宿場JAPAN主催・国内外の地域づくりプレイヤーが集う「LOCAL CONNECT」第2回 開催報告レポート公開

2025.06.26 14:48
株式会社宿場JAPAN
韓国の社会的企業「共感シーズ」はじめ、国内外のゲストハウス6社、13地域から総勢71名が集結
2024年2月5日・6日、株式会社宿場JAPANは協業協定を結ぶ、韓国の社会的企業「共感シーズ(EMPATY SEEDS)」(韓国・大邱にてゲストハウス「共感ゲストハウス(EMPATHY GUESTHOUSE)」を運営)とともに、多文化共生社会実現のためのツーリズムコミュニティ「LOCAL CONNECT」の第2回大会(「LOCAL CONNECT 2025 TOKYO」)を開催しました。


昨年に行われた第一回では、宿場JAPANと共感シーズをはじめ、「ゲストハウス及び旅行業を通して社会課題を解決する」点において志を同じくするゲストハウス6社が大邱に集まり、協定を締結。2025年は東京・品川にて開催し、総勢71名が日本国内外、13の地域から集まり、各種プログラム、ワークショップを通して、今後のさらなる協業にあたり、事業・個人ともに互いの理解と親睦を深めました。


レポートページはこちら:
◼️「LOCAL CONNECT 2025 TOKYO」開催概要・プログラム
主催: 株式会社 宿場JAPAN
共催: 共感シーズ/共感ゲストハウス/LOF(韓国大邱市)/ 神戸ゲストハウス萬家(兵庫県神戸市)/ゲストハウス蔵(長野県須坂市)/ 鬼石ゲストハウスさんと宿(群馬県藤岡市)
協力: 旧東海道品川宿周辺まちづくり協議会/品川区/北品川商店街協同組合
協賛: 北品川一丁目町会 会長 大塚好雄/青物横丁商店街振興組合 理事長 権東品/ 北品川本通り商店会会長 石渡健夫
「LOCAL CONNECT 2025 TOKYO」公式ロゴ
◎2025年プログラム
< 2月5日(水)>
9:30 - 12:00 オリエンテーション
【第1部】品川宿の歴史講義 (9:30~10:45) @ 北二町会会館/【第2部】まち歩きツアー (10:45~11:30) @ 旧東海道品川宿エリア
15:00 - 17:30 ミートアップ(総会)@ 品川健康センター 7階ホール
18:00 - 20:00 懇親会 @ 品川健康センター 7階ホール

< 2月6日(木)>
9:30 - 16:00 ワークショップ @品川第一地域センター 2階第1集会室
16:00 - 18:00 ワークショップ発表会 @品川健康センター 7階ホール

レポートページはこちら:
◼️ LOCAL CONNECT とは?
「LOCAL CONNECT」とは、「ゲストハウス及び旅行業を通した社会課題の解決」を目指すコミュニティおよびスローガンであり、地域間の連携・多文化共生・持続可能な観光の推進を目的としたイベントです。

2024年1月10日、宿場JAPANは韓国の大邱において、第一回「LOCAL CONNECT」を開催し、共感シーズと協定を締結。ともに「旅で世界を良くする」という同じ志をもつ両社代表が協業について合意したことを端緒としています。

※前回開催時の詳細はこちらをご覧ください
LOCAL CONNECT 発起人
共感シーズ(EMPATHY SEEDS)

地域観光と国際交流を通じて社会を変革することを掲げる韓国・大邱を拠点とする社会的企業(※)。脱北者支援を行う支援団体として2003年に設立、その後2013年に社会的企業としてゲストハウスと旅行会社を設立。2024年現在は、2つのゲストハウスを運営し、その利益の20%は、脱北者の再定住プログラムに充てられる。
※「社会的企業」・・「社会的企業育成法」に基づき、国から認証を受けた「社会的目的を追求しながら営業活動をする企業」。諸条件(一定の収益がある、利潤の3分の2以上を社会的目的に使う、有給労働者を雇用する等)を満たす必要がある。


宿場JAPAN

旧東海道品川宿を拠点に、「地域融合型」宿泊施設の企画・運営を行う。タイプの異なる5つの宿泊施設運営を軸に、個人や企業のゲストハウス開業・再生支援、地域に根差したおもてなしができる人材育成活動を展開している。

参加ゲストハウス
共感ゲストハウス/ZERO GUESTHOUSE(韓国大邱市)/ 神戸ゲストハウス萬家(兵庫県神戸市)/ゲストハウス蔵(長野県須坂市)/ 鬼石ゲストハウスさんと宿(群馬県藤岡市)/品川宿ゲストハウス&ツアーズ(東京都品川区)

参加した地域プレイヤーたち
橘 翔士(鹿児島県 妙見温泉:妙見館)/鈴木 俊良(熊本県 南阿蘇:オルサみなみあそ)/渡邉 萌(福島県 土湯温泉:ONSEN HOSTEL YUMORI) /北原 太志郎(長野県 松川町:マツカワたがやす会議/GOKIGEN Nippon)/田邊 寛子(東京都:まちひとこと総合計画室)/飯塚 洋史(当日代理:玄間博己)(東京都:合同会社quod)
参加した地域プレイヤーたち


◼️ LOCAL CONNECT 今後の活動予定
私たちの行動指針や活動内容に共感していただける宿や企業、個人などの仲間を増やしながら、「LOCAL CONNECT」活動の輪をさらに拡げていく予定です。まずは5ヵ年計画に基づき、LOCAL CONNECTの意志を共有できる協賛者・協賛社たちとともに、地に足のついた息の長い活動を着実に進めていきます。関心のある企業・自治体・団体関係者様、メディア関係者様など、お気軽にお問い合わせください。
VISION
「ローカルをつなぎ、持続可能な多文化共生社会を実現する」
各地域の宿泊・観光・まちづくり事業者が連携し、国境を超えた共生の仕組みを構築し、地域経済と社会的課題の両方を解決することを目指します。

5ヵ年計画
2025年: 認知度向上と基盤構築
2026年: 事業化・収益化
2027年: 地域ごとの独自プロジェクト展開
2028年: グローバル展開
2029-2030年: 持続可能なプラットフォームの確立

To Be Continued…

「LOCAL CONNECT」の第2回大会(「LOCAL CONNECT 2025 TOKYO」)詳細なレポートはこちら:
◼️株式会社宿場JAPAN代表取締役:玉井(渡邊)崇志のコメント
「LOCAL CONNECT」の構想の原点となったのは、韓国・大邱(テグ)で共感シーズ共同代表のホ・ヨンチョル氏と出会ったときの出来事です。互いに国籍や事業を起こす経緯は違えども、新時代におけるツーリズムを各々模索しており、「旅を通した人との交流」をベースに社会をローカルからより良く変革する、という志を同じくしていた私たちは、意気投合。その場でホ氏は「韓国には『人生で一度は必ず会わなければならない人がいる』ということわざがあるが、まさに今日がその日だと思う」と語ってくれました。“一緒に世界を変えられる仲間がついに見つかった”という純粋な喜びで心が震えた瞬間でした。
そこから昨年の大邱における協定締結に繋がり、一年かけて私たちは協業を重ね、着実に関係性を深めてまいりました。「大邱ユースキャンプ2024」への参加(※1)や「マツカワ×シナガワたがやす塾」(※2)は、この「LOCAL CONNECT」から生まれた事例の一部です。そして、今回の「LOCAL CONNECT 2025 TOKYO」へ。「旅を通じて、地域と地域がつながる」──LOCAL CONNECT はまさにその可能性を実証する場となりました。その後、「LOCAL CONNECT 2025 TOKYO」で協賛いただいた青物横丁商店街振興組合の理事長・権 東品(ごん とうしな)氏がLOCAL CONNECT顧問に就任し、5月にも大邱を訪問しプロジェクトの本格展開に向けたキーパーソンとの意見交換を行うなど、さらなる進展へ繋がっています(※3)。今こそ、“点”で動いてきた旅の価値を“面”で繋げ、世界に影響を与えるネットワークに育てていく時期だと強く確信しています。
思想を仕組みと取り組み事例にしてきたこれまでの一年。今後は、いよいよこの理想をさらに経済活動において持続可能な形として実現していきます。公益性の高い一般社団法人の設立、他地域のプロジェクトのリソースをLOCALCONNECTの知見を持ったProプレーヤーがサポートしあい、学びの場とこの事業フレームを促進する仕組みなど……。ある特定地域の課題解決(人口減少、コミュニティー維持、環境保全、空き家解消、関係人口づくり、多文化共生)の方法を共有しあい、自分の地域以外に影響しあいサポートしあう体制づくり。そんなサービスモデルを世界で認知してもらいたい。「旅で世界を良くする」を国境を超えて、本気で目指し、行動に移してまいります。

具体的には、観光ではない新しい旅の体験企画を提言していきます。旅人と旅先の地域住民、そして観光やまちづくりに関わる方々が、交流する「関わりしろ」をつくることができるような仕組みです。近日中にお知らせできる予定です。数年かけて準備を進めてきたまさに肝入りのプロジェクト、ぜひご期待ください。

※1「大邱ユースキャンプ2024」
※2「マツカワ×シナガワたがやす塾」
※3「代表 渡邊崇志が韓国 大邱中区区議会、区長を表敬訪問」
◼️ LOCAL CONNECT 代表メンバー
「宿場JAPAN」代表 玉井(渡邊)崇志2009年、旧東海道品川宿にて「ゲストハウス品川宿」をオープン。自身がアジアでのバックパッカー体験、ゲストハウスでの交流を通して、自身や他者の人生が変わった経験から、旅行ビジネスを通した本質的な社会課題の解決を志す。日本全国の宿泊施設コンサルティングや旅行ツアーの企画、講演、地域コンテンツの発掘・開発サポートのほか、ゲストハウス開業支援「Detti プログラム」を行う。著書に書籍『ゲストハウスがまちを変える: エリアの価値を高めるローカルビジネス』(学芸出版社)。
「共感シーズ」代表 キム・ソンア予防医学および職業環境医学科の専門医として20年間、慶尚北道亀尾市と大邱市、慶山地域で外国人労働者の無料診療ボランティア活動を行う。2009年、脱北者支援NPO団体を率いたホ・ヨンチョル代表との出会いをきっかけに、フェアトレード(公正取引)の旅行会社を設立することを企画。共感シーズ設立時、社会的企業として運営が難しいため他の会社が一般的に採択しない「株式会社」の形式を採用。2017年には無事株主に資金の5%配当を達成する。スペイン巡礼を通じて旅行が持っている力と社会変化の可能性を信じるようになり、共感ゲストハウスでその旅程を始めることになる。「家から出たら苦労をすると言われるが、苦労がなければ学べない。トラベルの語源はTroubleだ」「SceneryよりStory, FoodよりFriends」という言葉を胸にフェアトレードツーリズムの道を率いている。夫のイ・ジョンウ氏も医師として共に医療界に携わっており、大邱神戸コリア教育文化センターの院長を務めている。
「共感シーズ」代表 ホ・ヨンチョル非営利団体の活動を通し、脱北者支援やホームレス支援などを行う。 2009年に知り合ったキム・ソンア代表に語った「フェアトレード旅行会社を設立したい」という一言で、地域の多様な社会問題を解決するため2013年「共感ゲストハウスEMPATHY GUESTHOUSE」を立ち上げ。2015年から観光社会的企業「共感シーズ」を設立。地域観光の活性化を通じて地域経済の成長と共に、未就職の若者、脱北者、様々な理由によりキャリアを絶たれてしまった女性などの社会的弱者とされる人々に働き口と支援サービスを提供。社会的価値を生む企業として地域の文化体験を通して経済を成り立たせ、住民の暮らしに直接的に役立つフェアトレードな旅行を追求している。一号店となる共感ゲストハウスは当時まだ観光要素が希薄で治安的にも良くない立地だったが、10年余り経営を続ける中で旧市街で暗かった路地を明るく人の行き交う通りに変貌させることに寄与。大邱慶北におけるローカルネットワークを通じて地域の多様な人的資源と共に連帯して成長し、さらに持続可能な運営のために努力を重ねる。
「神戸ゲストハウス MAYA」 代表 パク・チョルン韓国ソウル生まれ。中学生の頃に大分県での日韓学生交流会に参加、言葉の壁を越えて強い絆を育んだ経験から、様々な違いを乗り越えて尊重しあえる社会の実現を志す。ワーキングホリデーで来日し東京の企業に就職。日本人と結婚し営業職に従事していた中で、宿場JAPANによるゲストハウス開業支援「Detti プログラム」を知り応募。2015年から約半年の住み込みの修行期間、約2年の物件探しと地域修行を経て、2017年神戸市灘区に「神戸ゲストハウス MAYA」を開業。地元の水道筋商店街との連携企画「つまみ食いツアー」、摩耶山再生の会との連携企画「摩耶観光ホテル見学付き宿泊プラン」なども手がける。





■株式会社 宿場JAPAN 会社概要
社名:株式会社 宿場JAPAN
会社HP URL:
代表取締役:渡邊崇志
住所:〒140-0001 東京都品川区北品川1-22-16
設立:2011年3月
資本金:100万円
事業内容:
宿泊施設「品川宿ゲストハウス&ツアーズ」の運営
宿泊施設「Araiya Tokyo」の運営
宿泊施設「Bamba Hotel Tokyo」の運営
宿泊施設「Kago #34 Tokyo by Shukuba HOTEL」の運営
宿泊施設「HOTEL Rin TOKYO」の運営
スモールラグジュアリー宿泊施設の受託運営
宿泊施設の開業コンサルティング
自治体と連携したエリアプロデュース
おもてなし人材の育成と教育
ゲストハウス開業支援プログラム「Detti プログラム」の提供

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