世界が注目!「『家庭画報』×フリッツ・ハンセン×香川漆芸」異色のコラボが生む、世にも美しい”漆モダン”な椅子とは?

2025.02.25 13:00
株式会社世界文化ホールディングス
『家庭画報4月号』3月1日(土)発売
右から)月夜にすすきの影法師[impression]、オリーブは風にゆれて[平和の実り]、煌めく青のグラデーション[瀬戸の海]

株式会社世界文化社が発行する、ライフスタイル誌『家庭画報』が、デンマークの名門家具ブランド「フリッツ・ハンセン」と日本の伝統工芸「香川漆芸」の特別コラボレーションを企画。洗練された匠の技と技が融合した唯一無二の“漆モダン”な椅子が、2025年3月1日発売の『家庭画報4月号』に登場します。完成した作品は「フリッツ・ハンセン 東京」にて3月1日~4月2日の期間限定で展示販売を行います。世界が注目する美の競演を、ぜひ誌面と実物でご覧ください。

世にも美しい “漆モダン“ な椅子
右から)縞の織物で椅子を結わく[堆漆間道結]、黄金の光と虹輪の競演[光]

日本の伝統工芸「香川漆芸」の作家5名が、デンマークの名門家具ブランド「フリッツ・ハンセン」の 椅子の加飾に挑戦。「セブンチェア」「グランプリチェア」「アリンコチェア」という3種類の名作と、 香川の三技法「蒟 醤(きんま) 」「存清(ぞんせい) 」「彫漆(ちょうしつ) 」が融合した”漆モダン” な椅子が完成しました。この5作品は、監修を務めた人間国宝の山下義人さんも「香川の三技法が揃ってよく表現されていて、非常に美しく見応えがあります」と評するでき映え。コレクター垂涎の世界に一つの作品が誕生しました。
[impression]藪内江美(蒟醤)

月夜にすすきの影法師
「自然の中の光と色彩をテーマに彫り、赤や緑など6色の色漆と錫粉、アルミ粉をランダムに埋めて研ぎ出しました。『蒟醤』の自由なタッチや質感を見ていただけたら」と藪内さん。「蒟醤」は漆を塗り重ねて文様を彫り、その溝に色漆を埋めたのち、表面を研いで文様を表現する技法。セブンチェア「impression」110万円/フリッツ・ハンセン(フリッツ・ハンセン 東京)




[平和の実り]辻 孝史(存清)

オリーブは風にゆれて
うるみ色(赤みがかった茶色)のマットな漆に、聖書に平和の象徴として登場するオリーブを描いた。使用技法は「存清」で、漆を塗り重ねた上に色漆で文様を描き、細部に線彫りを施す。「風にゆれるオリーブの残像を表すため、輪郭を少しずらして線彫りし、金を埋めました」と辻さん。セブンチェア「平和の実り」110万円/フリッツ・ハンセン(フリッツ・ハンセン 東京)
[瀬戸の海]松原弘明(彫漆)

煌めく青のグラデーション
モチーフは地元・高松の海。松原さん曰く「瀬戸内海は穏やかに見えますが、島が多いため、流れが複雑で速い。日差しや風の影響で刻々と変化するさまを彫りと色漆の濃淡で表現しました」。使用技法は「彫漆」で、色漆を数十回塗り重ね、その色漆の層を彫り込んで文様を浮き上がらせる。セブンチェア「瀬戸の海」110万円/フリッツ・ハンセン(フリッツ・ハンセン 東京)





[堆漆間道結]石原雅員(彫漆)

縞の織物で椅子を結わく
作品名の「堆漆」は彫漆の技法の一つで、「間道」は16~17世紀に渡来した縞織物。「色漆を120回塗り重ねた後に小口をスライスし、2枚を横に接着して作った帯状の板『堆漆板』を間道に見立て、椅子全体を結わえてみました」と石原さん。ポイントは堆漆板の“結び目”で、表は三つ葉文、裏は結び文。木製の脚部も艶あり、艶なし2種類の白漆が塗られている凝りよう。グランプリチェア「堆漆間道結」110万円/フリッツ・ハンセン(フリッツ・ハンセン 東京)
[光]山下亨人(蒟醤)

黄金の光と虹輪の競演
「後光が差している様子を表現しました」と話す山下さんが、座面に蒟醤と蒔絵の技法を駆使して完成させたのは、黒漆に金色と虹色の装飾が映え、エネルギーに満ちた作品。正面から見ると、中心の円に吸い込まれそうな心持ちに。蒟醤で仕上げた座面の側面も虹色で、背面は朱漆。アリンコチェア「光」110万円/フリッツ・ハンセン(フリッツ・ハンセン 東京)




8回目を迎える『家庭画報』による、香川漆芸×海外ハイブランドとのコラボレーション企画
左から)2019年 家庭画報×香川漆芸×RODO×和光、2017年 家庭画報×香川漆芸×セルジオ ロッシ

『家庭画報』が、日本が世界に誇る「香川漆芸」と海外のハイブランドを結びつけ、伝統工芸の新しい姿をお見せするコラボレーション企画は、今年で8回目を迎えます。日本の技が、ファッション、インテリアとジャンルや国を超え世界の人々を魅了できるよう『家庭画報』は、発信し続けます。

人間国宝 山下義人
1951年香川県生まれ。人間国宝の磯井正美氏に蒟醤を、田口善国氏に蒔絵を学ぶ。日本伝統工芸展等での受賞歴多数。2007年紫綬褒章、21年旭日小綬章受章。13年重要無形文化財「蒟醤」保持者(人間国宝)認定。後進の育成にも情熱を注ぐ日々。

▼過去のコラボレーション
2024年 家庭画報×香川漆芸×アンリ・ジャック
2023年 家庭画報×香川漆芸×フランク ミュラー
2022年 家庭画報×香川漆芸×ブチェラッティ
2021年 家庭画報×香川漆芸×高田賢三
2020年 家庭画報×香川漆芸×ロイヤル コペンハーゲン
2019年 家庭画報×香川漆芸×RODO×和光
2017年 家庭画報×香川漆芸×セルジオ ロッシ
『家庭画報 4月号』 定価/1,650円(税込)
『家庭画報 4月号 プレミアムライト版』 定価/1,300円(税込)
家庭画報.com:

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