「休暇」も「お仕事」?!クリエイティブな働き方で発想力もアップ!

2018.05.07 00:00
J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で様々な企業が取り組んでいる「働き方」から、これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。
1日のスタートに「新しい働き方」のヒントをシェアしています。

4月9日から12日の放送では、ロゴ、ウェブ、グラフィック、紙媒体など、様々なデザインを手掛けるワヴデザイン株式会社の新しい「働き方」をシェアしました。

まず初日の放送では、ワヴデザインの「11ヶ月働いて1ヶ月休む」という休暇についてご紹介しました。
社会人になると、なかなか取れない長期休暇。ですがこちらの会社では、クリエイティブであるためのアプローチとして、福利厚生ではなく「プロジェクト」として、「11ヶ月働いて1ヶ月休む」という休暇を設けているそう。良質なアウトプットを続けるための良質なインプットの手段として、「休暇も仕事の一つ」、という考え方の元に行われているそうですが、取得者は取得後にプレゼンを行い、得たもの、身についたことなどを発表しなければならないそうなんです。もともと旅好きだった代表と取締役の中村さんたちが、休みを取るために考えたこのアプローチ。実現のためには、社員を増やし、仕事もすべてチーム制でするようにし、誰が抜けても他のメンバーがカバーできるような環境を整えることからスタートされたそうです。
2日目の放送では、そんな「11ヶ月働いて1ヶ月休む」という休暇を実際に取得した方の声をご紹介。
プログラマーの茶木太徳さんは、この休みを使って、スペイン巡礼の旅に出られたそう。
もともとやりたかった巡礼の旅ですが、そのためには仕事を辞めるか、転職が必要なところ、このプロジェクトを使って、夢を実現。デスクワークの毎日から、日々20キロ~30キロ歩くという全く違った生活を送ることに。
1ヶ月の休暇取得後には、プレゼンを行い、その際に始めて、自分のやり遂げたことの大きさを感じたといいます。
取得者自信、達成感や様々な心境の変化が生まれたり、また同僚たちは、他のメンバーの意外な個性を知ることになったり、コミュニケーションも生まれるというこの制度、あくまでも「福利厚生」ではなく、クリエイティブな「プロジェクト」として行うことで、有意義な休暇になっているようです。
3日目の放送では、ワヴデザイン株式会社のクリエイティブな働き方の例として、「名刺をバラバラにする」というプロジェクトに注目。これは、社員一人ひとりの個性を尊重する形で、クリエイティブな発想を表現するプロジェクトとして行われていたもので、社員それぞれが自分の名刺をデザインするというアプローチ。それぞれが違ったデザインの名刺を作ることで、クライアントは、そのデザイナーのテイストや表現方法、そして、キャラクターまでも感じ取ることができ、また、社員にとっては、様々な印刷技術を試したり、と、スキルアップにもつながる一つの自由な表現手段となっているようです。
ちなみに、これもあくまでも「プロジェクト」であるため、現在はまた統一された名刺に戻っているそうで、その柔軟性も新しい「働き方」の一つなのかもしれません。
最終日の放送では、ワヴデザインが考える「新しい働き方」について、伺いました。
「11ヶ月働いて1ヶ月休む」という休暇を実際に実現させるために社員を増やしたというワヴデザイン株式会社ですが、現在は、拠点を増やし、土地にも縛れない働き方を実現するために、大阪や福岡など、様々な土地で社員を募集中なんだそう。そして、「仕事をしていて一番嬉しいのは、「あなたと一緒に働きたい」とクライアントからいわれること」と言う取締役の中村和貴さん。そのためには、個を大事にしながらもチームで働く良さも楽しみつつ、刺激しあって、会社に依存せず、自分だけでも戦えるスキルを身につけること、が新しい働き方を実現する手段だといいます。
社名の「ワヴ」は「We Are Better」の略、常により良いものを生み出すことを目指し、働きか方自体も進化する、そんな先進的なマインドがたっぷり感じられました。
そして、今週のお話から導き出した「WORK SHIFT」のヒントは・・・・『 自由なマインドで、仕事も働き方もクオリティアップ』でした。
個を大切にしながらも、チームで働く良さも取り入れるという自由で柔軟な働き方、固定概念にとらわれず、制度ではなく「プロジェクト」として働き方をもクリエイティブな作品として捉えるアプローチ、そこには常に、「変化」を恐れず、「進化」につながる働き方が見られました。