新製品:ライカMONOPAN 50 35mmモノクロームフィルム

2025.06.19 12:00
ライカカメラジャパン
ライカカメラ社、100年の歴史を持つ35mm判写真へのオマージュとして 幅広いスペクトル感度を備えた高解像度のモノクロームフィルムを発表
ライカは、100年の歴史を持つ35mm判写真へのオマージュとして幅広いスペクトル感度を備えた高解像度のモノクロームフィルムを発表します。

1925年に登場した「ライカI」は、写真の世界に革命をもたらし、35mm判という新しい標準フォーマットを確立しました。当時、このコンパクトなフォーマットは瞬く間に人気を博し、「ライカI」に使用された35mmフィルムカートリッジは、実際にはコダックやアグファ、ペルーツといった他社の製品であったにもかかわらず、販売店や写真家たちの間では親しみを込めて「ライカフィルム」と呼ばれていました。「ライカI」登場から100年という節目に、ライカは本当の意味での“ライカ製35mmフィルム”である36枚撮りのモノクロームフィルム「
」を初めて世に送り出します。
幅広いスペクトル感度と高解像度を備えた「
」は35mm判写真の黎明期とその時代特有の描写にインスピレーションを受けたモノクロームフィルムです。その名称は「mono」「pan」そして「50」という3つの要素から成り立っています。「mono」はライカが2012年に初めて発表したデジタルモノクロームカメラ「Monochrom」シリーズに由来し、「pan」はこのフィルムの特長である優れたパンクロマチック感光特性を、「50」は感度(ISO 50)を表しています。「
」は、極めて微細な粒状性と最大280ラインペア/mmという非常に高い解像度、さらに最大780nmの超パンクロマチック感光特性を兼ね備え、卓越したシャープネスと豊かな階調表現を実現します。




このフィルムは「小さなネガから大きな写真を」というオスカー・バルナックの理念、すなわち「ウル・ライカ」の出発点でもあるその思想を体現するものです。その仕様はライカのレンズ性能を最大限に引き出す設計となっており、特に大判のハイエンドプリントや高精細スキャンにおいて優れた描写力を余すことなく発揮します。
バルナックの時代、多くのフィルムは低感度でした。ISO 50/18°という設定はその歴史的背景へのオマージュでもあります。「ノクティルックス」、「ズミルックス」、「ズミクロン」といった大口径ライカレンズと組み合わせた明るい光量の環境下でも絞り開放での撮影が可能となり、ライカならではのボケ味を存分に引き出せます。さらに、拡張されたスペクトル感度により赤外線撮影にも最適。フィルターへの反応性にも優れており、モノクローム撮影ではライカカラーフィルターとの併用で、写真にコントラスト豊かでドラマチックな印象と撮り手のクリエイティビティを反映する自由をもたらします。
ドイツ製の「
」は、風景や建築、都市風景、そして旅の写真に最適なフィルムです。モノクローム写真の表現を自在にコントロールでき、極めて高いディテール再現性を誇ります。ビンテージ調のパッケージデザインは、35mm判写真の原点を想起させ、その優れたスペックはまるで、美しい写真でこの物語を新たに紡いでいく写真家へ渡されるバトンのようです。






」は 2025年8月に発売予定です。
100 years of Leica: Witness to a century (1925-2025)
ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀

ライカは2025年、記念すべき節目の年を迎えています。ライカ初の量産35mmカメラとして知られる「ライカI」がライプツィヒ春季見本市で発表された1925年から100年の時を経て ── 2025年は「ライカI」誕生100周年にあたります。小さく扱いやすいサイズが大きな特長だった「ライカI」は写真の新たな用途の可能性を切り拓き、写真の世界へ革命をもたらしました。ライカは2025年、この節目の年を記念して「 100 years of Leica: Witness to a century (1925-2025) | ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」と銘打ったセレブレーションを世界の主要5カ国の都市(ドバイ、ミラノ、ニューヨーク、上海、東京)で展開、数々のカルチャーイベントやエキサイティングな新製品をリリース予定です。また、6月には、記念すべき年のメインを飾るイベントがドイツ・ウェッツラーにあるライカ本社にて開催されます。さらに、世界各地のライカギャラリーでは、傑出した写真家の作品を展示する写真展を開催予定です。


ライカカメラ社について

ライカカメラ社はカメラ、レンズ、スポーツオプティクスを製造・販売するグローバルなプレミアムメーカーで、150年以上の歴史を誇ります。近年は成長戦略の一貫として事業領域を拡大しており、モバイルイメージング(スマートフォン)の分野にも進出しています。また、高品質な眼鏡用レンズと時計の製造も手がけるほか、自社製プロジェクターによりホームシネマ市場に参入しています。本社はドイツ・ウェッツラーにあり、ポルトガルのヴィラ・ノヴァ・デ・ファマリカンには第2の製造拠点を置いています。世界各地に独自の販売会社と120を超えるライカストアを構え、グローバルな販売ネットワークを構築しています。ライカは、革新技術が伴った「最高水準の品質」「ドイツならではのクラフツマンシップ」「インダストリアルデザイン」の代名詞となっています。
ライカブランドの文化に不可欠なのは、写真文化の育成へのコミットメントであり、その一環として世界各地に約30箇所のライカギャラリー設置、ライカアカデミーの開催、「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード(Leica Hall of Fame Award)」や「ライカ・オスカー・バルナックアワード(LOBA)」といった国際的アワードの主催をはじめ写真文化の振興に取り組んでいます。



Leica Camera Japan

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