コミュニケーションによって「コークリエイション(価値共創)」を生み出す『Atlya』編

2018.05.23 00:00
J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で様々な企業が取り組んでいる「働き方」から、これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。
1日のスタートに「新しい働き方」のヒントをシェアしています。

4月30日〜5月3日の放送では、今年4月に、渋谷区・参宮橋にオープンした、コークリエイションスペース『Atlya(アトリア)』に集まる人々の、働きかたをシェアしました。

ソーシャルデザイン・ブランディング・プラットフォームデザイン事業を手掛ける株式会社 エモーヴが運営し、「コークリエイション(価値共創)」を生み出す空間として、小田急線・参宮橋駅から徒歩3分にオープンした『Atlya』。

メンバー制のカフェラウンジ型コークリエイションスペースで、会議室はもちろん、キッズ・スペースもあり、「子育て」と「仕事」が、当たり前に共存しているのが、他のコワーキングスペースとの大きな違いです。

「出産」や「子育て」を理由に、それまでの職場で働き続ける事が難しくなり、フリーランスを選ばざるを得なかった、女性たちの存在。こうした女性たちが集まり、「コークリエイション(価値共創)」を生みだしながら、「子育て」と「仕事」を、切り離す事なく活動できるスペースとしてオープンしました。

初日となる月曜日は、この『Atlya』の運営をはじめ、“女性”と“社会”の関係について、様々な形で発信をしている株式会社エモーヴの代表取締役の井尾さわこさんにお話を伺いました。
2日目は、『Atlya』を中心に作り出されている“新しい繋がり”に注目。
番組が取材に伺った、平日の昼間にも、多くの女性、そしてお子さんが集まり、キッズスペースを併設したカフェスペースには“会話”が溢れ、まさに「カフェ」のような雰囲気を持った、コークリエイションスペース。この雰囲気こそ、『Atlya』で、新しい“繋がり”を生み出すキッカケなんだそうです。

なかなか気軽にオフィスに社外の人は呼べないけれど、カフェ、そして食事がある事で、人を呼んだり会話の敷居を下げることが出来ているそう。そして、カフェでの会話から、会議室だけでは生まれない、新しいアイディアが生まれてくる。

『Atlya』の利用者の多くはフリーで働く女性クリエイターや、『Atlya』の周囲で生活している産休、育休中の女性たち。そんなみなさんが、産休、育休中でもキャリアをアドオンできるような場所として、日々、この場所に集まっているそう。

実際に『Atlya』の利用されている、舞踊家の矢作聡子さんにもお話を伺ったところ、「フリーランスで活動しているだけでは、出会えなかった人たちと出会い。繋がる。」そんな場所として、『Atlya』で自分の可能性を広げているそうです。
3日目に注目したのは、『Atlya』が提案する「コークリエイション(価値共創)」。
「カフェ」「キッズスペース」「会議室」「サロン」「アトリエ」「撮影サービス」など、様々な機能に加え、地域の交流の場として、「離乳食ワークショップ」や「お子さん向けのプログラミング教室」「料理・お菓子作り」など、様々なイベントを開催している『Atlya』。

女性の利用が多い『Atlya』ですが、だからこそ、男性にとって“発見”がある空間。育休を取っている男性が、会社にいるだけでは出会えない、様々な“働き方”に出会える場所として活用したり、見学に訪れることもあるそうです。

こうした、“人”や“働き方”との新しい出会いから、「コークリエイション(価値共創)」を目指している『Atlya』では、フリーランスで仕事をしている方どうしが、一人だけでは出来ないプロジェクトに、一緒に取り組む“チーム”を組むなど、新しいビジネス、可能性が生まれているそうです。

そこには競合や、企業の垣根を越えた“つながり”も生まれ、そこに、イノベーションの可能性があると、『Atlya』を運営する、株式会社エモーヴ・代表の井尾さんはおっしゃっていました。
最終日には、『Atlya』から見えてきた“自然な働き方”に注目。
「働き方改革」「女性の活躍推進」が言われる以前から、こうした問題に取り組んできた、『Atlya』を運営する、株式会社エモーヴ・代表取締役の井尾さわこさんが、これまでの活動を通して、気づいたことは、働き方の制度より、「◯◯で困っている」と言えるコミュミケーション環境が重要だということ。

だからこそ『Atlya』の中心には、会話が弾む“カフェ”、そして、お母さんとお子さんが自由に遊べる“キッズ・スペース”があるわけなんですね。

株式会社エモーヴでも、時間がなくても会話ができるよう、共感的コミュニケーションを取り入れ、 対話を多く持つように積極的に取り組んでいるそう。

仕事のために、頑張って自分を武装するのではなく、積極的なコミュニケーションによって、チームや職場、会社全体で仕事、課題を解決していくことが、本来あるべき“働き方”だと、お話いただきました。

そんなお話から導き出す「WORK SHIFTのヒント」は・・・『会話が弾めば、“仕事”も“働き方”も弾み出す!』
コミュニケーションによって、仕事、働き方を、より効率的にしていくことができる。まずは、朝の挨拶からスタートしてみてはいかがでしょうか?