シンガポールで開催された「にっぽんの宝物 世界大会2024」での発表の様子
エムケイホールディングス株式会社（本社：京都市南区、社長：青木信明、以下「MKHD」という）は、滋賀県 東近江市 五個荘にある料亭「湖香六根」（所在地：滋賀県東近江市、代表：杉本宏樹）とコラボレーションし、新たな旅行商品を造成。2023年に開催された、にっぽんの宝物の滋賀県大会、JAPAN大会での部門グランプリ受賞に続き、2024年8月21日～22日にかけてシンガポールで開催された「にっぽんの宝物 世界大会2024」でも、Regional Unique Experiences & Crafts Category（地域独自体験&工芸・雑貨部門）において、グランプリを受賞しました。
2024年10月3日には、滋賀県商工会連合会行政懇談会にて、滋賀県の三日月大造知事に受賞報告をさせていただきました。
にっぽんの宝物 世界大会2024 部門グランプリ受賞の様子
滋賀県商工会連合会行政懇談会にて、滋賀県の三日月大造知事に受賞報告
■記者会見の様子
2024年10月16日(水)には、受賞報告と今後の方針発表かねて、京都市内で記者会見を行いました。
始めに、にっぽんの宝物の滋賀県大会を主催する、滋賀県商工会連合会の白鞘直樹 氏から、これまでの滋賀県での取り組みについてのご説明があった後、株式会社にっぽんの宝物の羽根拓也 氏から、にっぽんの宝物プロジェクトや、グランプリについてお話いただきました。本ツアーの造成を合同で進めた、湖香六根の杉本宏樹 氏とMKHDの東野誠からは、ツアーの概要を説明。最後に、MKHDの代表取締役社長 青木信明から、MKHDとしての今後の方針説明を行いました。
（左から）MKHD 東野誠、株式会社にっぽんの宝物 羽根拓也 氏、MKHD 代表取締役社長 青木信明、湖香六根 料理長 杉本宏樹 氏
＜ツアー概要＞「水と暮らしの文化遺産を巡る旅」
オーバーツーリズムで混雑する京都から、MKの貸切車両で約１時間。
近年、京都市中心部は観光客で賑わい、オーバーツーリズムが長らく社会問題となっています。
そこで、弊社では、混雑している観光地を避け、鉄道などでもアクセスしにくい魅力的なスポットに、MKタクシーの高品質な貸切車両とおもてなしでお客様をご案内するプランを複数造成しています。
今回は、京都からわずか1時間ほどでアクセスできる、近江商人発祥の街、滋賀県・東近江市・五個荘エリアへの特別なツアーを造成いたしました。現地では、近江商人屋敷や神社仏閣などへのガイドツアーや、古代湖・琵琶湖の豊かで神秘的な生態系と食の恵みを体感いただける各種体験をご用意。漁船に乗って漁見学をしながら、琵琶湖に浮かぶ沖島を訪れるプランなど、地域ならではの歴史や自然を体感できるツアーです。
漁船に乗って琵琶湖での漁見学。沖島に向かう。
お食事は、近江商人ゆかりの古民家で店を構える「湖香六根（うかろっこん）」にて、時季の近江野菜や、琵琶湖の恵みを取り入れた地産地消のお料理を味わっていただきます。
特に、1匹1kg以上の琵琶湖の天然鰻は格別です。厚みのあるふっくらとした身と、良質な脂がのった香ばしく焼かれた皮によって、今まで食べたことがないふわバリ食感が味わえます。
宿泊は、150年の古民家「壽星丸（じゅせいまる）」で。近江商人の村でお医者様の邸宅だった場。三方よしの心で建てられた神社に隣接する特別な立地です。茶室や、ジャグジー付きの伊吹山の薬草風呂。静寂の中、伝統的な家屋に貸切でご宿泊いただけます。
壽星丸のお部屋
今回のツアーは、国内のお客様だけでなく、インバウンドのお客様も主なターゲットとして、京都観光に訪れた方への新たな選択肢を提供していきます。ご夫婦やカップルでのご利用のほか、国内外の経営層の方々がオフサイトミーティング先として訪問いただく場所としても適していると思います。近江商人ゆかりの地で、これからの経営を再考する時間を過ごしていただけます。
＜今後の方針＞
今後は滋賀県だけでなく、京都郊外や、関西全域でも、にっぽんの宝物社や自治体などとも協力関係を築きながら、同様のツアーを開発していく予定です。
2025年の大阪・関西万博も控えているなかで、さらにインバウンド需要を取り込むため、地域と連携し、さらなる魅力あるプランを提供してまいります。
サステナブルツーリズムとのカーボンオフセットの組み合わせ
MKは脱炭素の取組みとして2025年度末までに保有台数の30％を、2030年度末までに全車をZEV化します。2024年3月末の登録車両数は182台（22％）で、2025年3月末の見通しは240台（29％）です。
カーボンニュートラルオプションは必要とされる利用者が貸切タクシー・ハイヤー注文時に選択するサービスですが、この度発表したツアーをはじめとした商品と組み合わせたサステナブルツーリズムについても、今後積極的に造成して参ります。
インバウンド観光の一極集中から日本各地の魅力ある観光資源の発掘と分散化が求められていますが、旅行者の二次交通となるタクシーは不足し、富裕層向けのハイヤーサービスを提供できる事業者には限りがあります。MKではハイグレード車両の取りそろえだけでなく英会話対応のドライバー育成にも注力しインバウンド需要へ対応しています。
各地の観光行政や地域の魅力ある自然環境や文化の担い手の方々と連携し、移動は脱炭素とする持続可能な観光を支える取り組みをこれからも行います。
全国初、EVの走行距離をカーボンオフセット
ガソリン車を電気自動車（以下「EV」）に替えることで走行時に発生するCO2排出量は６割削減されると言われています。残る4割はEVを充電するための発電時に発生するCO2です。MKでは走行距離から発電時の排出量を算出したCO２をカーボンオフセットし、実質排出量をゼロにしてカーボンニュートラルとするサービスを2024年12月から開始します。
対象となるサービスはEVを使用した観光やチャーターなどタクシー・ハイヤー貸切利用時で、利用者には予約注文時にお申込みいただき、サービス利用料（カーボンニュートラルオプション料金）は1台一律100円。当社において該当する乗車の走行距離からCＯ2排出量を算出し、毎月の利用分を集計して予め購入したカーボンクレジットの無効化を実行します。カーボンオフセットの状況はホームページ上で公表します。今後空港送迎などのサービスにも適用範囲を拡大する予定です。EVの走行距離をカーボンオフセットする本サービスはタクシー会社として全国初の取組みです。
当社が活用するカーボンクレジットの「J-クレジット」の無効化処理は１トン単位で行われることから、大口需要には代理無効化手続きをして利用企業が「温室効果ガス排出量 算定・報告・公表制度」におけるCO2削減量に活用していただける仕組みを用意する予定です。
＜ツアー販売サイト＞
MKトラベル :
販売時期：2024年12月以降からモニターツアーを行い、来年６月を目処に正式リリースとなります。
＜ツアーチラシ＞
日本の地方には「にっぽんの宝物」とも言える良いものが多くあります。しかし、これまでのやり方では売れず、廃業に至るケースが多いです。それらの事業者を救い、本来の高いポテンシャルを引き出すため、2009年より自治体や地元金融機関らと力をあわせ、商品の開発、販売支援を行う全国的なネットワークを構築。あえて異業種（1～３次産業）人材を集め、「アクティブラーニング」と「コラボレーション」をキーワードとしたセミナーを行い、自社商品をブラッシュアップします。
その成果発表として、地域大会、全国大会、世界大会（シンガポール）で商品選抜を行います。大会では、全国有名企業社長、有名シェフ、有名店バイヤー、インフルエンサーなどが集まり、日本の宝物にふさわしい商品を「品質評価」「人物評価」「影響力評価」の３軸で審査。受賞商品は、すぐにECサイトや有名店での販売につながり、売上が100倍になった事業者などを輩出してきました。全国に開催地域が拡大中。
「にっぽんの宝物 世界大会 2024」では、全国大会を勝ち上がった18社18組が4部門に分かれて競い合いました。
にっぽんの宝物 世界大会 ライブ配信アーカイブ（第１日目）
■湖香六根 （ウカロッコン）について
近江商人発祥の地、五個荘（ゴカショウ）。築180 年を越えた番頭さんの別邸を改修し、滋賀の鄙美を堪能できる料理や佇まいを提供する。湖香（ウカ）という読み方は穀物の神様、「ウカノミタマノカミ」からいただきました。医食同源を掲げ六根に沁みる美味しい時間を提供できればと願い、つけた名前です。食べることは生きること。健やかに根幹から元気になってお帰りいただけますよう、心を込めて。
代表：杉本宏樹
住所：滋賀県東近江市五個荘川並町 713
WEB：
■寿星丸（ジュセイマル）について
湖香六根が運営する宿泊施設。
築 150 年を越えた医者の邸宅を最大 6 名迄が利用できるオーベルジュとして改修。
450 坪の敷地に 1 日 1 組だけの宿泊施設。蔵の中にあった壽星丸（ジュセイガン）と
いう薬の看板をそのまま屋号にする。結（ムスビ）神社と隣接し、鎮守の杜からの木漏
れ日と野鳥の気配を楽しめる。リネン類はオーガニックコットンで統一、地域の花「紫
根」由来のオーガニックアメニティ MURASAKI no ORGANIC 採用。
湖香六根から徒歩 5 分。
住所：滋賀県東近江市五個荘川並町 505
WEB：
【本件に関するお問合せ先】
エムケイホールディングス株式会社 経営企画部
電話：075-555-3186（担当：東、東野）
【会社情報】
商 号： エムケイホールディングス株式会社
代表者： 代表取締役社長 青木信明
商 号： エムケイ株式会社
代表者： 代表取締役社長 前川博司
設立年： 1960年（昭和35年）
本社所在地： 京都市南区西九条東島町63-1
従業員数： 1,900人
年 商： 137億円（2023年度）
事業内容： タクシー・ハイヤー、整備、トラベル、アミューズメント他
車両数： タクシー670台、ハイヤー172台、計842台
営業所： 京都府下に7か所（上賀茂、山科、十条、伏見、洛西、宇治城陽、八幡）
◆ウェブサイト＞＞
＜MKグループ＞
全国８都市で運行するハートのマークのMKタクシーを中心にハイヤー、観光バス、運行管理事業、レンタカー、ガソリンスタンド、アミューズメント等を運営する企業グループ。質の高い接客サービスとハイグレード車両で国内外から評価される。2030年度末までに全車ZEV（Zero Emission Vehicle）化を掲げる。グループ従業員総数約5,000人、グループ売上高500億円。エムケイホールディングスグループ、MK西日本グループ、東京エムケイ株式会社の３グループで経営。
エムケイホールディングスグループはエムケイホールディングス株式会社が持株会社となり傘下にはエムケイ株式会社、滋賀エムケイ株式会社、名古屋エムケイ株式会社、札幌エムケイ株式会社、エムケイ石油株式会社、エムケイ観光バス株式会社、ベストバリューエネルギー株式会社がある。MK西日本グループは大阪エムケイ株式会社、神戸エムケイ株式会社、関空エムケイ株式会社、福岡エムケイ株式会社、沖縄エムケイ株式会社からなる。
