【キャセイカーゴ】ノースリンク・アビエーションとテッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港の貨物ターミナルの使用において長期契約を締結し、2025年10月より最先端の貨物ターミナルを使用開始

2024.10.01 17:29
キャセイパシフィック航空日本支社
保証された駐機スポットの利用で、冬季の安定的な運航を強化

キャセイ(本社:香港、最高経営責任者:ロナルド・ラム)の航空貨物事業、キャセイカーゴはこのたび、テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港で航空貨物ターミナルを運営するノースリンク・アビエーション(以下「ノースリンク」)と長期契約を結びました。これにより、弊社は2025年10月より最先端の設備を備えた同空港内の航空貨物ターミナルと保証された駐機スポットを使用することとなり、給油による寄港に大きな強みを発揮します。

本件に関する契約書はキャセイカーゴ取締役のトム・オーウェンとノースリンク最高経営責任者のショーン・ドーランによって調印されました。
写真左:キャセイカーゴ 取締役 トム・オーウェン、写真右:ノースリンク最高経営責任者 ショーン・ドーラン

テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港は太平洋横断路線で運航するボーイング747貨物機がテクニカルランディング(注1)の際に使用する空港でもあります。この投資により、キャセイカーゴは国際航空貨物ハブとしての香港の地位をより一層強固なものとしていきます。
注1)テクニカルランディング(英語: Technical Landing)とは、飛行機が給油のみの目的で空港に着陸すること。

今回の契約によりキャセイカーゴは、米国に輸送する貨物の通関手続きが可能な貨物ターミナルの使用権を得ることになります。さらに、地上牽引車を使用せずに航空機が駐機・出発できるパワースルー式ハードスタンド11基や、プッシュバック式ハードスタンド4基(いずれも駐機スポット)の使用が可能になります。各駐機スポットには、デュアルハイランド給油システム・地上の安全性を向上するための照明塔・再生可能エネルギーを使用する地上電源装置が設置されています。そして、特に冬季の運航回復に欠かせないインフラの確立と除氷液の再利用が重要な点としてあげられます。

現在、キャセイカーゴは空港当局が提供する駐機スポットを他の航空会社と共有しながら使用しているため、悪天候による混乱で駐機スポットが閉塞された場合は迂回やフライトキャンセルの可能性がありましたが、保証された駐機スポットを設けることにより、テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港の運航で避けられない冬の悪天候による混乱を最小限に抑え、スケジュールの安定性の強化が可能となります。また、当契約は、キャセイカーゴのサステナビリティ(持続可能性)への取り組みを反映するものであり、従業員の安全性を向上するとともに、出発前に使用された除氷液を回収して再利用することで、除氷液がクック湾の重要な環境水域への流入を防ぐことにも貢献します。なおノースリンクは、成長志向の中堅市場向けプラットフォームに焦点を当てた著名なインフラ投資家、タイガー・インフラストラクチャー・パートナーズに支援されています。

「テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港は何十年もの間、キャセイカーゴの太平洋横断輸送の重要な拠点となっており、アメリカ大陸への往復の貨物機の中継地として機能してきました。ノースリンクとの提携により、アンカレッジの戦略的重要性がさらに強化されました。この長期契約を通じてノースリンクが独自に開発した駐機スポットを活用することで、専用のゲートアクセスを確保し、駐機スポットを確実に供給することが可能となります。私どもはこれにより、厳しい冬の嵐がもたらす課題に対応し、運航の柔軟性とお客様の貨物に対するサービスの信頼性の向上を図ってまいります」(キャセイカーゴ 取締役 トム・オーウェンのコメント)

「ノースリンクはキャセイカーゴと長期的な関係を築き、同社の太平洋横断輸送の成長を支えるために必要なインフラを提供できることを光栄に思います。我々は、世界クラスのインフラを提供するだけでなく、キャセイカーゴがテッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港で商機を拡大し、サステナビリティ(持続可能性)の向上を実現するためのパートナーとしても貢献していく意向です」 (ノースリンク・アビエーション 最高経営責任者(CEO)ショーン・ドーランのコメント)

【キャセイカーゴについて】
キャセイカーゴは、キャセイ・グループの航空貨物事業部門であり、世界有数の航空貨物運航会社の一つです。本拠地を香港に構え、世界94以上の貨物目的地にサービスを提供しています。専用貨物機としてボーイング747-8Fを14機とボーイング747-400ERF(エクステンデッド・レンジ・フレイター)を6機運航しているほか、キャセイパシフィックの大型旅客機の貨物スペースも使用しています。貨物部門にはDHLとの提携で運航するエクスプレス貨物運送会社であるエア・ホンコンも含まれ、香港国際空港にあるキャセイカーゴ・ターミナルの運営も行っています。また、キャセイ・グループの格安航空会社である香港エクスプレスの貨物総販売代理店としても事業活動を行っています。キャセイはスワイヤー・グループの一員であり、香港証券取引所(HKSE)に上場しています。詳細は www.cathaycargo.com をご覧ください。


【ノースリンク・アビエーションについて】
アラスカ州アンカレッジのテッド・スティーブンス国際空港に、航空貨物運送業者、フォワーダー、荷主のための重要な航空貨物インフラを構築しているノースリンクのターミナルは、テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港における新しい貨物インフラの緊急なニーズに応え、空港を米国への貨物の入国地点として活用することで商業機会を創出します。またノースリンクの貨物ターミナルでは運送業者がアジアへ貨物輸出を行うことも可能です。詳細は、www.NorthLinkAviation.com をご覧いただくか、info@NorthLinkAviation.com までお問い合わせください。

【キャセイについて】
キャセイは旅と日常を合わせてワンランク上の体験を提供するプレミアム・トラベル・ライフスタイル・ブランドです。フライト、ホテル、ショッピング、ダイニング、ウェルネス、ペイメントなど幅広い分野にわたってサービスを提供しています。また、キャセイパシフィックは70年以上の歴史を持つ香港のフラッグキャリアで、ワンワールド・アライアンスの創立メンバーです。キャセイ・グループは、ローコストキャリアの香港エクスプレス航空、貨物専門航空会社のエアホンコン、その他多くの子会社で構成されています。
キャセイパシフィックは日本からは東京(成田、羽田)、大阪、名古屋、福岡、札幌の5都市6空港から香港へ毎日16便以上、A350-900/1000やA330で運航しています。

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