「土用の丑の日」はうなぎをアテに一杯いかが?

2025.07.11 08:50
夏の風物詩の「土用の丑の日」。うなぎというとかば焼きやうな重が定番ですが、うなぎ専門店に行くと、かば焼き以外にも様々な食べ方があります。鰻ざくやう巻き、うなぎの肝焼きなど、うなぎを使った"アテ"は日本酒にぴったり。この記事では、うなぎを使ったアテやそれに合う日本酒のタイプ、うなぎに合わせたい久保田などをご紹介します。
「土用の丑の日」とは?
土用の丑の日とは
「土用の丑の日」は、江戸時代から始まった風習であると言われています。暑さが厳しく体調を崩しやすい夏に、栄養価の高いうなぎを食べて夏負けしないようにと始まったそうです。
なぜ「丑」なのに「うなぎ」なのでしょうか?本来は「丑」の「う」のつく食べ物を食べれば夏負けしないという俗説があり、梅干しやうどんなどでも良かったのです。

その中で「うなぎ」が定番になったのは、発明家・平賀源内のある施策が始まりだと言われています。うなぎは冬が旬のため夏に売れなく困っている、とうなぎ屋に相談された平賀源内は、「本日丑の日」と書かれた看板を出すことを提案しました。たちまち大繁盛して話題になり、それが全国に広がったそうです。

ではなぜ「土用の丑の日」という呼び名なのか?「土用」とは、二十四節気のうちの四立「立春・立夏・立秋・立冬」の前の18日間(または19日間)のことをさします。「丑の日」とは、十二支の「丑」のことをさし、昔の暦では日にちを十二支で数えていました。

つまり「土用の丑の日」とは、18日間の土用の期間のうち、12日周期で割り当てられている十二支が「丑」にあたる日です。「土用の丑の日」は春夏秋冬にそれぞれありますが、一般的には夏が「土用の丑の日」として定着しています。
今年の土用の丑の日は?
2026年の「土用の丑の日」は7月26日(日)です。

土用の間に丑の日が二回ある年もあり、「一の丑」「二の丑」と呼ばれています。昨年2025年はその年にあたり、二回「土用の丑の日」がある年でした。2027年も2回です。
日本酒にぴったりのうなぎのアテ
うなぎと言えばかば焼きが定番ですが、うなぎ専門店に行くと、かば焼きの他にも様々な食べ方があります。
かば焼きも日本酒に合いますが、今回は、日本酒にぴったりのうなぎを使った"アテ"をかば焼き以外で4つご紹介します。
うざく(鰻ざく)
うざく(鰻ざく)とは、きゅうりとうなぎの酢の物のことです。
かば焼きにしたうなぎの細切りとよく冷やしたきゅうりの酢の物を合わせたもので、うなぎ専門店では特に夏の時期に人気のあるメニューです。
熱々のふっくらと脂ののった濃厚な味わいのかば焼きと、冷たくシャキシャキした食感でさっぱりしたきゅうり、この温度差や対照的な味わいが、非常に美味しいハーモニーとなります。

酢によってさっぱりとした味わいなので、爽やかな酸味や穏やかな香りの吟醸酒などと合わせるとぴったり。冷たい料理なので、日本酒も5~10℃の冷酒で飲むのがおすすめです。
う巻き
う巻きとは、うなぎを巻いた卵焼きのこと。
卵のほんのりとした甘味や出汁の風味の中に、濃厚なタレのうなぎの味わいが一体となって広がります。子供も喜ぶ一品です。

甘さを感じる料理なので、甘口の純米酒などを合わせるのもおすすめ。温かい料理なので、40℃前後のぬる燗と合わせても、う巻きの旨味と酒の味わいがふんわりと口に広がります。
うなぎの肝焼き
うなぎの食べ方の中でも、高級感のある食べ方と言われているのが、うなぎの肝焼きです。
うざくやう巻きは、かば焼きを買ってくれば自宅でも作れますが、肝焼きは自宅ではなかなか食べられません。

一匹のうなぎから一つしか取れない肝を下処理し、数匹分を串に刺して、タレをつけながら炭火で焼いたものです。肝焼きという名前ですが、実際には肝だけではなく、うなぎの他の内臓も含まれています。
ちょっとほろ苦い肝や内臓に濃厚なタレが絡まり、色々なうなぎ料理の中でも、お酒のアテにはぴったりの一品です。

苦味とタレと香ばしさで、旨味もクセも強い料理なので、山廃仕込みの日本酒や、熟成古酒などと合わせてみてはいかがでしょうか?ぬる燗(40℃前後)から上燗(45℃前後)の燗酒にすると、肝焼きとお酒の温度帯が合わさり、さらにベストマッチです。
うなぎの白焼き
ここまでは、タレの味わいでうなぎを楽しむものが多かったですが、うなぎ本来の味わいを楽しむのであれば、うなぎの白焼きがおすすめです。

白焼きとは、うなぎにタレをつけないで、直接炭火で焼いたもの。素焼きとも呼ばれます。この白焼きに、タレをつけて焼いたものがかば焼きとなります。
塩やわさび醤油、柚子胡椒など、素材の味を引き立てる調味料と食べるのがおすすめです。

素材を生かした食材の旨味を味わう淡白な料理なので、淡麗ですっきりとした日本酒と合わせると、より味わいを引き立てる組み合わせとなり楽しめるでしょう。
うなぎに合わせて飲みたい日本酒
うなぎを使ったアテにぴったりの日本酒の久保田をご紹介します。うなぎと日本酒で、「土用の丑の日」をより楽しみましょう!

※こちらの記事内で紹介した商品の価格は2026年5月25日現在のものです。
久保田 千寿
綺麗ですっきりとした淡麗な味わいの「久保田 千寿」。喉をさらっと通るキレの中に、米本来の旨味と酸味とともに、ほのかな余韻や甘味が感じられます。
「食事と楽しむ吟醸酒」なので、淡白な料理から濃い味わいの料理まで、幅広く受け止める懐の深いお酒です。どのうなぎ料理と合わせても、味わいを邪魔せず楽しむことができますが、淡白なうなぎの白焼きと味の濃いかば焼き、それぞれに合わせてペアリングの違いを楽しんでみるのも一興です。

久保田 千寿
1,800ml    2,850円(税込 3,135円)
720ml    1,300円(税込 1,430円)
300ml    620円(税込 682円)
久保田 千寿 純米吟醸
「久保田 千寿」の綺麗ですっきりとした特長はそのままに、上品で澄んだ香りでバランスのとれた、料理の味を邪魔しない純米吟醸酒に仕上げたのが「久保田 千寿 純米吟醸」。
やわらかな酸味と旨味があるお酒なので、鰻ざくやう巻きなどともぴったりです。

久保田 千寿 純米吟醸
1,800ml    3,410円(税込 3,751円)
720ml    1,590円(税込 1,749円)
300ml    800円(税込 880円)
久保田 碧寿
乳酸菌の力を最大限引き出す、伝統的な醸造方法の山廃仕込みによる純米大吟醸酒の「久保田 碧寿」。
山廃仕込みならではのどっしりとした旨味を感じさせながらも、爽やかでシャープな酸味、キレのある軽いのど越しが特徴です。
ぬる燗にするとふわりと香りと旨味が広がる一杯に。肝焼きやう巻き、かば焼きと合わせてみるのはいかがでしょうか?

久保田 碧寿
1,800ml    6,280円(税込 6,908円)
720ml    2,810円(税込 3,091円)
「土用の丑の日」はうなぎをアテに一杯
うなぎの楽しみ方はさまざま、それぞれに美味しさがあります。
今年の「土用の丑の日」は、日本酒を片手に、ちょっと大人なうなぎの楽しみ方をしてみてるのも乙なものです。

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