美和ロックとPacPortが資本業務提携を発表

PacPort
集合住宅向け置き配対応「ココ配LITE」を共同開発 クラウド連携で共用部の予約・解錠サービスも実現

このたび、美和ロック株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：川邉 浩史、以下「美和ロック」）と株式会社PacPort（本社：東京都千代田区、代表取締役：沈 燁［シェン・イエ］、以下「PacPort」）は、資本業務提携契約を締結しました。両社は集合住宅向けに、置き配対応の新サービス「ココ配LITE」を共同で開発開始し、共用エントランスはもちろん、エレベーター連動などの多段セキュリティを設けている物件でも「置き配」が可能となる宅配ソリューションを展開します。

今回の提携により、ココ配LITEでは美和ロックの共用エントランスシステム制御器「VERSAII Access Controller」【注1】を介して宅配業者の入館を許可し、集合住宅における置き配対応を実現します。さらに、新築マンションの入居者はPacPortが提供するアプリを通じて、荷物の配送状況をリアルタイムで確認できるほか、ゲストルームやパーティールームなどの共用部施設の予約も可能とし、入居者への更なる利便性の提供を目指して共同開発を進めていきます。予約から利用料の支払いまで、すべての手続きをオンラインで完結できる点も大きな特徴となります【注2】。

【注１】 VERSAII Access Controllerは、非接触IDキーを使用して、電気錠や自動ドアを解錠する共用エントランスシステム制御器の総称であり、美和ロックの登録商標です。
【注2 】 PacPort提供のユーザーアプリを通じて専用予約サイト「MIWA-Link’s」にアクセスすることで、共用部施設の空き状況確認、予約、決済までの手続きが可能です。

■背景
EC市場の拡大に伴い、入居者の荷物受け取りに対するニーズは多様化しています。加えて、再配達の削減を目指す政府の後押しもあり、置き配サービスの利用が急速に広がっています。こうした背景を踏まえて、美和ロックとPacPortは、それぞれが有する技術を融合し、宅配業者が集合住宅のセキュリティエリア内に安全に立ち入る環境を整備することで、急増する「置き配指定」に対応します。これにより、入居者の利便性向上と、物件の不動産価値のさらなる向上が期待されます。

■今後について
安全安心で快適な暮らしの実現を共通のミッションとする美和ロックとPacPortは、資本業務提携を通じて、今後も入居者に優れたユーザーエクスペリエンスを提供することを目指し、両社の強みを生かした新たな製品やサービスの共同開発を継続的に検討してまいります。

＃＃＃

美和ロック株式会社について
美和ロックは、ロックのリーディング・カンパニーとして安心で快適な社会づくりに貢献しています。企業理念である「高品質な製品をお客様にお届けすることで、安全と安心を提供し、快適 な暮らしが送れるように、立派に社会貢献を果たす」を経営理念に、全社一丸となってより高品質な製品・サービスを皆様にご提供します。
事業内容：建築用錠前、工業製品用錠前、セキュリティシステム及び関連機器、サッシ金具、建築金具ほかの設計・製造・販売・リフォーム施工・メンテナンス等及びサイン事業
HP：

株式会社PacPortについて
株式会社PacPortは、2018年5月に日本で設立されたベンチャー企業です。「課題先進国・日本発のラストワンマイルソリューションを世界へ」をミッションに掲げ、先端IT技術を活用して宅配業界の人手不足や再配達問題の緩和に取り組んでいます。創業以来、自社開発のIoT宅配専用スマートロック「PP01A Pro」は、集合住宅を中心に多数の商用実績を重ねてきました。集合玄関機（インターホン）と連動した荷物認証式宅配システム「Pabbit」は、2022年度グッドデザイン賞を受賞しています。
HP : ht