一般社団法人zutto123が2025年7月、福井県越前市に産前産後ケア施設zuttoぎゅっと。を開設します! 「産後ケアを必要とするママに助産師のケアを届けたい。」 助産師×ヨガピラティスインストラクターが地域に開かれた産前産後施設をつくります!
▼ご挨拶
こんにちは!
産前産後ケア施設『zuttoぎゅっと。』代表の藤凜(ふじりん)です
福井県内の総合病院で産休・育休期間含めて6年間助産師として働き、現在は7月の産前産後ケア施設の開設に向けて準備を進めています✨
プライベートでは3歳の男の子を絶賛子育て中で、なんと現在第2子妊娠中です⭐️
9月末に自分自身の出産も控えている状況ではありますが、今このタイミングで産前産後ケア施設を開設しようと思ったきっかけについてもお伝えしていこうと思います。
▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ
産後1年以内の妊産婦死亡の1位が“自殺”であることをご存知でしょうか。
日本の周産期医療は高いレベルである一方、妊産婦の産前・産後の社会基盤は十分とは言えない状況であると言えます。
産後の自殺には育児不安や産後の孤立感、「産後うつ」が大きく関与しています。
10人に1人が産後うつを発症し10人に8人が産後うつ予備軍と言われています。
コロナ禍以降には母親だけでなく父親のメンタルヘルスへも影響を与え、子育てにおいて孤立感を抱える父親も増えていると言われています。
育児不安や子育ての孤立感、産後うつを抱える人を減らし、子育てをするママたちのサポートをする支援のひとつが産後ケアです。
「産後のママを一番近くで支えられる存在になりたい。」という思いで助産師を目指し、最短ルートで助産師になろうと考えた私は、福井工業大学附属福井高等学校衛生看護科(5年一貫)を卒業後、名古屋医専助産学科に進学し助産師国家資格を取得しました。
新卒で県内の総合病院に就職し、0歳から100歳以上という幅広い年齢・さまざまな背景やリスクをもつ患者・命と関わることは、やり甲斐を感じることも多く、充実していました。しかし、その一方で、病院での煩雑な業務内容の中で、ママ達が必要としているケアを十分に提供することは難しく、助産師として、もどかしさも感じていました。病院やクリニックよりさらに地域に根付いたオープンな産後ケア施設をつくって「いのちをみんなで育む」という意識を社会に広げていきたい!福井県で子育てするママにも産後ケア施設という新しい選択肢を作りたい!と思うようになりました。
「産後ケア施設を作りたい」という思いが芽生えた頃、病院勤務助産師として更年期や老年期の女性との関わる中で、妊娠中や産後の適切な運動が更年期や老年期の健康やQOLの向上につながるということを学び、産前・産後の女性を対象に運動指導を行うため、ヨガ・ピラティスインストラクターの資格を取得しました。zuttoみんなのstudioの酒井美佳先生(studio代表)と川端ようこ先生に産後ケア施設を作りたい思いを話し、背中を押してもらったことが大きな今回のプロジェクト始動の大きなきっかけとなりました。
zuttoみんなのstudioホームページ
同じ病院で勤務し、私の後輩である竹内渚紗(助産師)は「いのちの授業(性教育)」をやりたい!という夢を語ってくれました。困っている人を放って置けない優しさ、赤ちゃんや小さな子どもとの関わりも上手で行動力もある彼女と一緒に産後ケア施設を作って、2人で一緒に夢を叶えようと決心しました。
産後ケア施設開設への思いを伝えたところ、応援してくれた新谷万智子先生(産婦人科医師)。施設の専属相談医としてだけでなく、幅広い知識で経理などの面でも協力していただいています。
産後ケア施設開設の構想も当初は漠然とした計画でした。2024年8月、鳥取県にある産前産後ケアハウス「はぐはぐ」に施設の見学に行きました。そこで沖縄県のzeroplaseの産後ケア開設のためのガイドコンサルについて教えていただきました。すぐにガイドコンサルの説明会に申し込み、受講を開始。(2024年9月)1人で実現するのは難しくても、みんなとなら絶対に実現できる!と思えるようになりました。
【2025年1月23日に「一般社団法人zutto123」を設立】
産後ケア施設の開設を2025年7月に決定し、その旨をInstagramで発表した翌日(2025年2月末)。私自身の妊娠が発覚しました。「産後ケア施設どうしよう。オープンできなくなるのか。」正直、はじめはそう思いました。
妊娠をみんなに伝えたところ、誰1人迷いなく、「大丈夫!みんながいるからなんとかなる!」と言ってくれました。
助産師としての夢も諦めず、自分自身も1人の母親として子どもを産んで育てることの両方を実現させることは、決して1人ではできることではなく周囲のサポートあってこそだと改めて感じ、「ママに優しい施設」を作ることはもちろん、「働くスタッフにとっても優しい職場」を作っていこうと決めました。
現在、妊娠6ヶ月。無理しないように周囲のサポートを得ながら7月の産後ケア施設開設に向けて準備に励んでいます!!
▼解決したい社会課題
1.子育ての孤立化をなくしたい
2.もっと子育てしやすい福井県を目指したい
3.希望するすべてのママに産後ケアサービスを届け、「産前産後ケア」を当たり前の世の中にしたい
産前産後ケア施設zuttoぎゅっと。はヨガピラティススタジオである「zuttoみんなのstudio」と併設しており、妊婦さんや産後ケアを利用する産後1年までのママだけでなく、老若男女問わず様々な方々にも「産後ケア」を身近に感じてほしいと思っています。
今、0歳児を育てているママはもちろんですが、これから子どもを産み育てていく人や1歳以上を子育て中のママ、子育てを終えた方、孫育て中の方まで…。みんなに社会課題や産後ケアについて正しく理解してほしいと考えています。
産後ケアを利用することで母子を孤立化させず、社会全体で育児を支える意識(“いのちをみんなで育む意識”)を根付かせていきたいのです。
私たちは、福井県内で最もオープンな産前産後ケア施設を目指します。
▼産後ケアについて
産後ケア事業とは
→助産師等の看護職が中心となり、産後1年までの母子を対象とし心身のケアや育児のサポートを行う事業
【具体的内容】
・母の身体的な回復のための支援
・授乳指導および乳房のケア
・心理的支援
・育児指導
・家族等の身近な支援者との関係調整
・社会資源の紹介
産後ケア事業は「結婚、妊娠、子ども・子育てに温かい社会の実現」のための対策として政策の中に明記されています。
母子保健法の改正により令和元年に産後ケア事業は法定化されました。まだまだ新しい事業ではありますが、年々制度の内容が充実しており、令和5年にはユニバーサルな事業であることが明確化され、産後ケアの対象者も「産後ケアを必要とする者」に見直されました。
産後ケア事業は身体的回復と心理的な安定を促進するとともに、ママ自身がセルフケア能力を育み、母子の愛着形成を促し、母子とその家族が健やかな育児ができるよう支援することを目的としています。
【2021年以降に出産した福井県で子育てをするママを対象としたアンケートの結果】
アンケートを実施したことで、福井で子育てをするママの思いや産後ケアの実態が見えてきました。
産後ケアを利用しなかった方からの声としては自分が対象となると思わなかった申請方法が分からなかった実施している施設が分からなかった
などが多くありました。
産後ケアの受け皿が足りていないのは全国的な課題であり、福井県も同様です。
産後ケアを必要とする人に産後ケアサービスが届くように。そして誰にも遠慮することなく、産後ケアを当たり前に受けられる社会にしていきたいと思っています。
▼zuttoぎゅっと。でできること
産前産後ケア施設zuttoぎゅっと。の施設概要の詳細はホームページをご覧ください!
産前産後ケア施設zuttoぎゅっと。ホームページ
産後ケア施設開設までの道のりや最新情報はInstagramにて更新中!
zuttoぎゅっと。Instagram
産前産後ケア施設zuttoぎゅっと。は産後ケア事業を中心とし大きく分けて5つのメニューを用意しています。ゆったり過ごしたいママ、しっかり汗を流したいママ、マッサージを受けたいママ、ただただベッドで横になって休みたいママ・・・。リフレッシュの方法はママによって様々です。“zuttoぎゅっと。”では過ごし方を選択できるよう様々なメニューを用意しています。
産後ケア事業は通所型(6時間と1時間)の受け入れを行います。
ゆっくり休息を取れるよう産後ケア利用のママには個室を用意しています。赤ちゃんは安全に配慮したお部屋で助産師・保育士等がお預かりします。ランチには越前市の“日のごはん”の栄養バランスの取れた彩り豊かなお弁当を提供いたします。1人で過ごすより誰かと話をしてリフレッシュしたいママはベビーラウンジで過ごしていただくのももちろんOKです!産後ケアでの利用の場合も1日の過ごし方はひとりひとりママと相談しながら決めます。自分に合った産後ケアで心と体の回復のための時間を過ごしていただければと思います。
ベビーラウンジは安全なフラットスペースで赤ちゃんを遊ばせながら、カフェドリンクをお楽しみいただけます(カフェインレスも用意)。妊婦さんをはじめ、0歳の赤ちゃんを育てるママ・パパ・(15歳以上の)ご家族やご友人も一緒にご利用いただけます。お1人でも、お友達やご家族とご一緒でも、お気軽にお越しください!その他、ママや赤ちゃんとそのご家族を対象とした様々なイベントなどの開催も予定しています。
ママレッスンは妊娠16週〜産後1年までのママのための運動メニューです。内容は空中ヨガとマットピラティスです。お身体の状態や好みに合わせて楽しく運動することができます!産前と産後でクラスを分けてレッスンを行なっています。妊娠中にはレッスンの前後に胎児心音の聴取・血圧測定などの体調チェックを行い安全に配慮して運動します。リラックスメニューは「ハーブテント」「フットケア」「ヘッドマッサージ」「産後の骨盤ケア」を用意しています。リラックスしながらも産後の心と体の回復を助けてくれるメニューを用意しています!
▼資金の使い道
「zuttoぎゅっと。」はヨガ・ピラティススタジオである「zuttoみんなのstudio」と併設させることを今回のプロジェクト計画当初より決めていたため、物件は決まっていますが、産後ケア用の設備を整えるために内装工事が必要であり、現在、施設の一部を工事しています。また、ママに快適に過ごしていただくための備品類の購入や安全に赤ちゃんをお預かりするための環境づくりのための備品購入が必要であり、施設オープン準備にかかる費用総額は約500万円。ご支援いただいた支援金はシステム導入費とママに休息を取っていただくためのお部屋(ママルーム)の備品購入、安全に赤ちゃんたちを預かるためのベビーラウンジの備品等の購入に使わせていただきます。
【100万円の内訳】
・システム導入
予約システム導入費・決済システム導入費・ホームページの制作費の一部
→約30万円
・ママルーム備品購入
ベット・寝具類・机と椅子・消耗品類
→約30万円
・ベビールーム備品購入
おむつ交換台・ベビーコット・ベビーマット・ベビーサークル・消耗品類
→約30万円
・リターン準備
→10万円
▼スケジュール
【2025年】
1月 1月23日 一般社団法人zutto123 設立
4月 法人として助産所開設許可申請
助産師会入会
5月 助産所開設
公式ホームページ完成
→ 5月17日 公開
施設内装工事開始
6月 クラウドファンディング実施
6月15日 7月の予約受付開始予定
6月下旬 施設内設備等準備完了予定
7月 クラウドファンディング終了後、
7月上旬よりリターン配送開始
7日〜 プレオープン
7日 フルート&ピアノコンサート
8日 歯固めワークショップ
ママレッスン(空中ヨガ)
9日 耳ツボジュエリー体験会
10日 ママレッスン(ピラティス)
11日 親子鑑定
7月18日
産前産後ケア施設zuttoぎゅっと。
開所式&グランドオープン
7月22日〜産後ケア事業利用者受け入れ開始
▼リターンの紹介お礼のメールまたはお手紙産後ケアギフト産後ケアチケット産後の骨盤ケアチケット施設見学ご招待券海鮮kawabataお食事券“日のごはん“お弁当ランチ+おやつ 回数券福井のお米「いちほまれ」
“zutto”みんなに愛される場所になりますように。
「産前産後ケア施設zuttoぎゅっと。」をよろしくお願いいたします。
※掲載している画像は保護者より掲載許諾を得ています。