J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で様々な企業が取り組んでいる「働き方」から、これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。1日のスタートに「新しい働き方」のヒントをシェアしています。
6月4日〜6月7日の放送では、株式会社「AsMama」が提案・提供する、アプリを活用した「子育てシェア」、そして「コミュニティー作り」についてご紹介しました。
月曜日は、「子育てシェア」とはどんなモノなのか?
そして、「AsMama」が起業したキッカケについて、株式会社「AsMama」事業グループの可知友さんにお話を伺いました。
「1時間だけ子供を預かって欲しい」「この日のお迎えだけ、手伝って欲しい」。そんなピンポイントな「子育てでの困りごと」を“シェア”して、助けてもらうプラットフォームとして、アプリ「子育てシェア」を提供している「AsMama」。
顔見知り同士による「子育てシェア」は、昔ながらの“ご近所付き合い”のようなコミュニティーを新たに作り、広げています。
すでに、累計登録会員は、全国で5万人を超え、総務省「ICT地域活性化大賞2017」で、大賞、そして総務大臣賞を受賞しています。
そんな「AsMama」の企業の背景には、子育てを始め、様々な理由で仕事を離れ、やる気もスキルもあるのに、職場に復帰できない多くの女性の存在があったそう。 “働きたい女性”に対して、より「サポート」を届けていきたいという思いから、インターネット、アプリを使った「子育てシェア」のサービスが生まれました。
2日目は、「子育てシェア」を中心に広がる、地域のコミュニティーについて。
「子育てシェア」で大切にしていることは、誰にでも「シェア」を出来るのではなく、顔見知り同士だけが「子育てシェア」できるというポイント。
また、「AsMama」を通した「子育てシェア」には、「保険」も適用されることも安心に繋がります。
さらに、この「子育てシェア」が広がっていく事で、生活している地域に、親戚や友達など、頼れる人がいない家族にも、親同士、子供同士の“コミュニティー”、安心して子育てをしていける環境を作る事ができているそうです。
3日目に注目したのは、「子育てシェア」の具体的な活用例。
「AsMama」では、今年の1月から地域の団体とのパートナーシップの提携もスタートし、北海道から九州といった地方から、首都圏を含め、すでに30団体以上が参加しています。
こうした中で、普段は子育てと仕事を両立できているけれど、仕事が忙しいシーズンや、ピンポイントな時間、急な仕事など、柔軟な「子育てシェア」の活用例を、株式会社「AsMama」事業グループの可知友さんに伺いました。
現在、「AsMama」に登録者しているユーザーは5万5千人を超えていますが、実際に「子育てシェア」を利用した。というユーザーは、まだまだ少ないそう。ですが、一度「子育てシェア」を利用した人のリピート率は、90%を超えているんだとか。
この事からも、ピンポイントな「子育てでの困りごと」を解決する事で、仕事はもちろん、様々な選択肢が広がっている事が伺えます。
そして「AsMama」が積極的に行っているのが、地域での交流イベント。サポーター主催のモノも含め、年間1500回も開催。こうしたイベントを通して、少しでも子育ての悩みを相談する“ハードル”を下げていきたいというお話も伺いました。
最終日には、「子育てシェア」を軸に提携した、様々なサポートに注目。
スマホ、アプリを利用して、子育てをしていく中で生まれてくる「ちょっとした困りごと」を、地域でサポートする「子育てシェア」は、これまでの保育園や幼稚園、行政サービスだけでは対応しきれなかった、“柔軟な子育てサポート”として、地域はもちろん、企業や施設からも注目を集めています。
商業施設を「子育てシェアの拠点」にする事で、地域における施設のブランディングに生かしたり、同じマンション内で、子育てサポートのツールとして「子育てシェア」が活用されています。
こうした中、株式会社「AsMama」事業グループの可知友さんが課題としてあげたのは、子育てを、他人に頼る事への“罪悪感”。子育ては家族だけでなく、地域で協力して、より良くする事ができる。こうした価値観を、「子育てシェア」を通して発信していきたいとおっしゃっていました。
そんなお話から導き出す「WORK SHIFTのヒント」は・・・『子育てシェアで、親も子供も、新しいことにチャレンジできる!』
仕事のために、「この1時間だけ子供を預かって欲しい」「この日だけ、お迎えをお願いしたい」。こうした「困りごと」のシェアで、新たな地域コミュニティーが広がり、お子さんにとっては、普段とは違った環境を経験する“チャンス”になる!
「困りごと」をキッカケに、「子育てシェア」で広がる新しい可能性を、皆さんも周りでも広げてみてはいかがでしょうか。