株式会社東京美術倶楽部
10月12日(土)には日本画家・千住博氏のトークイベントも開催。
甍堂「唐招提寺盧舎那仏光背化仏」
株式会社 東京美術倶楽部は、10月12日(土)~14日(月・祝)の3日間、東京美術倶楽部を会場に「第22回東 美特別展」を開催します。東京美術商組合に属する組合員の中でも選りすぐりの美術商が、その審美眼で選び抜いた美術品を一堂に集め、展示・販売。民間に遺る稀少な天平彫刻から松尾芭蕉の掛け軸、白磁丸壺など、美しく、歴史的価値のある名品が多数出品されます。また、12日(土)には日本画家、千住博氏によるトークイベントも開催いたします。
思文閣 「松尾芭蕉『しばのとの 月やそのまゝ あみだ坊』句文懐紙」
一元堂「白磁丸壺」
普段美術館で目にするような逸品を手に入れられる貴重な体験
1964年に始まり、日本のアートフェアの中で最も歴史がある「東美特別展」は、東京美術商協同組合に所属する古美術、茶道具、近現代美術、刀剣など幅広い専門分野をもつ美術商の中から選りすぐられた65店が出展いたします。
仏教・神道美術を中心に取り扱う<甍堂>は光背と一体となった稀少な天平彫刻を、美術商、古書古典籍や学術出版と優れた日本美術を紹介する事業を行う<思文閣>は松尾芭蕉の句文懐紙を出品するなど、時を超えて日本の美意識を感じさせる名品が揃います。東洋陶磁器や朝鮮、工芸、木工品等を扱う<一元堂>からは、希代の目利きとして知られる青山二郎が韓国から仕入れた白磁丸壺、江戸時代末期に創業された茶道具商<水戸幸商会>からは中国明時代の水指、近現代の巨匠陶藝家の逸品や、現代の優れた工芸作家を紹介する<しぶや黒田陶苑>からは、新しい造形意識と卓越した技術が際立つ栗木達介の組帯壷が出品されます。また、<日本刀剣>からは鎌倉時代の山城を代表する来派一門来国光の刀身、玉鳳堂からは千宗旦の茶杓など、日本が誇る幅広い美術品をご覧いただけます。そのほかにも、尾形乾山の貴重な花鳥図を展示する<古美術 藪本>や、近代日本の代表的な画家岸田劉生と現代作家の作品を対峙させる<永善堂画廊>など、出展する65店の美術商がそれぞれの専門分野から特別な作品を展示いたします。普段美術館で目にするような逸品が一堂に集い、その美しさを体感し、手に入れることができる貴重な機会に是非ご来場ください。
日本刀剣「来国光(朱銘 短刀) /本阿 花押(光忠極) 黒蠟色印籠刻腰潤千筋鞘小さ刀拵」
古美術 藪本 「尾形乾山『定家詠十二ヶ月和歌花鳥図・二月』」
永善堂画廊 「岸田劉生『静物(リーチの茶碗と果物)』」
■日本画家 千住博アーティストトークイベント開催
第22回東美特別展で会期中の、10月12日(土)15:00~、東京美術倶楽部に於いて、日本画家・日本藝術院会員である千住博氏を招き、アーティストトークイベントを開催いたします。千住博氏は、国内外に於いて高く評価されている数少ない現代の日本画家です。
多くの美術商と関わり、アートシーンの渦中にいる千住氏が「私と古美術」をテーマに、トークを行います。日本独自の美術文化美術の魅力を伝える一助となれば幸いです。
開催日程:2024年10月12日(土)15:00~1時間程度
会場:東京美術倶楽部 〒105-0004 東京都港区新橋6丁目19−15
定員:70名(先着順 定員になり次第締切)
参加費:無料(入場料は必要です)
申込方法:ウェブサイトのお申し込みフォームより
■茶室「済美庵」での呈茶席
会場となる東京美術倶楽部は、広々とした展示ホールのほか、茶室「済美庵」や和室「雪・月・花の間」、風光明媚な日本庭園を擁し、各流派御家元による茶会や華道や書道の展示で利用されるなど、美術普及の一大拠点として多くの美術愛好家の方々に親しまれてきました。
特別展中の12日から14日(12時~17時、最終日15時)まではお茶室で呈茶席(1,000円)をお楽しみいただけます。作品をご覧いただいた後や合間にぜひお立ち寄りください。
日本庭園
■【同時開催】常盤山文庫名品撰-東京美術倶楽部を彩った書画の名宝-開催概要
名称:第 22 回東美特別展 併催 常盤山文庫名品撰 -東京美術倶楽部を彩った書画の名宝-
内容:公益財団法人常盤山文庫所蔵作品を代表する墨蹟、絵画、陶磁の計 11 点を展観
主催:株式会社 東京美術倶楽部
協力:公益財団法人常盤山文庫
会場:株式会社 東京美術倶楽部 3 階 「国宝・重文展示室」
*東美特別展のチケットにてご覧いただけます。
[ギャラリートーク]
佐藤サアラ氏(常盤山文庫)
開催日程:10月13日(日)15:00 30分程度
申込方法:ウェブサイトのお申し込みフォームより
馮子振筆「易元吉画巻跋」 所蔵先:公益財団法人常盤山文庫画像 提供:東京国立博物館 Image:TNM Image Archives
第22回東美特別展 出展者一覧(50音順)
■出展者名(取り扱い品名)
※西浦緑水堂の「緑」の糸偏はさんずい
■第22回東美特別展 開催概要
名称(日):第22回東美特別展
名称(英):ANTIQUE DEALERS’ FAIR & EXHIBITION IN TOKYO 2024
内容:東京美術商協同組合員65店による、絵画(日本画・洋画)、陶磁器、茶道具、屏風、蒔絵、彫刻、仏教美術、刀剣、その他美術工芸品の展示・販売
主催:株式会社 東京美術倶楽部
日時:2024年 10月12日(土)11:00~19:00 / 10月13日(日)11:00~19:00 / 10月14日(月・祝) 11:00~17:00 ※10月11日(金)は、プレス・関係者向けの特別内覧会
会場:東京美術倶楽部 〒105-0004 東京都港区新橋6丁目19−15
入場料:一般前売り:3,000円 / 一般当日:5,000円 / レイトパス:2,000円(12日および13日17時以降の入場)
大学生 / 専門学生 / 高校生 / 中学生以下:無料
障がい者手帳をお持ちの方及び付添者1名:無料
*無料の方は入館の際、学生証・運転免許証など年齢のわかるもの、障害者手帳をご提示ください。
*チケットは入場当日に限り有効です。上記料金にて同時開催展もご覧いただけます。
東美特別展特別サイト:
一般会期に先立ち、10月11日(金)にプレス様向け特別内覧会を実施いたします。
参加をご希望される方は下記メールアドレスまでご連絡ください。
Mail: press@toobi.co.jp (担当:東京美術倶楽部 事務局 浦島・細野)
広報資料とお願い
・本リリース内の広報用画像は、東美特別展広報のみにご使用ください。
・作品の無断転載、複製、改変その他一切の著作権及び著作者人格権侵害行為を禁じます。
・広報用画像の掲載にはキャプションの明記が必要です。図版のトリミング・加工等はご遠慮ください。
・情報確認の為、可能であれば、校正原稿を下記広報担当までお送りください。
・また掲載見本をご寄贈ください。Webサイトの場合は掲載時にURLをお知らせください。
東京美術倶楽部とは
明治40年4月の設立以来、120年近くにわたり、日本の優れた美術品の保存・活用ならびに美術に対する正しい認識と理解の普及を図ることを目的として、様々な活動や事業を積極的に展開。江戸時代から代々続く美術商やそれぞれの分野のエキスパートが所属し、加入するためには十年以上の業界での実績と所属する当団体の推薦人を必要とするほか、所定の審査を経てメンバーとなることができる。平成3年に竣工した東京美術倶楽部(東京都港区)では、新旧文化・芸術の殿堂として各種催物を企画・開催し、古来の誇り高い美術の伝承と新たな芸術作品を探求している。