株式会社CRAZYが実現する「生きること」と「働くこと」を分けない働き方

2019.01.16 00:00
J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で様々な企業が取り組んでいる「働き方」から、これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。1日のスタートに「新しい働き方」のヒントをシェアしています。

12月17日~12月20日の放送では、株式会社CRAZYのユニークな福利厚生制度や新しい働き方についてご紹介しました。

クライアント一組一組とゆっくりと時間をかけた完全オーダーメイド・ウエディングを提供し、業界に革命を起こしたといわれている株式会社CRAZY。
創業から7年目に入り、現在はウエディング・プロデュースだけでなく、法人向けのイベント企画から組織コンサルまで行う会社として、従業員100人、アルバイト300人を抱える一大企業に成長する一方、そのユニークな働き方にも注目が集まっています。
ウエディングだけでなく、人生に寄り添う企業を目指しているというCRAZY。
お客様に提案をする社員自体が幸せでないと、会社としても成長できないとして、社員自身が必要なものを福利厚生の制度として取り入れるうちに制度が増えていったということなのですが、1日目の放送では、福利厚生制度の一つ、「子連れ出社制度」をご紹介しました。
社内に設けられた託児スペースに「ナニー」と呼ばれるシッターさんたちが常駐しているというCRAZY。出産という経験は何よりの財産として、その経験を会社で生かして欲しいと考える社風から、100%の復職率、産後6か月で仕事に戻る女性もいるということなのですが、平均6人程度の子供達が一緒に出社しているそう。子供達が社内を走りまわっていたりすることもあるそうですが、社員全員で子育てするイメージで、この制度により子育てと仕事の両立も可能で、また他の社員にとっても貴重な経験をする良い効果となっているようです。

「人生が変わるほどの結婚式」をコンセプトに、完全オーダーメイドのウエディング「CRAZY WEDDING」を運営している株式会社CRAZY。
参列者全員を魅了するというそのプロデュース力は、業界でも一目置かれる存在のようですが、クリエイティブな仕事をするためにも社員の働き方には様々な工夫がされているよう。
2日目の放送では、そのユニークな福利厚生制度の一つ「グレート・ジャーニー制度」をご紹介しました。
旅をするために1ヶ月の休暇が取れるというこの制度、休暇を取得する前にどこへ行くかを伝え、旅先での経験を仕事に生かしてもらうというもので、代表の旅で人生が変わったという経験から生まれた制度。世界一周に挑む人や、目的地を決めない旅など、様々な旅の仕方があるようですが、クリエイティブな仕事だからこそ、旅で得た様々な貴重な体験や出会いを仕事のアイデアとして還元してほしいと言う気持ちが込められている、と人事責任者の乾 将豪さんがお話くださいました。
休暇とは言っても、そこで得るものが会社にとって大きな糧となっているという「グレート・ジャーニー制度」。100%オリジナルの世界にひとつしかないウエディングを作り出し、驚異の満足度と言われているCRAZYのオーダーメイド・ウエディング。そのアイデアの源は、こういった制度からも生まれているようです。
3日目の放送では、創業当時から続く、ユニークな福利厚生のスタート地点ともいえる「自然食ランチ制度」、そして「働き方提案制度」をご紹介しました。
そもそも、CRAZYが多様な福利厚生制度を設けるきっかけとなったのは、代表の「健康であることが第一」という姿勢から。その原点ともいえるのが、「自然食ランチ制度」で、設立当時は、社長自らが食事を作り、社員全員でランチを取る、というシステムだったそう。現在でも、社員全員、そしてこちらでウエディングを挙げたお客様や取引会社の社員、また社員の家族など、自由に参加できるようになっていて、多い時には100人以上でランチを取る時もあるのだとか。
そして、「働くことと生きることを分けない」という考え方から、ライフステージによって働き方を自ら提案して働くという「働き方提案制度」では、ご主人の転勤に伴い、地方に移住しながら東京でも働くという2拠点勤務をされている方や、アメリカに留学しながら勤務するという役員もいるそうで、使う人が自分から制度を作るべき、という考え方が社内にも浸透しているようです。
最終日の放送では、ちゃんと寝ることで報酬がもらえるという「睡眠報酬制度」をご紹介しました。5日間6時間以上の睡眠を取るとインセンティブがもらえるという制度で、毎日ちゃんと寝ればその報酬は6万円にもなるそう。科学的なアプローチで睡眠の改善に取り組むマットレスで有名なエアウィーヴ社の協力のもと、健康経営を推進する福利厚生制度の一貫として導入され、「働きすぎ」とも言われる日本で、「睡眠」に注目した初のアプローチということで、海外からも注目を集めているそう。睡眠をとることで集中力が上がり、生産性の向上、また精神的にもゆとりが生まれ、仕事のコミュニケーションもスムーズになっているようです。

最後に、4日間に渡ってご紹介してきた株式会社CRAZYの取り組みから番組が導き出した「WORK SHIFT」のヒントは、『生きることと、働くことを分けない』でした。

幸せを届けるためには、社員も幸せでなければ、と様々な福利厚生制度を導入し、その制度も制限するものではなく、必要なもの、あったらいいな、を生み出していくものであり、使う人が自分にあった制度を作るという発想で考案されているというCRAZY。
「仕事をとるか、プライベートをとるか」と分けるのではなく、どちらも両立するという理想をとことん追求しつづけ、既成概念にとらわれない自由なマインドで新しい時代の働き方を実現されているようです。