163社が加盟するNAPACが主催! 今回で39回目を迎えるどデカイ走行会に潜入した

2024.10.12 08:00
この記事をまとめると
■NAPAC主催の走行会が開催された
■NAPAC走行会は今回で39回目となる
■NAPAC走行会の様子をリポート
今回は谷口信輝選手と花里祐弥選手が参加!
  猛威を奮っていた残暑もかげりを見せ始めるなか、秋晴れとなった2024年10月2日、富士スピードウェイではNAPACが主催する今年2回目の走行会が開催された。この走行会は4月に次いで今年2回目、通算ではこれで39回目を数える息の長いイベントだ。
  そもそもNAPAC(ナパック)というのは一般社団法人 日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(Nippon Auto Parts Aftermarket Committee)の頭文字を連ねた略称で、1988年にふたつの団体が統合して誕生した一般社団法人。
  ふたつの団体とは、日本のモータースポーツに参加し、レースという貴重な経験からモータースポーツ関連パーツ&アクセサリーを開発・販売していた企業や、欧米先進国のモータースポーツ用品を輸入・販売していた輸入業者が、日本のモータースポーツを業界サイドからサポート、発展させていこうと設立されたASEA(オートスポーツ・アンド・スペシャル・イクイップメント・アソシエーション)と、この世に数多く出回っているアルミホイールの安全性と信頼性を確保しているJAWA(ジャパンライトアロイホイールアソシエイション)のこと。
  さらに、2022年に、それまで任意団体として活動してきた日本自動車スポーツマフラー協会(ザ・ジャパン・オートモーティブ・スポーツマフラー・アソシエーション)がNAPACと統合されJASMA事業部(日本自動車スポーツマフラー事業部)として活動を開始、現在に至っている。
  会員数はASEAとJAWA、そしてJASMAの3事業部合わせて163社。直近でいうと洗車と磨き、コーティングの専門店、秋田の株式会社ホワイトシードが新規会員として加盟が認められていて、代表取締役社長の村上篤さんは「NAPAC入会を機に、手洗いのような(クルマに優しい)自動洗車機を開発したいと思っています」と夢を語っていた。
  さて、走行会のプログラムは10:30から受付が始まり、ドライバーズミーティングを経てスポーツ走行開始となる。走行時間は13:00から15:00の2時間で、まずはプロドライバー(今回は谷口信輝選手と花里祐弥選手)の先導で完熟走行を行い、その後は自由走行となるのだが、参加者は3つのグループにわけられていて、まず1時間の走行で十分という参加者と2時間の走行を希望する参加者に大別する。
初めてサーキットを走る人も楽しめる
  そして1時間の走行で十分という参加者は参加申し込み時に自己ベストタイムを申告しておいて、そのタイム順だったり排気量など車両のパフォーマンスを加味して、速さでAグループとBグループにさらに細分化する。ちなみに、1割程度いた今回が初サーキットというビギナーは、基本的にBグループに編入されている。
  一方、2時間の走行を希望する参加者はCグループとなり、13:00にはAグループとCグループが走行を開始。30分が経過するとチェッカーが振られて走行は一旦終了し、走行していた全車は一度ピットイン。そしてピットロードエンドでスタートを待っていたBグループと、走行を終えたばかりのCグループがプロドライバーの先導でコースインして完熟走行し、一度ピットインしてから30分間走行する。これを2度ずつ繰り返して、参加者は希望する時間をタップリ使ってサーキット走行を楽しむことができる、という訳だ。
  また、ピット裏、Aパドックの一角には一部のナパック会員企業がブース出展していて、チューニングやドレスアップの相談に訪れる参加者も少なくなかったようだ。
  このNAPACの走行会を、20年前の第1回大会から手がけてきたセントラル20の柳田春人会長は、「我々が開発して販売しているパーツを使って走ってほしい、という気もちもあるけれど」と苦笑いしながらも、「ショップ単位の走行会だと、なかなかこんな規模の走行会は難しいでしょう。だから我々が走行会を主催し続けてきたんです。富士スピードウェイは日本を代表するサーキットでホームストレートが長いから、参加者の人も、ほかでは体験できないようなスピードが体験できるのも人気のひとつ」と分析した。
  今回の参加者を見ていると、ヘルメットとグローブは全員が装備していたものの、レーシングスーツではなく長袖トレーナーを着用している参加者も目についた。そのことを尋ねると、柳田会長は「長袖は必須にしていますが、レーシングスーツじゃなくても……としています。これがサーキット走行のハードルを下げることになったとも思っています。毎回1割くらいは、今回初めてサーキットを走ります、というビギナーがいますが、2回目、3回目となってくると皆、レーシングスーツを着用するようになっていきますね」とも。
  そして、「将来的には富士を1日貸し切りにして、もっともっと大勢の参加者がサーキット走行を楽しめるようにできたら、とも思いますが、それはなかなか難しい。でも次回は40回目の記念すべき節目の開催になります。まだ富士スピードウェイのカレンダー(=スケジュール)が決まってないので(40回大会の)スケジュールは未定ですが、来年の春には大きなイベントにしたいと思っています」と来年の展望を語っていた。
  走行セッションを終えてエンドミーティングに集まってきた参加者は、皆一様に満足げな表情で、それぞれの走行セッションに満足した様子だった。さらに協賛各社からの商品の抽選会もあって参加者の笑顔は一層輝いていた。

あわせて読みたい

インタープロトシリーズ POWERED BY KeePer Rd.4& KYOJO CUP 第6戦 12月21日(土)・22日(日)開催!
ラブすぽ
サーキットに集う177台の情熱「マクラーレン・トラックデイ・ジャパン 2024」開催
octane.jp
相続にはトラブルがつきもの? 予期せぬ事態への対処法
antenna
レブスピード2025年1月号発売!誌面特集は『マツダFR特集~ 歴代ロードスター/RX-8を楽しむ』。付録DVDは豪華5本立て!『谷口信輝 TSタカタのレコード更新+4台タイムアタック車載映像』など。
PR TIMES
武井壮、瀧川鯉斗も参加! TOYOTA×ゲーテのWEC富士レース特別VIPツアーをレポート
GOETHE
【ねんりん家】おめでたい紅白カラーの「初春のストレートバーム」販売
PR TIMES Topics
カーライフをもっと面白く! NAPACが「ASEA・JAWA・JASMA」の完全統合を発表
WEB CARTOP
巨大トラックが富士スピードウェイを激走! ジャパントラックショー in FSW 2024が昨年よりパワーアップして開催!!
WEB CARTOP
医療現場では選ばれてきた新商品「グアー豆食物繊維がとれるゼリープラス ライチ」発売
PR TIMES Topics
マツダの「斬新なブランド戦略」2日間のフェス
東洋経済オンライン
今季2回目のドライビングレッスンを開催! BMWならではの魅力を丸一日「BMW Mワンメイク・ドライビング・レッスン・イン・富士スピードウェイ」
CARSMEET WEB
ポップアップイベント 丸山百景 KEITA MARUYAMA 30TH ANNIVERSARY「丸山敬太の縁起物市 in 銀座三越」開催
PR TIMES Topics
自動車メーカーは、なんのためにレースをするのか? 「FIA世界耐久選手権 富士6時間耐久レース」観戦記
GOETHE
第17回スーパーママチャリグランプリ チーム対抗6時間耐久 ママチャリ世界選手権 参加エントリー受付中!
ラブすぽ
ハーゲンダッツ ジャパン創業40周年記念「40年分のしあわせを運ぶ電車」順次運行
PR TIMES Topics
【御殿場】体験型ホテル/富士スピードウェイホテルの宿泊レポ
MORE
サーキットで女子会を!代官山モーニングクルーズと富士ファンクルーズが初のコラボ企画を開催
octane.jp
スマホの写真を似顔絵グッズにできるプラットフォームオープン
PR TIMES Topics
177台のマクラーレンが集結!「マクラーレン・トラックデイ・ジャパン2024」が富士スピードウェイで開催
CARSMEET WEB
並み居るF1ドライバーを従えて全開ドライブ! レースの「セーフティカー」のドライバーって誰がやってる?
WEB CARTOP
【ヴィタメール】バレンタイン・ホワイトデー期間限定商品
PR TIMES Topics