クロちゃんが小説家デビュー！ 「血の涙を流して書いた」絶対に売れてと訴えるワケと、“恐セツ系”恋愛短編の中身

株式会社双葉社

　お笑いトリオ「安田大サーカス」のクロちゃん（48）が１月２８日、都内の会見場で３月１９日に小説家としての処女作となる作品を出版することを発表した。
『クロ恋。』（双葉社刊）と題された本作には、奇想天外な恋愛観や過去の経験を基にした”ちょっぴりホラーでめっちゃセツナイ”恋愛短編を４話収録する予定だ。表紙にかけられた帯には“恐セツ系”小説とのコピーが踊る。
　１月２２日放送の『水曜日のダウンタウン』（TBS系）で、２年間付き合った恋人・リチさんへのプロポーズが失敗、破局後初の公の場だっただけに”恋愛小説家デビュー”の記者会見には多くの報道陣が詰めかけた。昨年２月に執筆のオファーが来て、スマホで少しずつ約１年をかけて書き上げたという。

■163万4600円の指輪を見ながら書いた作品で…

　フラッシュが焚かれテレビカメラがズームする中、クロちゃんは『水ダウ』でリチに差し出した婚約指輪を取り出し、箱を開けてカメラに見せながら壮絶な小説執筆秘話を明かした。「４作の短編のうち、1作だけプロポーズしてフラれた後に書いてます。この163万4600円の指輪を見ながら、血の涙を流して作りました」　
　また、アイドルグループ「豆柴の大群」の楽曲の作詞を手掛けた才能を、『ゲスの極み乙女。』などで活躍する川谷絵音さん、『ももいろクローバーZ』などの楽曲を手掛けるヒャダインさんに褒められたこともアピール。今回の小説にもその文才が反映されていると声高に訴える場面も。
そして、集まる報道陣を前に、「この『クロ恋。』が絶対に売れてほしい。（指輪の）お金、取り返したいです、マジで！」と絶叫した。
　本作には、恋愛＝実験と信じる大学生が恋物語を繰り広げる「恋愛博士の異常な愛情」、幼馴染３人が織りなす奇妙な三角関係「揺れる」、人類滅亡の日に中学生の男女の切ない想いが動き出す「地球最期の日」、勇者を自称する高校生の奇妙な出会い「Lv17の勇者」が収録されている。意外性あふれる展開にも注目だ。
「どれがフラれてから作った作品かっていうのも、楽しみに読んでほしいなと思います」
読者に向けた“謎解き“も出題しつつ、内容への自信もみせた。

　ただ、会見の最後に記者から「小説出版も『水ダウ』のドッキリだったり？」との質問が飛ぶと途端に動揺し、「よくないよ！　違いますよね？　ダメダメダメ！　１年間かかったんだよ！」と最後まで会場を沸かせた。
　クロちゃんにしか書けない新感覚の“恐セツ系”小説があなたを夢中にさせる!?

■著者情報
クロちゃん
1976年12月10日生まれ。本名黒川明人。広島県出身。松竹芸能所属。2001年、団長安田、ＨＩＲＯとお笑いトリオ・安田大サーカスを結成。『水曜日のダウンタウン』（TBS系列）がきっかけで結成されたアイドルグループ・豆柴の大群のプロデューサーを務める。23年1月、著書『日本中から嫌われている僕が、絶対に病まない理由 今すぐ真似できる! クロちゃん流モンスターメンタル術30』（徳間書店）を発売。23年3月、自身の半生をドラマ化した『クロちゃんずラブ～やっぱり、愛だしん～』（Paravi）が配信された。『水曜日のダウンタウン』（TBS系列）内で恋人・リチにプロポーズしたが、まさかの破局を迎えることとなった。
■書誌情報
書名：クロ恋。
発売元：双葉社
発売日：2025年3月19日
定価：1760円（税込）
判型：四六判
ISBN：9784575248081

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