第23回『このミステリーがすごい!』大賞、「文庫グランプリ」 受賞2作品が発売!

2025.02.18 15:00
株式会社 宝島社
受賞作品は“企業謀略ミステリー”と“超新星の館ミステリー”!

株式会社宝島社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:関川誠)が主催する、第23回『このミステリーがすごい!』大賞の「文庫グランプリ」を受賞した『一次元の挿し木』を2025年2月5日、『どうせそろそろ死ぬんだし』を2025年3月5日に宝島社文庫レーベルから発売します。
 『このミステリーがすごい!』大賞は、ミステリー&エンターテインメント作家・作品の発掘・育成を目的に、2002年に創設した新人賞です。 2020年度より、優れた作品を文庫として刊行する「文庫グランプリ」を新設し、累計32万部を突破した『レモンと殺人鬼』をはじめ、数多くのヒット作を世に送り出してきました。また、受賞作品のみならず、編集部推薦の「隠し玉」として『珈琲店タレーランの事件簿』 『スマホを落としただけなのに』 『復讐は合法的に』といった、多くの作品を文庫で刊行し、新人を育成、映画やドラマなど映像化される話題作を生み出しています。


 文庫本は、誰もが手に取りやすい身近な活字コンテンツです。どこにでも持ち運べるサイズと、手ごろな価格帯は、読書人口の裾野を広げ、活字文化を支えてきました。「文庫グランプリ」は、文庫本の価値と可能性に改めてスポットを当て、多くの新しい作家たちの、作家人生のスタートと成長の機会を創出していきます。受賞者のインタビューも可能ですので、取材をご検討いただけますと幸いです。『このミステリーがすごい!』大賞は、これからも新しい作家・作品を発掘・育成し、業界の活性化に寄与してまいります。


「文庫グランプリ」受賞作品は“企業謀略ミステリー”と“超新星の館ミステリー”
■重版決定!古人骨が誘う驚嘆の真相 『一次元の挿し木』 
【あらすじ】
ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨。大学院で遺伝人類学を学ぶ悠がDNA鑑定にかけると、四年前に失踪した妹のものと一致した。不可解な鑑定結果から担当教授の石見崎に相談しようとするも、石見崎は何者かに殺害される。古人骨を発掘した調査員も襲われ、研究室からは古人骨が盗まれた。悠は妹の生死と、古人骨のDNAの真相を突き止めるべく動き出し、予測もつかない大きな企みに巻き込まれていく──。

【受賞コメント】
『一次元の挿し木』は“迷宮”をテーマとした作品です。それゆえか、執筆中はストーリー構成に日々悩み、長らく自分自身が迷宮に迷い込んでいる状態でした。挫折しそうにもなりましたが、ある夜、近所の公園を五時間以上徘徊し、ようやく論理的破綻のない道筋を見つけたとき、忌まわしき迷宮を後にすることができました。自分の全てを懸けて綴った物語です。読んで後悔はさせません。最高のエンターテインメント体験をお約束します。


☑冒頭で提示される謎の牽引力、ストーリーの面白さでは、今回これがダントツ (大森望/翻訳家・書評家)
☑ヒマラヤの呪われた湖で発掘されたという二百年前の古人骨のDNA鑑定が暴く驚くべき真相!(香山二三郎/コラムニスト)
☑文章力が圧倒的だし、魅力的な謎の提示、読者を惑わす情報を入れてくるタイミングなど、とにかく舌を巻く巧さだ (千街晶之/ミステリ評論家)
著者:松下龍之介(まつした・りゅうのすけ)
1991年4月生まれ。東京都江戸川区出身。茨城県牛久市在住。千葉工業大学大学院工学研究科修士課程を修了。現在は機械システム事業を扱う会社で、火力発電所や製鉄所向けの高圧ポンプの設計や技術提案に携わっている。




『一次元の挿し木』
発売日:2025年2月5日/定価:900円(税込) 



■驚愕の仕掛けに二度読み必至! 『どうせそろそろ死ぬんだし』 
【あらすじ】
探偵業を営む七隈は、余命宣告された人々が集う交流会のゲストとして、助手の律と共に山奥の山荘に招かれた。二人は交流会のメンバーと食事をし、親睦を深める。しかし翌朝、参加者の一人が不審な死を遂げる。自然死か、殺人か。殺人であれば、余命わずかな人間をなぜわざわざ殺したのか。七隈たちは死因の調査を始める──。やがて明かされる驚愕の真実とは? 二度読み必至! 超新星の「館」ミステリー開幕。

【受賞コメント】
鮪は泳ぎ続けることで生を得る。私もまた、書き続けることで文学の海を生きていきたい。幼魚同然の私を海に放り出してくれた選考委員の方々に感謝申し上げます。5年先、10年先の受賞者から、「あの人の出身だから」と言われるような作家を目指します。


☑もうすぐ死ぬ人間をなぜ殺すのか? 余命宣告された人々が集まる別荘という舞台が素晴らしい (大森望/翻訳家・書評家)
☑ユニークな設定がまず興味を引いたし、二度読みしたくなる仕掛けが上手かった (瀧井朝世/ライター)
☑作者が大いに楽しんで書いたことが伝わってくる作品であり、その洗練された仕掛けを評価したい (古山裕樹/書評家)
著者:香坂鮪(こうさか・まぐろ)
1990年生まれ。熊本県出身、大阪府在住。現在、循環器を専門とする特定機能病院に勤務。心臓と脳を中心に、心筋梗塞、脳梗塞などの治療に携わる。





『どうせそろそろ死ぬんだし』
発売日:2025年3月5日/定価:800円(税込) 




「文庫グランプリ」受賞作『レモンと殺人鬼』は32万部突破の大ヒット
あらすじ
保険外交員の妹が殺された。生前、彼女が保険金殺人を行っていたという報道に、姉の「私」は驚愕する。妹がそんなことをするはずがない。私たち姉妹はかつて父親を少年犯に殺されたつらい過去を共有していた。私は妹の潔白を証明するため、独自に調査を始める。しかし、妹にとって不利な証拠ばかりが見つかるうえに、出所した元少年犯が行方をくらましたという情報が入る。妹は何を思い、誰に殺されたのか。混乱する私の身のまわりで、次々と不審な出来事が起こり始める。

著者:くわがきあゆ
1987年生まれ。京都府出身。京都府立大学卒業。第8回「暮らしの小説大賞」を受賞し、『焼けた釘』(産業編集センター)で2021年にデビュー。2022年、『レモンと殺人鬼』(宝島社)で第21回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞。

『レモンと殺人鬼』
発売日:2023年4月6日/定価:780円(税込)


最新作も!
企みに満ちた戦慄のサイコサスペンス
『復讐の泥沼』
発売日:2024年8月5日
定価:780円(税込)
狂気が加速する驚異のどんでん返し!
『焼けた釘を刺す』
発売日:2024年10月3日
定価:850円(税込)

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