今宵は満月。食通マダムの切実なリクエストにお応えして、ちょっと深く、コクがある「Myanmar Extra Royal Rich Blend」コーヒー(ミャンマーの満月シリーズ)を新発売。

2024.10.17 00:52
RoCoBeL
10/17(タディンジュ満月の日)に新発売!ミャンマー産スペシャリティ・コーヒー豆にホンジュラス、コロンビア、タンザニア(キリマンジェロ)産の豆をブレンドした3種類の深煎りのコーヒーです。
「Myanmar Extra Royal Rich Blendシリーズ」は、定番の「ユワンガン月のコーヒーシリーズ」の深煎り「ラピェ(満月)」をベースに作成したブレンドです。ミャンマーで祝日になっている満月の名前をラベルにしています。

食通マダムは苦くてコクのあるコーヒーがお好き?
ロコベル では創業以来、ミャンマーの中部、南シャン州の高原地帯ユワンガン地方でアボガドやパパイヤ、バナナ、マカデミアナッツなどと一緒に農家の庭先で農薬を使わない自然農法で栽培されたコーヒーチェリーを集めて、地元の農家の女性たちが結成したコーヒー生産者グループ「Amayar Women's Coffee Group(以下、アマヤーコーヒー)」が丁寧に選別、天日干し、熟成させて精製したスペシャリティ・コーヒー豆を日本国内の障がい者支援施設などで、当社が開発中の小型自動焙煎機を使って浅煎り、中煎り、中深煎り、深煎りの4段階で焙煎した「ユワンガン月のコーヒーシリーズ」を中心に、Connected Coffee(つながるコーヒー)として販売してきました。

このユワンガンのコーヒーは、苦味や酸味が舌に残らないすっきりとした飲み口が特徴です。特に、浅煎りや中煎りではフルーティな酸味を味わうことができ、これまで「コーヒーの酸味は苦手」とおっしゃていたお客様も「これが本当のコーヒーの酸味なのね?」「美味しい。これなら飲めるわ」と高い評価をいただいています。

また、「ミャンマーの農家の女性たちが貧困からの脱却、女性の地位向上、地域活性化などの目標を掲げてスペシャリティ・コーヒー作りに挑戦し、欧米を中心に高い評価を得るコーヒーを作り出した」「障がいを持った人たちの就労を通じた社会参加、生きがい形成の支援」といったConnected Coffeeの趣旨に共感いただき、多くの方にご購入いただいています。

ただ一方で、「もう少し深くて、コクのあるコーヒーが飲みたい」というご要望も少なからずありました。特に、食や素材にこだわりの強い女性のみなさまからそのようなリクエストをいただくことが多いです。「Connected Coffeeはとても素敵な取り組みなので、もっとたくさん購入したいけど、私は飲み慣れた深くてコクがあるコーヒーが好きなの」という切実なご意見をしばしばお聞きしてきました。どうやら食通マダムは酸味や苦味が舌に残らないすっきりした飲み口もさることながら、もっとコクのある(舌に残る)味がお好きなようです。
焙煎の深さを月の満ち欠けで表現しました。一番深煎りが「ラピェ(満月)」になります。

高級なベルベットのように艶やかで滑らかな舌触りとコク
アマヤーコーヒーの女性たちが作り出すスペシャリティ・コーヒー豆は貴重な豆です。スペシャリティ・コーヒーならではの香りや酸味、苦味を味わっていただくために、本来はブレンドではなく、シングル・オリジン(ストレート)で飲んでいただきたい。しかし、Connected Coffeeの一番の理解者であり、メインの購入者であるマダムのみなさんのリクエストを無視するわけにはいきません。

そこで、2024年10月からロコベル がこれまでの「フィジビリティ・スタディ(実証実験)のフェーズ」から「ビジネスへの移行フェーズ」に切り替わったことを機に、新商品を企画。深煎りしたミャンマー(ユワンガン)の豆「ラピェ(満月)」に、ホンジュラス、コロンビア、タンザニア(一般にはキリマンジェロと呼ばれています)をそれぞれ深煎りにしてブレンドした新しいブレンドコーヒーを発売することにしました。

ミャンマー(ユワンガン)単独だと、「ピュア・コットン生地」のような爽やかで軽い感じなのですが、そこにそれぞれ異なる産地の豆を少し混ぜると、コクがあってとてもリッチな味わいになります。まるで、ベルベット(ビロード)のような、ツヤがあって、滑らかな舌触りでとても重厚なテイスト。
昭和の純喫茶で、髭のマスターがじっくりとハンドドリップで淹れてくれたコーヒーのように、昭和レトロな、温かみのある、ノスタルジーな気分に浸れるコーヒーです。

実はこのブレンドは、すでに2022年初夏から山梨県の河口湖音楽と森の美術館のレストランとカフェで採用いただき、同美術館を訪れる国内外のお客様から高い評価をいただいている実績のあるブレンドです。それだけに、自信を持ってリリースさせていただきます。
河口湖音楽と森の美術館のレストランでは目の前に大きく広がる富士山を望みながら、ゆっくりコーヒーを楽しめます。秋にはテラス席もおすすめです。いつもたくさんの無料入場券を頂戴し、同美術館のレストランのコーヒーを焙煎している流山の障がい者自立支援施設「いろいろや・ハーモニー」の利用者のみなさんが家族と一緒にプライベートでこっそり訪問させていただき、美味しいブレンドコーヒーを楽しんでいます。

それぞれのブレンドには愛称としてミャンマーの満月の名前がついています
艶やかで滑らか、重厚な味わいをお伝えしたく、ネーミングも少し、くどくて長いかもしれませんが、「Myanmar Extra Royal Rich Blend」シリーズとしました。「ミャンマーの満月シリーズ」と覚えてください。このブレンドはユワンガン月のコーヒーシリーズの「ラピェ(満月)」をベースとした派生ブレンドです。ですから、それぞれのブレンドにミャンマーの満月の名前をつけました。

ミャンマーではいくつかの満月の日は祝日となっていて、各地でお祭りが開催されます。そのお祭りに因んで満月に名前がついている月があります。その中の代表的な満月を選んでブレンドの愛称としています。お祭りについては下記に説明を記載しました。ご興味のある方はお読みください。満月のお祭りでは人々はろうそくを灯して、静かに祈りを捧げます。そんな情景を思い浮かべながら、この艶やかでコクのあるコーヒーの舌の上に残る余韻をお楽しみください。

「Myanmar Extra Royal Rich Blend」シリーズの発売は2024年10月17日。この日はタディンジュ満月の祭りの日です。まずはロコベル のオンライン販売サイトと10月25日(金)・26日(土)・27日(日)に東京ビックサイトで開催される「GOOD LIFEフェア」のロコベル のブースで販売します。

定価:1袋250円(税込)、3種飲み比べセット750円(税込)です。

■ロコベル のオンライン販売サイト
■GOOD LIFEフェア2024
ブースでは「Myanmar Extra Royal Rich Blend」のドリップバッグをはじめ、各種Connected Coffee(つながるコーヒー)を展示販売。淹れたてのホットコーヒー、熟成アイスコーヒーの飲料を販売します。さらに、ミャンマーコーヒーの焙煎温度別の飲み比べやミャンマーのお洒落アイテムTanakaの体験など無料体験コーナーもあります。詳しくは下記の「詳細を見る」をクリックしてください。
○タディンジュの満月(10月)
仏教には「雨安居(うあんご)」という期間があって、修行僧はこの期間、外での修行をやめて一ヶ所に定住して修行に専念します。そして、仏教徒はこの期間、婚礼や旅行、引っ越しなどを控えます。ミャンマー では西暦の7月の満月から10月の満月までの3ヶ月間が雨安居となっていて、それが明けたことを盛大に祝うお祭りがタディンジュ満月の祭りです。これは半年近く続いた雨期の終わりを告げるお祭りでもあります。また、タディンジュ満月の夜にはお釈迦様が黄泉の国での説法を終えて、天から地上に降りてくると信じられていて、お釈迦様が地上を見やすいように寺院(パコダ)や参道、さらには家々でろうそくを灯してお迎えします。さらに、この日は両親や祖父母、先生などにプレゼントを贈り、感謝の祈りを捧げる日でもあります。(このブレンドをミャンマーで発売したら、きっとギフトボックスがたくさん売れると思います)。今年は10/17日が満月で、ミャンマー では10/16から20日までが祝日になり5連休です。

○ダバウンの満月(3月)
ミャンマーでは3月はダバウン月と呼ばれ、ビルマ暦では一年の最後の月にあたります。そして、その満月の日には、全国各地で盛大な「ダバウンの満月の祭り」が開催されます。人々は寺院(パコダ)を参拝し、繁盛・繁栄などを祈願して、自分の年齢と同じ数のろうそくを灯し、お釈迦様に感謝の祈りを捧げます。最大都市ヤンゴン にあるシュエダゴンバコダや山頂にあって落ちそうで落ちない不思議な巨石「ゴールデンロック」で有名なチャイティーヨーには特に多くの人が集まり祈りを捧げます。ろうそくの光は、人々の心の闇を照らし、希望の光を与えてくれます。

○カソンの満月(5月)
ビルマ暦の第2月カソン月(西暦では5月)の満月の日にはカソン満月の祭りが祝われます。この祭りの起源は、2500年以上前にまで遡ります。この日はゴータマ・ブッダが誕生し、悟りを開き、亡くなった日と信じられています。カソンは一般に「水注ぎ月」または「ヴェサック」として知られており、インド、スリランカ、タイ、カンボジア、ラオスなど仏教が広く信仰されている国で祝われます。寺院(パゴダ)では、たくさんの水や花を運ぶ人々の長蛇の列が見られます。そしてブッダがその下で涅槃に入ったと伝わる大菩提樹に水を注ぎます。額の前に壺を持ち、祈りを捧げてに水を注ぎます。そうすることで、一年で最も暑い時期でも大菩提樹が生き延び、仏教を将来まで存続させることができると信じられています。また、仏陀への敬虔さと敬意の表現として、仏像にヒイラギ水を注ぎ、善意と幸運を祝福します。
平日の夜のシェダゴンパゴダにて。人々はろうそくを灯し、静かにお祈りをします。満月の祭り日は、ここにたくさんの人たちが押し寄せます。

■お問い合わせ
ビーンズ・コネクティッド株式会社
広報担当:宮崎
info@rocobel.com

ビーンズ・コネクティッド株式会社は「炊飯器でお米を炊くように、専門知識や経験がなくても、誰でも簡単・失敗なくコーヒー豆の焙煎ができる小型自動焙煎機の開発とそれを使った焙煎ビジネス・プラットフォーム「RoCoBeL」を展開している会社です。

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