シニア」の方は、朝5時から働き始め、午後1時、2時に終了。午後の時間が自由に使えるので、趣味や通院など、プライベートな時間として、有効的に使う事が出来ているそう。「主婦」の皆さんは、子供を送り出したあと、夕食の準備までの時間、出来上がったパンの袋詰め作業など、短い時間でも働いてもらっています。

昼間、フルタイムでは働けない。こうした、これまで眠っていた人材が“働きやすい時間”を有効活用することで、早朝の仕込みから、長時間の作業工程が必要な「パン作り」を、効率的に進めています。また、「シニア」「主婦」の方にとっては、働ける事そのものが、定年後の新たなチャレンジ、子育ての気分転換など、いい刺激にもなっているようです。
3日目は、地域の「主婦」の皆さんの「力」に注目!
キングパン協業組合では、主婦の方が働きやすいよう、子どもが家にいる長期休暇中に、仕事を休める制度を採用。学校行事などによる休みや、遅刻・早退の希望も細やかに対応をすすめています。こうした取り組みを進める中で、改めて「主婦」の皆さんの、「働き手」としての「力」を実感したという、倉橋理事長。出産・育児で仕事を離れてしまった女性の中には、優秀な人材も多く、事業を支える大きな原動力となっているそう。より、こうした採用を推進していこうと感じているそうです。

また、これまでは将来的なヴィジョンを掲げ、その実現に必要な人材を探してきましたが、「シニア」「主婦」といった、新たな「働き手」と関わる中で、「この人はこれが得意」、「この人は、こんなニーズに応える事ができる」など、社員中心、社員の特性を生かして、新しい仕事を考える事が増えたそうです。実際、様々な食材を製品にしてくれる職人と、地元の扱いにくい原材料を生かし、「TOYOCA」という新しいカステラの商品をプロデュースするなど、事業を拡大しています。
最終日は、キングパン協業組合が目指す、いま求められている「働き方」に注目!
「シニア」、「主婦」の働き手の採用を進める中、仕事への考え方も、大きく変化させてきたキングパン協業組合。朝に強い「シニア」の方には、早朝の仕込みの時間、「主婦」の方には、子供を送り出した後、夕食の準備までの時間。「仕事」に人を当てはめるのではなく、「人」に仕事を合わせ、人材を活かす!人柄や技術、一人一人の個性と向き合い、まさに「適材適所」を実践しています。今後も、働き手、一人一人と向き合い、結婚や出産、育児など、様々な生活の変化にたいして、「どうしたら働く事ができるのか」を一緒に考え、対応を進めていきたいと考えているそうです。
これまでのお話から導き出す「WORK SHIFTのヒント」は・・・『適材適所! 働き手と向き合う事が、働き方改革の最大の一歩!』

大きな改革、制度を整備する事だけが「働き方改革」ではない。働き手、一人一人の課題を、一つ一つ解決し続けていく事が、確実で、最大の「働き方改革」なのではないでしょうか。