価格が魅力のTOYOのスタッドレスが「制動性能20%アップ」を引っ提げて新モデルに! スケートリンクで試したら明らかに進化していた!!

2024.10.25 07:00
この記事をまとめると
■トーヨータイヤから最新スタッドレスタイヤの「オブザーブ GIZ3」が登場
■前作の「GIZ2」と比較して「GIZ3」では制動距離を22%短縮している
■価格もリーズナブルな点が光る
最新スタッドレスは制動力20%向上!
  そろそろスタッドレスタイヤへの交換を考える時期になってきた。さて。皆さんスタッドレスタイヤを選ぶ際、どんなスペックを重視するだろう? 当たり前ながら性能と価格のバランスだと思う。性能重視という人なら高くてもアイスバーンでしっかりグリップするブランドを選ぶだろうし、価格重視であれば安いタイヤのなかでもっとも高い性能をもつブランドにすることだろう。
  今回紹介するトーヨータイヤの「オブザーブ」というブランドは後者だった。なにしろ新登場の「GIZ3」というスタッドレスタイヤ、トーヨータイヤの社内テストで「先代のGIZ2よりアイスバーンでの制動距離が22%短縮」とのこと。人間のセンサーは5%の差だと敏感な人しかわからない。10%差なら「なんとなく違うかな?」、20%差だと誰にでも明らかに違うとわかるとされている。
  ちなみに今回、歩くことさえ難しいスケートリンクでGIZ3とGIZ2を乗り比べたてみた。結果「なるほど!」。ブレーキ踏んだときも加速のときのトラクションもGIZ2と比べハッキリといい感じ。ホンモノのアイスバーンにもって行き、ライバルと比較試乗しないと絶対的な性能は不明ながら、開発陣に聞くと「同等レベルになっていると思います」。タイヤのエンジニア、信じてイイ。
  逆に考えたらGIZ2はアイスバーンだと定評のあるブリヂストン、ヨコハマ、ミシュラン、ダンロップより20%以上制動距離が長かったということになります。私も何度かGIZ2でアイスバーンを走った経験をもつため、性能を重視したときの推奨ブランドじゃありませんでした。参考までに書いておくと、GIZ2も圧雪や新雪であればライバルタイヤと同レベルの性能をもつ。
  アイスバーンでのグリップ性能が若干低いものの、ウデに自信のある人は「少し早めにブレーキ踏めば大丈夫!」という考え方もあるだろうし、関東以西の太平洋側のように「95%は舗装路。雪降ってもアイスバーンにならない」ような地域であれば、スタッドレスタイヤというだけで十分と思う。いずれにしろGIZ2はコストを重視するユーザーに支持されていた。
最新スタッドレスはコスパ抜群!
  GIZ3はどうか? 前述のとおり滑りやすいスケートリンクの氷上でブレーキ踏んだときの減速感がハッキリ違う。さらに新しいコンパウンドの採用により4年後の劣化(GIZ2は表を見てわかるとおりゴムの硬化によって雪道性能が落ちていく)も大幅に抑えられたという。GIZ2までのウィークポイントだったアイスバーン性能と寿命を大幅に伸ばしてきたということ。
  ここで文頭に戻る。今までのオブザーブGIZ2は、コスト重視のスタッドレスタイヤだった。私が判断したのでなく、トーヨータタイヤのデータで明記してあります。けれどGIZ3になり、性能を大幅に向上させている。雪道を楽しく走りたいクルマ好きにも、少しでも食いつきのいいスタッドレタイヤに乗ってほしいビギナーにもすすめられるブランドになった。
  となれば気になるのが価格。すでに販売を開始しているGIZ3の実売価格を見ると、相当魅力的! ライバルと同等の性能をもつことを考えるとお買い得といい切ってよかろう。今まで性能を重視する人なら前記4メーカーから選ぶことを進めていたけれど、この冬からトーヨータイヤもショッピングリストに載せたらいい。
  そうそう。加えて従来トーヨータイヤが得意としてきた気温低く、湿度の少ないアイスバーンは(オブザーブの特徴であるクルミの殻が氷を引っ掻く)相変わらず得意だと思う。マイナス20度の大雪山麓をGIZ2で走ったときは、下り坂でブレーキ踏むと「カーッ!」という音が聞こえてきたのには驚いた。GIZ3もクルミの殻入り。機会あったらカキンカキンの日に試してみたい。

あわせて読みたい

カー用品ブランドMAXWINの冬に車に常備しておきたいNo.1の取り付け簡単タイヤチェーンが再入荷!
PR TIMES
輸入車オーナーの冬支度は早め?スタッドレスに履き替えない意外な理由とは?
ラブすぽ
戸籍を調べて驚愕! 実際にあった相続トラブル
antenna
ダンロップが東京オートサロンで2025年に発売の新製品をお披露目【東京オートサロン2025】
webCG
冬の北海道へのマイカー旅行をサポート!
PR TIMES
相続にはトラブルがつきもの? 予期せぬ事態への対処法
antenna
様々な路面で安定したグリップ性能を発揮! ヨコハマ最新スタッドレスの「アイスガード7」を試す【2024-2025 スタッドレス & ウインタータイヤ・バイヤーズガイド】
CARSMEET WEB
【2024-2025 Winter Studless & Winter tire Buyer’s Guide】日本の冬道を知り尽くして生まれたスタッドレスタイヤ「ブリヂストン・ブリザックVRX3」
CARSMEET WEB
40代女性の欲しいを全部詰め込んだ「新美容手帳」制作プロジェクトスタート
PR TIMES Topics
FRスポーツもEVもSUVもワンボックスもなんでもござれ! ヨコハマのスタッドレス「アイスガード7&アイスガードSUV」の「効く」性能
WEB CARTOP
第805回:SUVやEVとの相性は? ヨコハマのスタッドレスタイヤ「アイスガード7」を雪上で試す[エディターから一言]
webCG
紙を消費しない新スタイルメモ「Kaite(カイテ)メモ」リニューアル
PR TIMES Topics
【試乗】刻々と変化する路面状況に対応! ヨコハマのスタッドレスタイヤ「アイスガード 7」で冬の青森へ
WEB CARTOP
ピレリの最新オールシーズンタイヤ「チントゥラート・オールシーズンSF3」を始めとした冬タイヤを北海道で試す!
CARSMEET WEB
日常に彩りを与えるnarumiyashiroのdessert plate展示販売開始
PR TIMES Topics
【試乗】最注目の新型オールシーズンは雪上性能がバッチリ! 雪上でピレリのウインタータイヤ4製品を乗りつくした
WEB CARTOP
第812回:オールシーズンタイヤ「グッドイヤー・ベクター4シーズンズGEN-3」で雪国を目指す[エディターから一言]
webCG
ポップアップイベント 丸山百景 KEITA MARUYAMA 30TH ANNIVERSARY「丸山敬太の縁起物市 in 銀座三越」開催
PR TIMES Topics
「歴史に名を刻むのは間違いない」二刀流で話題の“次世代オールシーズンタイヤ”、ダンロップ「シンクロウェザー」で真冬の雪道と初夏の路面を走った結果
GetNavi web
空走距離+制動距離=何でしょう?車両はすぐに止まれない。ブレーキと距離について確認!【最速合格! 原付免許 ルール総まとめ&問題集】
ラブすぽ
伝統工芸を未来につなぐ取り組み!職人技を取り入れたネームタグ「LEE」発売
PR TIMES Topics