遊ぶことが仕事!?想像を掻き立てるユニークな仕掛けづくりとは

2018.10.17 00:00
J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で様々な企業が取り組んでいる「働き方」から、これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。
1日のスタートに「新しい働き方」のヒントをシェアしています。

9月24日~9月27日の放送では、月間300万人以上が利用する日本最大級の“遊びのリアル体験投稿メディア”「PLAY LIFE」の開発・運営をしている「プレイライフ株式会社」の働きかたをご紹介しました。

「毎日を最高の思い出に」をテーマに、ユーザーが実際に体験し、その体験を遊びのノウハウとしてプラン化することで、あそび情報を検索・共有・投稿が出来る体験共有サイト「PLAY LIFE」の開発・運営。そして、自治体やレジャー施設、鉄道会社などの広告制作から、遊び方の提案やプロデュース。さらに、地域の魅力を発信できるインフルエンサーの人材育成など・・・“遊び”に関する業務を展開している「プレイライフ株式会社」。

“3か月ごと5日間の<旅有給休暇制度>”など、スタッフの方々の“遊び”を充実させる為の制度を多数、設けています。代表取締役CEO 佐藤太一さんは・・・「僕らは“遊びを仕事にする”という、これまでの概念をぶっ壊すようなことをやっている。そのためにはみんなもっと遊ばなきゃならない。そのためには遊びをサポートする環境を整えるところから始めなければ、ということから、制度を充実させた」と語ります。こうした福利厚生はスタッフの周りの人たちからも喜ばれ、会社のファン作りに繋がっているようです。

さらに、「 “遊び”とは1日のストーリー。ご飯を食べる、飲み会に行くだけじゃなく、喜びや驚きがあり、ご飯から観光からお買い物から宿泊・移動まで、すべてストレスフリーで行けるという完璧なお出かけプラン・・・それが僕らにとっての“遊びの定義”。そのプランを演出するためには、スタッフ自らが、遊びを知っていないといけない」とのこと。佐藤さんがこうした“遊び”を仕事にしようと思ったのには、ご自身が辛い時期、自分の人生を振り返った時に遊ぶことの大切さに気づいたことがきっかけでした。これが、体験投稿サイト「Play Life」の開発・運営に繋がっています。
2日目は、今年の6月に設立5周年を迎え、より革新的な“遊び”を提供するための新しい試みとして立ち上げた5つの新制度をご紹介しました。

 ①《ひと月、5万円の「お小遣い制度」》
 ②《ゲーム機やソフトの発売日の購入休暇制度》
 ③《月額4万円分まで友達などに仕事を依頼できる制度》
 ④《1週間のうち10%の業務時間を、個々のスキルアップに充てる時間の設置》
 ⑤《3ヶ月ごとに5日間の旅有給休暇》

この制度の設立には、スタートアップ企業だからこその考え方があります。
「とにかくスピード感を重視。時代のニーズに敏感であり続けるということは3ヶ月が1年に匹敵するほどの密度、意味を持っている」と語るCEOの佐藤さん。だからこそ、働く時と休む時のメリハリをつけられるようにと、この制度を立ち上げたとのこと。さらに「特に一人旅をすると、いままで見えていなかったものが、とてもありがたいものだとわかる。そういう気付きがある」と語ります。多くの休暇制度を設けた結果、社員の満足度は高く、会社設立から5年間で退職者はひとりもいません。

実際に制度を利用して、取材の前日までタイに遊びに行っていたという、スタッフの“遊びプロデューサー”内田あゆみさんは「毎回制度を使っています。リフレッシュしました」とのこと。「私も遊んでいますが、社長の方が遊んでると思います(笑)」とも語ってくれました。しかし内田さん、ただ遊びに行くだけでなく、旅の思い出を、自社で開発・運営している体験投稿サイト「Play Life」に記事を掲載。“遊び”と“仕事”、どちらも兼ね備えているという実情が伺えました。
3日目は、設立5周年を迎えての新制度の具体的な内容をご紹介しました。

《ひと月5万円のお小遣い制度》とは・・・“遊び”の経費を会社が負担、やったことのない遊び、いま人気の遊び、友達や恋人を幸せにする遊びなど、体験した遊びを自社で運営をしている体験投稿サイト「Play Life」に記事を投稿することで“仕事”にも繋がるという、まさに“遊び”を仕事にしている会社ならではの制度。「毎月領収書を見て、『みんなよく遊んでるな!』と(笑)。でも、それが、よく遊んでくれてそれが記事としてアップされることで遊びのデータベースは深くなるし、周りの人も楽しんでくれるというのは良かったのでは」と、佐藤さんは語ります。

また、《友達クラウドソーシング》とは・・・スタッフが、本来やるべき仕事に集中するため、友達や家族に、領収書やデータの整理など単純な業務を月4万円まで依頼できるという制度です。佐藤さんは「『なすべき人がなすべきをなす』というのが、21世紀の働き方のキーワードでは」と。これは、働き方改革が叫ばれる今、新しい働き方のヒントかもしれません。
最終日は、設立5周年を迎え、この9月に移転した新オフィスについてご紹介しました。

このオフィスは、従来のオフィスのような形ではなく、3LDKのキッチンやシャワールーム付きの物件。そこには「リラックスしたスペースで集中して、サービス創りに向き合って欲しい」という想いがあります。

移転に伴い、新たな体制づくりの強化を目的に、
①「ビストロPLAYLIFE」
②「マンスリーSWEETSパーティー」2つの制度を導入しました。

①「ビストロPLAYLIFE」とは、ひとつ屋根の下、チーム対抗となってキッチンで料理を作り、みんなで昼食や夕食を食べるという食事補助制度。「スタッフの“胃袋をつかむ”ことは、会社の人間関係を円滑にする上で重要なこと」と佐藤さん。そして、②「マンスリーSWEETSパーティー」は、男性エンジニアの募集を軸に社内外の交流を深める目的があり、これから毎月行う予定とのことでした。

そんなお話から導き出す「WORK SHIFTのヒント」は…『人生は、遊びで出来ている』
“遊び”に仕事を見出した、佐藤太一さん言葉です。物事には、視線を変えるだけで、見えてくるものがあります。ご紹介した、“働き方”に関する数々のユニークな制度は、そのイマジネーションを生み出す“きっかけ”かもしれません。