「まるで獲物を狙う獣の姿」野田秀樹が目撃した「篠山紀信」という人の力

篠山紀信さんは歌舞伎しかり、現代劇しかり、多くの「舞台」を撮り続けてきた。野田秀樹さんと篠山さんとのタッグもまた、「舞台」「写真」の力を作品は稽古の場からおもむき、演じ手のそのままを切り取るかのように存在感を消しながらひとりでカメラを抱えて飛び回ってきた。表現者として「今」を撮り続けてきた篠山さんにとっては、新しいことに挑み続ける野田さんは「撮り続けなければならない人」だったのだろう。2024年1…