やっぱり面白かった! 大人気の歴史学者・本郷和人さんによる『東大生に教える日本史』が、「文春新書」から2月20日に発売!

2025.02.13 15:30
株式会社文藝春秋
2022年の東大駒場での「伝説の講義」が一冊に!

株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区 社長:飯窪成幸)は、東京大学史料編纂所の教授で、大人気の歴史学者・本郷和人さんの新刊『東大生に教える日本史』(文春新書)を、2月20日に発売します。

東大史料編纂所は文字通り、史料の編纂が本分。そこに所属する本郷教授は、ふだん一般の学生への講義は行なっていないのですが、2022年に東大駒場の教養課程で、理系も含め、日本史専攻でない学生向けに「変革期にあらわれる日本のルール」をテーマにした講義を行ないました。まさに幻の日本史講義。本書はその際の内容をもとに新たに語り下ろしたものです。「東大生たちに歴史を考える面白さを伝えたかった」と語る本郷さん。史実を材料に、論理を組み立て、自分なりの歴史像をつくってみる楽しさを身につけることができます。

本書は現役東大生のみなさんはもちろん、歴史に興味がある中学生や受験を控える高校生、そして日本史に流れる「ルール」を探求するすべての方々に贈る一冊です。
■『東大生に教える日本史』の著者・本郷和人さんからのメッセージ
 受験用の「日本史」だと、歴史とは、すでに起こったことで、過去は変わりようがない、というイメージではないでしょうか。だから教科書に書いてあることを覚えるだけ、となってしまう。しかし、「日本史」は、そんなおとなしいものではありません。
 もちろん史実は動きません。織田信長は本能寺で死んでいますし、徳川家康は関ケ原で勝利を収め、ペリーは黒船でやってきます。しかし、そうした史実をどう意味づけるのかは、いまなお揺れ動いています。教科書の記述だって、実はどんどん変わっているのです。
 史実を材料に、論理を組み立て、自分なりの歴史像をつくってみる。そんな楽しさを感じてもらえれば嬉しいです。 (本書「開講の辞」より)


                      ■ ■


■『東大生に教える日本史』の紹介
<目次>
第一回講義 鎌倉幕府の誕生
・朝廷以外の権力を立てるという大転換が起こった
・東国政権の誕生 日本は一つではなかった

第二回講義 頼朝の死から元寇まで
・なぜ「頼朝の後継者」は殺されたのか? 東国武士のための政権
・元寇がつきつけた新たな課題 「御家人ファースト」か「オールジャパン」か
・御家人はなぜ借金に苦しんだのか? 貨幣経済の浸透

第三回講義 室町幕府、西か東か
・誰が鎌倉幕府を倒したのか? 武士たちは足利尊氏を選んだ
・なぜ足利尊氏は京都を選んだのか? 経済の都、京都
・義満は天皇になろうとしていたのか? 武士と公家、両方のトップとなる

第四回講義 日本人と宗教
・お守りをゴミ箱に捨てられるか? 日本人と神仏の距離感
・なぜ平安貴族は密教に飛びついたのか?
・一向宗は日本型一神教だったのか?

第五回講義 信長の革新性
・長篠の戦 注目すべきは兵器の調達と部隊編制
・他に例を見ない信長の人事
・権威の尊重とその利用 上杉謙信、武田信玄と比べてみると      

第六回講義 秀吉の天下統一
・なぜたった八年で天下を統一できたのか?
・デスクワークの重視が強さの秘密
・なぜ家康を倒さなかったのか?

第七回講義 家康が求めたもの
・武功に厚く行政に冷たい 家康の人事政策
・岡本大八事件の謎 キリシタン統制と大坂の陣の隠された関係
・前田利家が金沢幕府を開いていたら?      

最終講義 江戸から近代へ
・江戸前期は高度成長の時代
・武士のサラリーマン化が停滞を生んだ
・本当に「鎖国はなかった」のか? 



                      ■ ■


■著者プロフィール
本郷和人(ほんごう・かずと)
1960年10月12日東京生まれ。東京大学史料編纂所教授。専門は日本中世史。歴史学の魅力を広める「ヒストリカル・コミュニケーター」として、大河ドラマ、ゲーム、漫画などの監修にも数多く携わる。著作は、ベストセラーとなった『日本史のツボ』(2018)、『北条氏の時代』(2021)、『日本史を疑え』(2022)、『黒幕の日本史』(2023・いずれも文春新書)など多数。


■書誌情報
書 名:『東大生に教える日本史』
著 者:本郷和人
刊 行:2025年2月20日
定 価:990円(税込)
判 型:新書判
頁 数:256
ISBN:978-4-16-661483-7
書誌URL:

あわせて読みたい

【東大生が教える】答えがわからなくても得点できる!?「あと1点」を最短で稼ぐためのテクニックがわかる本が登場!
PR TIMES
松下洸平が徳川家康に! 大河ドラマ「豊臣兄弟!」に要潤、大東駿介、中島歩、山口馬木也も参戦
TVガイド
「ねこねこ」×「ベルメゾン」初コラボ!人気商品「ねこねこ食パン」がハンカチに
PR TIMES Topics
家康が60歳でも子作りに励んだから今も徳川家は続いている…17歳から65歳でつくった「11男5女」全一覧【2024下半期BEST5】
PRESIDENT Online
東大生が大絶賛!頭が良くなる「メイク10」に挑戦
東洋経済オンライン
【ティンバーランド】伝統と革新両方のアイデンティティを有した新ブーツコレクション誕生
PR TIMES Topics
まるで現代のプレゼン術! 北条政子が武士を動かした「伝説の演説」
ダイヤモンド・オンライン
なぜ北条政子の言葉で武士たちは立ち上がったのか? 「人の心を動かすリーダーの話し方」
ダイヤモンド・オンライン
【EDGELINK】しなやかなワッシャーナイロンを使用した、軽量で折りたためるバッグシリーズ登場
PR TIMES Topics
「鎌倉幕府の成立は1192年ではなく1185年」は真っ赤なウソ…いまの日本史教科書に書かれている「正解」【2024下半期BEST5】
PRESIDENT Online
東大生が行った「ある復讐劇」。突如、構内に「1日限りの某有名ハンバーガーショップ」があらわれた理由とは
OTONA SALONE
珈琲染め生地を利用したスツール限定販売
PR TIMES Topics
平安時代の恋の歌に忠臣蔵の辞世の句。歴史に残る様々な歌は、どんな思いで詠まれたのか?【前編】
さんたつ by 散歩の達人
東大にも存在する「推薦入試」。実際どんな人が合格するの?彼らが高校時代に「共通して」やっていたこととは
OTONA SALONE
【ホテル日航立川 東京】鮮やかな3層仕立ての「ひなまつりケーキ」を販売
PR TIMES Topics
東大卒を隠して生きてきた大宮エリーが養老孟司、小沢健二ら東大卒のゲスト20人と語り合った『大宮エリーの東大ふたり同窓会』/本日2月21日発売!
PR TIMES
「いま」の解像度が上がる!『東大生が読み解く ニュースが1冊でわかる本 2025年版』刊行
PR TIMES
明治の文豪も愛用!? 歴史ある胃腸薬に込められた製薬会社の思い
antenna
もともと男性も日傘をさしていた!東大の授業で学ぶ、日傘に対する「日本人の認識の変化」とは
OTONA SALONE
東大の中でもズバ抜けていた「筑波大学附属小学校」出身者。子ども時代に見せた天才の片りんとは
OTONA SALONE