ハーチ株式会社
“Publishing a Better Future”(よりよい未来を、みんなに届ける)をコンセプトにWebメディア運営・サステナビリティ支援事業を手がけるハーチ株式会社(東京都中央区、代表取締役:加藤佑、以下 ハーチ)は、TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:齊藤 昌典、以下 TOPPAN)が開設した大阪・梅田の体験型共創拠点「PLAT UMEKITA」に共創パートナーとして参画し、サステナブルな未来に向けた展示「IDEAS FOR GOOD Museum in PLAT UMEKITA」を企画しました。本企画は、PLAT UMEKITA企画編集室が主催のもと、2024年10月2日より2025年1月中旬まで開催しています。
企画背景
PLAT UMEKITAでは、TOPPAN、CINRA、事業構想大学院大学、ハーチの4者で「PLAT UMEKITA企画編集室」を立ち上げ、“エシカルテインメント(※)”をテーマに様々な体験型プログラムで都市公園の魅力を国内外に発信しています。
ハーチは、社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」の運営を通じてこれまで培ってきたエシカル、サステナブル、サーキュラーエコノミーなどのノウハウを活かし、PLAT UMEKITA企画へのアドバイザリー、および常設展示や習慣的ワークプログラムの企画制作を担当しています。
※エシカルテインメント=ETHICAL(倫理的な)とENTERTAINMENT(娯楽)を掛け合わせたTOPPANによる造語。企業の活動や製品・サービスのエシカルな概念と、楽しい体験を掛け合わせてデザインし、様々な方法で生活者を巻き込みながら編集・情報発信することを意味します。
IDEAS FOR GOOD Museum in PLAT UMEKITA とは?
本企画は、約3か月ごとにテーマを決めて、環境問題や社会問題の解決を目指しているプロダクトを展示するものです。この展示会では、大阪をはじめ国内外のユニークなアイデアをご紹介していきます。ここで出会うアイデアが一人でも多くの方のインスピレーションや行動のきっかけになることを目指しています。
アップサイクルで廃棄物削減に取り組むプロダクトを展示
初回となる2024年10月から2025年1月中旬までのテーマは、「アップサイクル」。
アップサイクルとは、従来は廃棄されていたモノに、新たな付加価値を持たせることで、別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせること。近年、さまざまな業界で注目されている手法です。
IDEAS FOR GOOD Museum in PLAT UMEKITAでは、「食」「ファッション」「ライフスタイル」の3つのカテゴリに分けて、廃棄物削減につながるユニークなアップサイクル商品をご紹介します。
新しいものを購入するかわりに、少しでもごみを減らせるアップサイクル商品を選んでみてはいかがでしょうか。
展示品の例
折れたバットをアップサイクルした箸「かっとばし!!」
折れたバットからシリーズ(兵左衛門)
かっとばし!!は、折れたバットをアップサイクルするプロジェクト。プロ野球界を中心に社会人野球や大学野球等で使用された後、役目を終えた折損バットや作る際に出た端材をアップサイクルする。適度な堅さとしなやかさを併せ持つバット材はお箸の素材としても最適。売り上げの一部は「アオダモ資源育成の会」を通じて植樹や育成に使われ、再び未来のバットを産み出している。
目薬の容器からできたアイウェア「eyeforthree」
サステナブルなサングラス、サステナブルなブルーライトカット眼鏡(eyeforthree)
eyeforthree(アイフォースリー)は、ロート製薬株式会社の社内ベンチャー支援プロジェクトから誕生した、目薬の廃プラスチックをリサイクルしたアイウェア。フレームは、目薬ボトルの生産過程で出るプラスチックを、粉砕・乾燥させて再生PETの形にしたものを100%使用。塗装などをしないことで、お客様が使わなくなった後も回収しリサイクルすることが可能。
地下鉄引退車両のアップサイクルプロジェクト「Osaka Metroクリエイト」
愛犬吊り革リード(Osaka Metroクリエイト)
Osaka Metroクリエイトの廃車再生プロジェクトは、約40年にわたって活躍してきた地下鉄車両を引退後もより多くの方々に親しまれ、活躍してもらいたいとの思いから企画された。Osaka Metroと大阪を中心としたクリエイターや事業者との共創により、吊り革に一枚物の本革を使用したリードのほか、吊り革を使ったバッグや運転席の計器をテーブルクロックに生まれ変わらせている。
工業用クレープ紙の再生紙ブランド「crep」
ピクニックラグ(crep)
crep(クレプ)は、山陽製紙が製造する工業用クレープ紙「crep paper」から生まれた再生紙ブランド。工業用クレープ紙「crep paper」はセメント袋の口縫い用テープや電線類を包装する紙として使われてきた素材で、独特のシワから生まれる強度と伸縮性、紙としては珍しい耐水性も兼ね備えた高機能再生紙。使い捨てではない新たな紙の可能性を広げている。
※PLAT UMEKITAオリジナル商品をインフォメーションで販売しております。
今回の展示では、国内外合わせて16社の企業と連携して商品を展示しています。ハーチは、今後もTOPPANをはじめ、サステナビリティに取り組む多様な組織と連携し、大阪・うめきたエリアで新たな展示を企画して参ります。
展示と連動し、テーマについて楽しく学ぶイベントも企画
本企画と並行して、テーマについて楽しく学ぶイベントも企画しました。10月から1月中旬までのテーマ「アップサイクル」では、毎週水曜日の夜に全10回の講義プログラム「UMEKITA URBAN UPCYLERS ~ワクワクを、循環させる、人になれ~」を開催します。また、毎週土曜日には友人や家族やおひとりでも参加できるワークショップ「UPCYCLE WEEKEND」を開催します。展示でアップサイクルに興味を持たれた方が暮らしの中に取り入れられるようなイベントを目指します。
UMEKITA URBAN UPCYLERSやUPCYCLE WEEKENDに関する詳細は
■展示概要
- 開催時期:2024年10月~2025年1月中旬(次回テーマは2025年1月末より開始予定)
- 開催場所:PLAT UMEKITA
- - 住所:大阪市北区大深町5番94号 グラングリーン大阪うめきた公園サウスパーク PLAT UMEKITA
- - 最寄駅:大阪駅
- - URL:
- 主催:PLAT UMEKITA企画編集室
- 企画:ハーチ株式会社/IDEAS FOR GOOD
■サイト概要:
- サイト名:IDEAS FOR GOOD(アイデアズ・フォー・グッド)
- URL:
- 主なコンテンツ:ニュース、コラム、インタビュー、イベントレポート、用語集
- テーマカテゴリ:テクノロジー/マーケティング/デザイン/アート/CSR/政府系プロジェクトなど
■団体概要:
- 会社名:ハーチ株式会社
- 代表者:代表取締役 加藤 佑
- 所在地:東京都中央区日本橋富沢町10-13 WORK EDITION NIHONBASHI 602
- 設立:2015年12月
- 事業内容:Webメディア事業、サステナビリティ・サーキュラーエコノミー支援事業
- URL: