アドベンチャーワールドが紡いだいのちの物語とパンダが私たちに与えてくれた“しあわせ”を、アドベチャーワールドでの思い出、南紀白浜での感動を、私たち『FRaU S-TRIP和歌山』プロジェクトチームと一緒に一冊の本にしませんか?
良浜、結浜、彩浜、楓浜、ありがとう!みんなと一緒に、『FRaU』特別編集 ADVENTURE WORLD 特別号をつくりたい!!
2025年6月28日(土)、良浜、結浜、彩浜、楓浜の4頭のパンダが中国へ帰国します。アドベンチャーワールドは、それを“さようなら”ではなく、“いのちの物語”をつなぐ新しい一歩と捉えています。私たちは、これまで30年以上にわたり、動物たちのいのちと向き合い、育み、つないできました。そこにあるのはただの展示ではなく、“ともに生きる”という姿勢です。その想いの結晶である4頭のパンダたちの旅立ちを、講談社『FRaU』とともに一冊にして未来へ残したいと考えています。
アドベンチャーワールドが紡いできた“いのちの軌跡”を、あなたと一冊に。
講談社『FRaU』と一緒に未来へ届けるプロジェクト
昨年10月発行の『FRaU S-TRIP和歌山』(講談社)では、和歌山の豊かな自然と歴史、文化のなかで、アドベンチャーワールドが「いのち」とどのように共生してきたかを紹介しました。とくにジャイアントパンダには多くのページを割き、この素晴らしいいのちを、どう守り、未来につなげていくのかを考えました。6月28日、4頭のパンダたちが中国に帰るという報を受け、皆さまと一緒にできるプロジェクトを立ち上げました。
『FRaU』(講談社)は、社会課題へのアプローチをサステナブルの視点からだけではなく、私たちが日常できる「やさしい選択肢」として伝えてきたメディアです。いのち、自然、文化、多様性、そして思いやり。これらすべてに真摯に向き合ってきた『FRaU』は、アドベンチャーワールドとともに、「いのちを未来へつなぐプロジェクト」を開始します。
今回の「FRaU」 ADVENTURE WORLD特別号のテーマは、「いのちを未来へ手渡す旅」です。単に、動物や自然を守るだけでなく、私たち自身が生活のなかで、いのちを大切にする選択、持続可能な選択をしていこう、それを未来の世代につなげていこうというのが、本プロジェクトのメッセージです。
このプロジェクトに参加することで、よりよい未来を築く一歩を、私たちと一緒に踏み出しましょう。
「FRaU」 ADVENTURE WORLD特別号
この特別号は、アドベンチャーワールドとパンダファミリーが紡いできた物語を、一冊にまとめた「未来への手紙」です。以下のような魅力的なコンテンツを考えております。
パンダたちの誕生から旅立ちまで!感動の軌跡
飼育スタッフたちが明かす、いのちと向き合ってきた日々
アドベンチャーワールドが守り続けてきた、いのちの哲学
ゲスト&ファンとの交流から生まれた、数え切れないほどの笑顔!
これから制作する特別号は、別れのドキュメンタリーではありません。多様な生物がともに生きることの意味を問い、『FRaU』だからできるいのちの尊さ、未来への継承を考えるものとなります。
ご支援いただいた資金は、この一冊の制作や情報発信に活用し、全国の書店・図書館・教育現場などにも届けることを目指します。
パンダを愛する皆さまと、ともにつくり上げたい「パンダファミリー号」
支援者の皆さまから応募いただいた思い出の写真やエピソード、コメントを、講談社『FRaU』編集部が創刊34年のプロの取材編集技術でまとめ、この特別号に掲載します。
この一冊は、プロジェクトメンバーやスタッフだけの力では完成しません。クラウドファンディングを通じた皆さまとの共同作業で、アドベンチャーワールド発の「パンダファミリー号」「ネイチャー・ポジティブ・アクション号」を作り上げましょう!
このプロジェクトの支援者一人ひとりが、“いのちをつなぐ”力となります。
参加いただく皆さまにとっては、パンダファミリーへの愛、“ありがとう”の気持ちを特別号という形で表現できる絶好の機会ではないかと考えております。
取材陣は今後も、パンダたちや飼育スタッフの皆さまをさらに深く深く掘り下げて取材してまいります。
2025年6月28日、中国成都に4頭のパンダが帰る!
アドベンチャーワールドで暮らす4頭のジャイアントパンダが、6月28日に、中国四川省・成都のジャイアントパンダ繁育研究基地に帰ります。
2025年8月に現在進行中の「ジャイアントパンダ保護共同プロジェクト」の契約期間が満了となるため、日中双方 で協議を行った結果、4頭のジャイアントパンダ「良浜(らうひん)」「結浜(ゆいひん)」「彩浜(さいひん)」 「楓浜(ふうひん)」に負担のないよう、比較的涼しい6月に帰国してもらうことになりました。
現在24歳のお母さんパンダ良浜は高齢期に差し掛かっています。高齢のパンダが安心して暮らせる施設や医療体制が整う、中国のゆったりした環境で穏やかに過ごすことが、良浜にとっては望ましいのではないかという意見を成都ジャイアントパンダ繁育研究基地の専門家より受け、その子どもたち、結浜、彩浜、楓浜についても、将来の繁殖を目指しパートナーを探すために中国に帰国します。4頭のパンダが健康で幸せに暮らせるよう、それぞれが、新たないのちをつなぐ役割を担ってくれるだろうとの期待を込めて送り出します。
共同繁殖研究スタートから30年、17頭の繁殖と育成に成功
アドベンチャーワールドは、これまでジャイアントパンダの日中共同繁殖研究を通して、持続可能な世界・未来を目指してきました。
1994年にジャイアントパンダの日中共同繁殖研究を開始し、30年間にわたりこの貴重な種の保護と繁殖に取り組んできました。プロジェクトの象徴である「永明」と「蓉浜」は、自然繁殖を最重要課題とする新たな試みの始まりを告げ、アドベンチャーワールドに新たな希望をもたらしました。
この期間中、国内では12年ぶりとなるジャイアントパンダの赤ちゃん誕生を実現し、人工授精による「梅梅」の妊娠・出産も成功しました。「永明」と「梅梅」のペアは、4回にわたって8頭の子どもを出産し、繁殖の成功例として注目されています。また、「永明」は28歳という高齢で自然交配に成功し、繁殖研究の可能性を広げました。
2024年9月、共同プロジェクトは30年の節目を迎えており、ジャイアントパンダの保護と繁殖におけるさらなる貢献を目指して中国側との協議を続けています。
目標達成金額とスケジュールについて
★目標金額:1,000万円
※ご支援いたいだいた支援金は「FRaU」ADVENTURE WORLD特別号の制作経費や活動運営費に使用いたします。
★使用用途:4頭のパンダに感謝の気持ちを込めて、ファンと一緒に特別な一冊を制作する
★実施スケジュール
2025年9月~10月:特別号「FRaU」ADVENTURE WORLD (仮題)の発行
2025年10月(予定):本の発刊、発刊記念イベント、リターンのお届け
2025年10月に特別号の発刊記念イベントを開催
2025年10月には、特別号発刊を記念したイベントの開催を予定しています。このイベントでは、クラウドファンディングでご支援いただいた皆さまやファンの皆さまをお迎えし、特別号に掲載されたメッセージやエピソード、写真にまつわる思い出について、飼育スタッフの皆さまとともに振り返る場を設けたいと思います。
パンダたちの未来について語り合うトークセッションなどを行い、ご支援いただいた皆さまとプロジェクトチームが一体となれるようなイベントをします。パンダたちへの感謝の気持ちを表し、彼女らの新たな旅立ちを祝う特別な機会を一緒につくり上げましょう。
皆さまにより楽しんでいただけるよう、かわいいパンダ型のフードなども準備する予定です。
以下リターンメニューをご用意しております。
・お気持ち支援 お礼メール ※特別号の返礼はございません。
・「FRaU」ADVENTURE WORLD特別号 1冊
・「FRaU」ADVENTURE WORLD特別号内 掲載セット
・「FRaU」ADVENTURE WORLD特別号内 掲載&取材セット
アドベンチャーワールド 副園長
中尾 建子
1988年入社。獣医師として、動物園動物の診療や飼育管理、極地ペンギンの人工孵化・育雛(いくすう)に携わる。1994年に永明と蓉浜が来日した当初より、ジャイアントパンダの繁殖研究に長年関わり、これまで17頭のパンダの赤ちゃんの誕生を見守る。
私たちはこれまで、ジャイアントパンダの繁殖と育成に携わるなかで、いのちが生まれ、つながり、受け継がれていく奇跡のような瞬間に立ち会ってきました。動物たちは、人と人とのあたたかな絆(きずな)を育む存在であり、私たちに“いのちの大切さ”を静かに語りかけてくれます。
このたびの『FRaU』との取り組みは、そのような動物たちのまなざしや、いのちの物語を、一冊の本として未来へ手渡すための挑戦です。ぜひ皆さまのお力をお借りしながら、多くの方のこころに届く一冊を一緒につくり上げていけたら幸いです。
株式会社アワーズ 人財委員会プロジェクトマネージャー
熊川 智子
1993年入社。ウマ、カバ、チンパンジー、レッサーパンダや多くの小動物を担当し、2000年良浜の誕生からジャイアントパンダの育成に携わる。2005年〜2012年運営部で勤務し、再びパンダチームのリーダーとして、人とパンダの育成に注力。現在は人財育成部門のマネージャーとして、社員のいのちが輝く仕組みづくりに日々、奮闘してしている。
私たち飼育スタッフは、目の前の動物たちに寄り添いながら、関わるすべてのいのちを感じ、学び続けています。なかでもパンダたちは、いのちをつなぐことの尊さや、たくさんの気づきを私たちに与えてくれ、ともに成長させてもらえた存在でした。
私は飼育という仕事を通して、「いのちの美しさを伝えること」が自分の使命だと感じています。今回の『FRaU』との取り組みは、その美しさをもっと多くの方に届ける大切な機会です。動物たちのいまを生きる姿に触れていただき、お一人ひとりの心のなかに“小さな気づき”が芽生えたら、これ以上の喜びはありません。
どうか皆さまのお力をお貸しください。
株式会社講談社 『FRaU S-TRIP和歌山』 編集長
舩川輝樹
グルメな彩浜が竹をムシャムシャ食べる姿を表紙にした『FRaU S-TRIP和歌山』は、その表紙含め、良浜、結浜、彩浜、楓浜らの愛らしい姿や秘話などを17ページにわたって大特集したため、2024年10月10日の発売から間もなく売り切れてしまいました。雑誌では異例の重版をしましたが、それももうほとんど市場にありません。
『FRaU』のあらたな歴史をつくってくれた4頭が、成都でさらなるいのちをつなぐためとはいえ、中国に帰ってしまうなんて! まだ彼女たちにお礼も言えていないし、もちろん何の恩も返せていません。でも、私にできることといえば、本や雑誌を編集することぐらい。感謝の気持ちをこめて、私より、はるかにパンダ愛にあふれたファンの皆さまやアドベンチャーワールドの方々とともに、彼女たちへの感謝の気持ちと、ありったけの愛情を込めた一冊を、どうしてもつくりたいと思っています。
どうかご支援のほど、よろしくお願いいたします。
『FRaU S-TRIP和歌山』プロジェクト実行委員会メンバー
齊藤 雅之
昨年10月に発行された『FRaU S-TRIP』和歌山で、アドベンチャーワールドのページを担当いたしました。パンダ飼育スタッフさんから伺ったパンダたちのさまざまなお話、4頭それぞれの性格や特徴、繁殖の苦労や感動的なエピソードを直接取材し、撮影する機会を得たことは、私にとって大変貴重な経験でした。この取材を通じて、パンダたちやアドベンチャーワールド、そして白浜町への愛情が深まりました。
今回、4頭のパンダ帰国の一報を聞き、これまでお世話になったパンダたちに何か恩返しができないかと考えました。そして、このクラウドファンディング企画に参加することを決意しました。ファンの皆さまや支援者の皆さまとともに、このプロジェクトを通じて、心をひとつにしてパンダたちへの感謝の気持ちを形にできればと思っています。
パンダたちが私たちに与えてくれた喜びや感動に、少しでも恩返しができるよう、どうかご支援をよろしくお願いいたします。皆さまの温かいご協力を心よりお待ちしております。
『FRaU S-TRIP』和歌山プロジェクト実行委員会メンバー
矢嶋 さえ
このクラウドファンディングで、良浜、結浜、彩浜、楓浜への“ありがとう”の気持ちやいのちをつなぐことを特別号を通じて皆さまに届けていきたいと考えております。皆さまの思い出とともに、心に残り未来につなぐ一冊をつくり上げていきたいと思います。
本企画の実現に向けて、皆様からのご支援をよろしくお願いいたします。
アドベンチャーワールドは和歌山県南部の白浜町にある、動物園、水族館、遊園地が一体となったテーマパーク施設です。「いのちを見つめ、問い続ける。いのちの美しさに気づく場所。」—この想いのもと、私たちは、エデュテインメントの力で心が動く体験を創造し、訪れるすべての人が、愛・つながり・可能性という“いのちの美しさ” に出会う “とき” を大切にしています。
パンダをはじめとする希少動物たちと、近い距離で触れ合えるのが魅力で、動物たちの自然な姿を観察できるだけでなく、彼らの生態や保護活動についても学べます。動物たちの福祉を最優先に考えた飼育方法や、絶滅危惧種の保護活動にも積極的に取り組んでおり、動物たちが健康で幸せに暮らせる環境を整えることを使命とし、日々努力を続けています。
パンダバンブープロジェクトは、アドベンチャーワールドが展開する代表的な取り組みのひとつです。
パンダの主食である竹の持続可能な供給を目指した取り組みで、単にパンダの食糧を確保するだけでなく、竹の生育環境を整えることで、地域の農業振興にも大きく貢献しています。具体的には、地元の農家や研究機関と協力し、竹の栽培技術を向上させることで、竹の安定供給を実現しています。これにより、農家にとっては新たな収入源が生まれ、地域経済の活性化にも寄与しています。また、竹林の管理は土壌の保全や水資源の保護にもつながり、地域の環境保全に貢献しています。
このように、パンダバンブープロジェクトは、パンダの保護と地域社会の発展を両立させるモデルケースとして注目されており、持続可能な未来を築くための具体的なアプローチとしたモデルケースとなっています。
また、動物保護活動だけでなく、さまざまなソーシャルグッドな取組みを展開しています。
「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」は、特別なニーズを持つ子どもたちとその家族に、動物たちとの触れ合いや特別な体験を提供する心温まるイベントを開催しています。この取り組みは、動物園を訪れることが難しい子どもたちに、特別な夜を通じて笑顔と感動を届けることを目的としており、通常の営業時間外に開催され、参加者は混雑を気にせずにゆったりと動物たちを観察できます。動物との触れ合い体験や飼育スタッフによる特別ガイドツアーなど、参加者が楽しめる多彩なプログラムが用意されており、子どもたちは、ふだんなかなか経験できない貴重な時間を過ごせます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後までお読みいただきありがとうございました!
本プロジェクトへのご賛同と、皆さまの温かく厚いご支援を、ぜひよろしくお願いいたします。