業務は効率化しても人の繋がりは省略しない働き方

2019.02.06 00:00
J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で様々な企業が取り組んでいる「働き方」から、これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。1日のスタートに「新しい働き方」のヒントをシェアしています。

1月14日~1月17日の放送では、シェアNo.1と言われるクラウド会計ソフトをはじめ、スモールビジネスのバックオフィス業務を効率化するクラウドサービスを開発・提供しているfreee株式会社の取り組みをご紹介しました。
個人を尊重する働き方や職場づくりに徹底的にこだわっているというfreee。
今回は、カルチャー推進部部長の辻本祐佳さんにお話を伺いました。
1日目の放送では、五反田にあるfreee株式会社のオフィスにフォーカス。
仕事がしやすい、自由な雰囲気が溢れるオフィスづくり。そこには自由な発想が生まれる環境や、リラックスできる空間があふれています。
まるでカフェのような「アソビバ」と呼ばれる広いスペースには、テーブルや椅子だけでなく、卓球台や筋トレマシーン、そして時には鍋を囲むという畳とちゃぶ台のスペースまで。
また地下には、仮眠も取れるビーズクッションが置いてあるフロアなど、まるでアメリカのIT企業のようなオフィスとなっているのですが、実はここには、リモートワークなどオフィス離れが強まる中、あえて会社に来ること、一緒に働いてコミュニケーションを取る事を大切にする社風が現れているそう。
効率化できるものはテクノロジーを駆使して、人と人とのつながりは省略しないことで、より革新的なビジネスを展開しているようです。
2日目の放送では、育児休暇制度についてご紹介しました。
全社員のうち、3分の1がエンジニアというfreee株式会社ですが、産休、そして育児休暇制度も充実していて、男性の取得率もかなり高いそう。社内のSNSには働くパパ達のコミュニティも出来上がっており、育児の相談やエンジニアならではの子育てにまつわるギアなどの情報交換もされているそうで、男性の育休取得は当たり前、という空気感がすでに根付き、気兼ねせず休暇を取得できる体制づくりに繋がっているようです。
また他にも、衣・食・住を重視するというfreee株式会社では、オリジナルのTシャツやパーカーなどを支給したり、『スナック「燕」』と呼ばれる、経営チームがスナックのマスターやママを務め、社員をもてなしたりという場も設けられているそう。
こういったアプローチにより、社内の連帯感が強まり、freeeが大切にする社員同士のコミュニケーションも深まっているようです。
3日目は、昨年2月に新設されたダイバーシティ推進室についてご紹介しました。
LGBTフレンドリーな会社として、「PRIDE指標 2018」でも最高ランクの評価を2年連続で取得しているというfreee株式会社。
すべての社員が自分らしく働ける職場を目指して設けられたダイバーシティ推進室では、LGBTフレンドリーな環境づくりを進めるだけでなく、男性が多い会社の中でマイノリティとなっている女性達の声を汲み取ったりと、それぞれのアイデンティティを尊重したりする職場づくりが行われているそう。
男性の育休取得などもそうですが、「男性だから」といった固定概念を取り払い、すべての人が自由に、自分らしく働ける環境がfreee株式会社では浸透しているようです。
4日目は、freee株式会社が尊重する働き方、そして、目指すものを伺いました。
クラウド会計ソフトなど、デジタルなものを扱う会社だからこそ、社員間のコミュニケーションを重視するという社風から生まれた様々な福利厚生制度やオフィスづくり。そこには、プライベートと仕事を分けず、どちらの環境でも自分らしさを発揮できるという環境づくりが行われています。
テクノロジーを駆使する中でも人間らしさを失わない、新たなコミュニケーションの形が働きやすい職場を作り上げているようです。

最後に、4日間に渡ってご紹介してきたfreee株式会社の取り組みから番組が導き出した「WORK SHIFT」のヒントは、『業務は効率化しても人の繋がりは省略しない働き方』でした。

シェアNo.1を誇るクラウド会計ソフトを提供しているfreee株式会社。
業務を効率化させることに特化した会社ながらも、社員同士のコミュニケーションを重視することで、連帯感や自由でフラットな空気が生まれ、仕事場でもプライベートでも変わらず「自分らしくある」という生き方が実現できる職場環境となっているようです。
技術で効率化できるところは徹底的に効率化し、人と人との繋がりは徹底的にこだわる。そんな姿勢がまさに新しい時代の働き方なのかもしれません。