8月7日「花の日」に考える、人生の終焉と花。「最期は“好きな花”で」が新常識に。

2025.07.31 16:47
株式会社LIVENT
~「菊」の出荷量が減少し続ける理由か。独自調査で、9割が菊ではなく好きな花で見送られたいと回答~

超高齢社会に生きる人々の心の豊かさと生活の質の向上をビジョンに掲げ、ライフイベントに関連する事業を展開する株式会社LIVENT (代表取締役:三上力央、本社:東京都品川区) は、8月7日の「花の日」に合わせて、「最期に贈られたい花に関する調査」を実施しました。その結果、従来の菊やユリだけでなく、季節の花や個人の「好きな花」を望む声が9割であることがわかりました。現代社会において、人々が人生の終焉においても個人の意思や自分らしさを反映させたいという意識が高まっていることが明らかになりました。

【調査結果サマリー】
・花で送られたい人は、92.8%。
・送られたい花は、「季節の花」「自分の好きな花」で7割を占める結果に。葬儀の花として印象の強い「菊」で送られたいと思う人は5.5%と最も低い回答となった。
・「好きな花で送る」ことが残された側にも癒しや満足感をもたらす重要な要素であることが浮き彫りになった。


【5つの視点で読み解く、調査結果トピックス】
1.花で送られたい人は92.8%――「温かく明るい別れ」への期待
92.8%が「花で送られたい」と回答。その理由には、「明るく旅立たせてあげられる」「暗い印象を払拭できる」「心が和らぐ」など、花に託した前向きな想いが集まりました。花が「癒し」や「前向きな旅立ち」を象徴する存在として重視されていることがうかがえます。自由回答からは、下記のようなコメントが寄せられました。
- 「花に囲まれていると、悲しい場も優しい空気に包まれる」(40代・女性)
- 「故人らしさを花で表現できた。」(60代・女性)
- 「華やかな最期は、送り出す側の心も和らげてくれる」(50代・男性)
「花で送られたい」と思いますか?の回答で、92.8%が「そう思う」と回答

2.送られたい花は、「季節の花」「自分の好きな花」
7割が「季節の花」「自分の好きな花」で送られたいと回答。ユリ(22.4%)、バラ(21.1%)の他、「ひまわり」や「桜」など、特定の思い出や季節と結びついた花を挙げる回答も。自由回答では、「香りで記憶に残る葬儀にしたい」「花の色味で自分の個性を表現したい」など、「自分らしい花で送られたい」という強い想いが数多く見られました。
「どんな花で送られたいですか?」の回答で、7割が「季節の花」「自分の好きな花」。「菊」は5.5%。


3.「菊」は63.7%が「葬儀の花」と認識。
「葬儀の花」と聞いて、最初に思い浮かぶ花は何か?の設問では、63.7%が菊の花と回答し、現代でもなお、「葬儀=菊」のイメージが根強く残っている印象となりました。しかし、同時に「菊」に対しては、「昔ながらの葬儀の印象が強い」(64.3%)、「暗い印象がある」(31.6%) というネガティブな意見も目立ちました。自由回答でも、「菊だけではなく、色とりどりの花で温かく送ってほしい」「自分の好きな花で見送られたい」といった想いが多く寄せられ、「葬儀=菊」という固定観念の変化も読み取れます。
菊の花に対してのイメージは「昔ながらの葬儀」が64.27%

4.「花で送る」体験者は2割、しかし体験談は深い共感を生む
実際に「花で送ったことがある」と回答した人は21.6%にとどまりましたが、具体的な体験談には、下記のようなコメントが並び、“花で送る”ことが残された側に癒しや満足感をもたらす重要な要素であることが浮き彫りになりました。
- 「花祭壇で父を送り、波をイメージした花の演出が父らしくて感動した」(50代・女性)
- 「母の好きだったコスモスで飾った。明るい色に囲まれて気持ちが穏やかになった」(60代・女性)
- 「好きな花で棺をいっぱいにした。家族の後悔が少なかった」 (40代・男性)



5.「花葬儀(R)」は認知途上も、体験への期待と関心は高まる

「花葬儀(はなそうぎ)という言葉を「知っていた人」は39.1%。「初めて聞いた人」は47.4% という結果となり、まだ一般的とはいえない結果に。しかし、自由回答には「花葬儀という言葉は知らなかったが、実際に見たらとても素敵だった」「今後自分も検討したい」という前向きな声が多数見受けられました。「知らなかったけれど体験したら良かった」というギャップが広まることで、葬儀の概念が変わる機会も今後増えることが予想されます。

【まとめ:「好きな花で人生を締めくくる」、という新しい弔いのスタイル】
今回の調査で明らかになったのは、「花で送る」葬儀が単なる祭壇の装飾にとどまらず、故人の人柄やご家族の想いを象徴する、極めてパーソナルで、感情的な儀式になり得るということです。

自由回答で見られた 「明るいお別れ」への強い願い。「華やかで穏やかに」「思い出の花に囲まれた旅立ちに」「子どもたちに明るく見送ってほしい」。これらの声に共通するのは、死別の場を単に悲しみで覆うのではなく、故人と過ごした日々を愛おしみ、心を込めて見送る時間にしたいという願いです。

花には、色や香り、咲く時期といった五感を通じて記憶に残る力があります。それゆえに、自分らしさを象徴し、送り出す人の心も癒す――そんな存在として、今、花の意味が再定義されつつあるのではないでしょうか。

「花で送る」という新しい弔いのスタイルは、故人様とご遺族の「人生を締めくくる表現」として、今後さらに広がりを見せていくと考えられます。
【代表取締役 三上力央のコメント】
「自分らしい人生の締めくくり」を選ぶ人が、今、増えてきています。好きな花で送られる時間は、悲しみを和らげ、「ありがとう」が自然とあふれる空間になるのです。花と感謝の中で最期の時を過ごすお葬式が、すべての人々の心の豊かさにつながっていくことを願っています。

【調査概要】
調査名:「あなたが最期に贈られたい花は、どんな花ですか?」
調査期間:2025年6月3日~6月15日まで
調査方法:インターネットによる任意回答
対象:全国の20代~80代の男女361名

【調査背景】
・菊の出荷減少の背景について、実際に葬儀を行う顧客心理を調査する目的でアンケートを実施。
・全国の菊の出荷量は、2004年から2025年の20年間で、36.4%の減少(農林水産省:「花きの作付(収穫)面積及び出荷量」より)
・国内最大の取扱量・取り扱い金額を誇る「大田花き市場」における2002年の菊の取り扱い本数が2年ぶりに過去最低を更新。2020年の約5,410万本から、2022年は約5,240万本へ。(※1)
・減少の背景は、菊の主用途である葬儀向けの落ち込み。葬儀業界の、「簡素な家族葬の定着」「祭壇に使う花の多様化」「菊の花を使わない形態」による影響が大きいといわれている。(※2)
(※1・※2 2023年6月4日掲載:日本経済新聞記事参照)

【「花葬儀(R)」とは】
花葬儀(R)は「100人いれば100通りのお葬式」・「女性の最期を美しく送るお葬式」をコンセプトに、2002年にオーダーメイドで洋花を使った花祭壇を開発し、葬儀業界のみならず生花業界にもイノベーションをもたらしました。当時は、⽩木祭壇と菊の花の祭壇が主流の中、故人が好きな花や季節の花を先駆けて採用し、祭壇を開発。お葬式のカタチの多様性を追求し続けるスタイルは現在も続き、花の他にも、亡くなられた方が好きだった料理の提供や、ご家族へのサプライズを贈るなど、形式に捉われない「その人らしいオーダーメイドの葬儀」を追求し、業界に新たなサービスを創出しています。
花葬儀(R)では、誰のお葬式かわからない画一的なお葬式ではなく、その人らしさを企画演出し、関わる人たちの心に残るお葬式を執り行っております。「想いをつむぎ、人生を花やかに彩る」企業理念のもと、価値のあるお別れの場を提供し、お客様の幸せを創出します。そして、業界のみならず超高齢化社会へ貢献してまいります。
花葬儀(R) 
(祭壇事例)
花葬儀がつくる「ガーデン葬」の葬儀
季節の花であるひまわり一色で作る葬儀空間

【株式会社LIVENTとは】
超高齢社会に生きる人々の心の豊かさと生活の質の向上をビジョンに掲げ、ライフイベントに関連する事業を展開しています。社名の由来は「life time event(ライフタイムイベント)」という造語。人生の様々な節目や特別な瞬間に、感動や喜びを提供し、人々の幸せをサポートしたいという想いから名づけています。
お葬式プロデュース事業の「花葬儀(R) 」を主軸に、相続不動産業、フラワー事業、システム開発など、暮らしの中のあらゆるお困りごとを解決するサービスを提供しています。
株式会社LIVENT は、「想いをつむぎ、人生を花やかに彩る」企業理念のもと、お客様の物心両面の幸せを創出し、生き生きと輝く超高齢社会の実現に貢献してまいります。
株式会社LIVENT 
【会社概要】
社名:株式会社LIVENT(リベント)
代表:代表取締役 三上 力央(みかみ りきおう)
本社所在地:東京都品川区南大井3-28-10 オリエントビル3階
URL:
設立年:2002年11月
資本金:1,000万円
事業内容:冠婚葬祭の企画運営/相続不動産/遺言・家族信託・仏壇・お墓、生前遺品整理のシニアケアコンシェルジュ/胡蝶蘭・アレンジメント・観葉植物などのお祝いのお花の販売/システム開発およびプラットフォーム運営


<報道関係者からのお問い合わせ先>
株式会社LIVENT(リベント)  金山
TEL:03-6423-0575 FAX:03-6423-0576 E-mail:press@livent.co.jp

あわせて読みたい

内製化により高品質な葬儀提供を可能に アルファクラブグループ自社生産の葬祭用品を 『フューネラルビジネスフェア2025』に出展
PR TIMES
デスマインドを持つことで時間を大切にできる
ZUU online
愛犬との絆を深める屋外ドッグラングランドオープン
PR TIMES Topics
さくらフォレスト株式会社、通販サイト「さくらの森」創業15周年を機にブランドロゴを改訂
PR TIMES
【大阪府大阪市】中楽坊情報館にてシニア向けの自分らしいエンディングを考えるセミナー開催
STRAIGHT PRESS
【あさぎり牛乳】あべのハルカス近鉄本店に初出店。夏限定メロンスイーツ販売 
PR TIMES Topics
石油由来資材の使用量を削減した、環境に配慮したお葬式を実現。地球と故人に寄り添うサステナブルコレクション『サステナブル花祭壇』を「日比谷花壇のお葬式」で7月7日(月)から販売開始。
PR TIMES
「メタバース霊園 風の霊」に新エリアが誕生!『フューネラルビジネスフェア2025』で先行公開
PR TIMES
【ホテルイタリア軒】期間限定「桃と巨峰のアフタヌーンティーセット」
PR TIMES Topics
日比谷花壇がサントリー『金麦』と食卓を彩る新コラボ!12か月の花をモチーフにした「花やか皿」全12種のデザインを監修。
PR TIMES
【愛知県名古屋市】「お棺ギャラリー The Last Suite」OPEN!実際の葬儀で使用されるお棺を展示
STRAIGHT PRESS
出会えるのは羽田空港だけ!東京ばな奈くまッスのポーチセット新発売
PR TIMES Topics
【福岡県福津市】ゆったりとした癒しの空間で旅館のようにくつろげる家族葬専用式場に注目
STRAIGHT PRESS
巻頭大特集「死者たちをどう弔うか」ほか 終活業界の最新動向を網羅【『月刊終活』8月号】発行
PR TIMES
“毎日の腸活”を応援する腸活ドレッシング発売
PR TIMES Topics
葬儀場でヘビメタライブ予約できる日は「友引」のみ2025.6.9(ロックの日)に利用予約を開始
PR TIMES
特集「首都圏 納骨堂 熾烈なサバイバル戦略!」ほか終活業界の最新動向を網羅【『月刊終活』7月号】発行
PR TIMES
豊かな森林資源を次世代へ!「経木」の端材を活用したドライフラワーの花器「紙木と花」を販売開始
PR TIMES Topics
名古屋初!お棺7基を“見て触れて”体験比較できる常設空間『お棺ギャラリー The Last Suite』オープン!
PR TIMES
愛猫が亡くなりペット葬儀社に依頼→それを知った義父が放った“ありえない一言”とは…
女子SPA!
大人気のMAMBOエコバッグに新作が登場!
PR TIMES Topics