J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で
様々な企業が取り組んでいる「働き方」から、これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。1日のスタートに「新しい働き方」のヒントをシェアしています。
2月18日・月曜日~21日・木曜日の放送では、一人ひとりがイキイキと働くための職場の取り組みに光をあてるプロジェクト、「第5回GOOD ACTION アワード」を受賞した株式会社 CaSyの取り組みにフォーカスして、スタッフのモチベーションアップを実現する様々な取り組みについてご紹介しました。
共働き世代の増加に伴い、急成長を遂げている「家事代行サービス」ですが、利用者の増加とともに課題とされるのが、人手不足の中、いかに人員を確保するか。2014年創業のCaSyでは、40代、50代の主婦の方や、副業として働く方、また、家事代行を専門に働く女性など、様々な働き手が空いた時間などで1日2時間から働けるシステムが導入されています。
そんな現代型の家事代行サービスを手がけるCaSy。1日目の放送では、働き手にも利用者にも優しい画期的なシステムについてご紹介しました。アプリを使った24時間予約可能システムやスタッフの配置なども全てITテクノロジーを導入し、効率化を図ることで、利用料を業界の相場の半分程度にすることを実現。また面接、研修を経たスタッフのみを採用しているという安心感で人気を集めるCaSyですが、元々は代表取締役CEOの加茂雄一さんが家事代行の利用者だったことから、その便利さに感動し、このサービスをもっと広めたいと起業。人生にとっての大切な時間をより多く過ごせるように…そんな利用する側の気持ちによりそってスタートしたCaSyのサービス。ユーザーの家庭の中には、奥様が妊娠中というケースも多いようですが、妊娠、出産、そして子育てと、より多くの時間が必要になる中で、大きな助けとなっているようです。
2日目の放送では、「キャスト」と呼ばれる家事代行スタッフの働き方についてフォーカスしました。
現在、キャスト約6,000人、本部は40人弱と少数精鋭で運営を行なっているというCaSy。隙間の時間に働いたり、副業、パラレルワークとして働くキャストも多くいるようですが、業務委託契約の中でも10ランクに分かれ、技能や経験によりエプロンの色に種類を持たせたりとモチベーションアップにつながるアプローチが取られているようです。また、会社とスタッフたちが分かち合う指針「クレド」を設け、CaSyならではの、おもてなしの気持ちを共有することで、キャスト達の間でも一体感が生まれているようです。
3日目は、人手不足といわれる現代において、約6,000人のキャストを抱えるというCaSyの取り組み「日報」の返信制度について取り上げました。
お客様の元で家事代行を行ったキャストたちが、その報告として送る「日報」。業務の引き継ぎだけでなく、キャストの意見を吸い上げたり、クレドを浸透させたりと様々な役目をしている日報ですが、CaSyでは特記事項のない日報には、システム上で感謝の言葉が自動返信され、返信が必要と思われる日報が上がってきた場合には、本部が必ず返信するという少数体制でも回せるシステムを導入しているそう。オリジナルのスタンプを使ったり、また、返信を行う本部ではゲーム性を持たせたりと、楽しんで業務を行えるモチベーションマネージメントが行われているようです。
4日目は、キャストを大切にするCaSyの様々な取り組みを取り上げました。
働き始めは不安が多い家事代行サービス。そこで、先輩キャストが新人とコミュニケーションをとれる場を作り、悩み、不安を相談したり、技術の習得に努めたりする機会が設けられているそう。また、月1回、「しゃべり場」というキャスト同士が仕事の喜びなどを共有できる場を設けたり、月間MVPの表彰、お誕生日メッセージの配信など、キャストのモチベーションアップを図り、離職率も劇的に減ったというきめ細やかなアプローチをご紹介いただきました。
最後に、4日間にわたってご紹介してきた株式会社CaSyの取り組みから番組が導き出した「WORK SHIFT」のヒントは、『モチベーションコントロールで、クオリティもアップ』でした。
日報の返信、ゲーム性をもたせたタスクマネージメント、また、副業として、少しの時間しか働かないキャストでも、一人一人がステージに上がるように仕事で輝ける環境作りと様々なアプローチで、キャストや本部のスタッフのモチベーションアップに努めているCaSy。人手不足が深刻な業界にあっても、安心とやりがいを持って働ける体制づくりで、サービスのクオリティの向上を図り、その結果として、6万人もの利用者を惹きつける人気に繋がっているようです。