デッキや屋上でBBQをしつつのレース観戦……なんて夢が現実に! 世界有数のサーキット「富士スピードウェイ」のコースサイドにキャンプエリアが爆誕した

2024.09.24 10:00
この記事をまとめると
■富士スピードウェイに常設キャンプ場「RECAMP 富士スピードウェイ」がオープンした
■富士山をバックにレーシングマシンが走る姿を眺めることができる最高のロケーション
■用途や料金に応じて8種類の宿泊施設を用意する
富士スピードウェイに常設キャンプ場がオープン
  スーパー耐久シリーズの富士24時間レースなどを観戦していると、ロードサイドにテントを立てて、そこから声援を送っているファンの姿を見かけることがある。レースファンにとって、サーキットに泊まりながらお気に入りのチームを24時間に渡って応援することができるのはこのうえのない幸せな瞬間であるはずだ。
  そんなレースファンの夢をさらに充実させるべく、またレースファンでなかったとしてもサーキットに泊まることが楽しみになる、そんな施設があったとしたらどんなに楽しいことだろうか。これを実現してくれるのが、富士スピードウェイのインサイドエリアに常設されたキャンプ場「RECAMP 富士スピードウェイ」だ。
  じつはサーキットにはグレードがあり、ガードレールやタイヤバリアの設置、ピットやコントロールタワーの設備などに、細かな規定がある。仮にF1グランプリを開催したいと思ったら、規定をすべてクリアしてグレード1に認定される必要がある。日本でグレード1に認定されているサーキットは富士スピードウェイと鈴鹿サーキットの2カ所だけだ。
  そして、グレード1のサーキットのインサイドエリアに、常設のキャンプ場があるなんて、これまで聞いたことがなかった。つまり、「RECAMP 富士スピードウェイ」は世界初の施設というわけだ。
  この「RECAMP 富士スピードウェイ」は2024年9月20日よりいよいよ営業を開始したが、それに先立って内覧会が行われた。
  そして「RECAMP 富士スピードウェイ」に足を踏み込んでみると、そこにはサーキットであることが信じられないようなお洒落な、それでいて富士スピードウェイの本コースを直ぐ目の前にした最高の特等席であるという、夢のような空間が広がっていた。
特等席にはヴィンテージエアストリーム
  まず目に入ってくるのが、1970年製エアストリーム「sovereign」をフルリノーベーションした当施設の目玉、「ヴィンテージトレーラーコテージ」。快適な寝心地を実現するWベッドとオーバーヘッドシャワー、トイレ、エアコン、キッチンなどの最新設備を完備。100Rを抜けてADVANコーナーへと向かうレーシングマシンを眼前に富士山をバックに見られるという、まさに施設内の1等地。客室数1、定員4名、サイトの広さは約200平方メートルで宿泊料金は3万9000円〜。
「ヴィンテージトレーラーコテージ」の隣にあるのが「トレーラーヴィラ」。近未来型トレーラーハウスの「パクラウンド」を設置したサイトで、スタイリッシュな外観と、雨風をしのげる前室を完備しているのが特徴。最新で充実した設備で長期滞在にももってこい。客室数2、定員4名、サイトの広さは約220平方メートル、宿泊料金は3万7000円〜。
  レースを観戦しながら愛車をメンテナンスしてリラックスをした週末を過ごす。そんなライフスタイルにぴったりなのが「キャンピングガレージハウス」。クルマ1台を収納できるガレージハウスは、屋上にBBQしながらのレース観戦に最適なルーフデッキを備える。客室数1、定員4名、サイトの広さは約140平方メートルで宿泊料金は3万7000円〜。
  ペットと一緒にアウトドアライフを楽しみたいのであれば、「ルーフデッキ付きドッグ・オートキャンプサイト」がおすすめ。高さ1500mmのフェンスで囲われたスペースにはテント用スペースと常設のアウトドアリビング空間(屋外シンク&家具付き)、AC100V電源、ワンちゃんの足洗い場も完備する。客室数2、店員6名、サイトの広さは約250平方メートル、宿泊料金は1万2800円〜。
  そのほかにも、トレーラーコテージ(客室数3、定員4名、サイトの広さ約130平方メートル、宿泊料金2万7000円〜)、ドッグトレーラーコテージ(客室数2、定員4名、サイトの広さは約250平方メートル、宿泊料金は2万7000円〜)、ドッグ・オートキャンプサイト(客室数3、定員6名、サイトの広さは約200平方メートル、宿泊料金は7800円〜)、オートキャンプサイト(客室数22、定員6名、サイトの広さは約100平方メートル、宿泊料金は4300円〜)が用意されている。
  なお、ここまでに記載した価格はすべて販売開始時の客室料金がもっとも安い設定の日のものとなるため、実際にレースが開催される日の価格はこれよりも高額となってしまうことは、ご了承いただきたい。予約を含めて詳しくは「RECAMP 富士スピードウェイ」の特設HP、もしくはキャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」にて確認してほしい。
  また、事前に予約をすればカット食材とレシピをセットにした「ミールキット」やバーベキュー食材などを用意してもらうことも可能だ。
  レースファンならもちろんのこと、たとえレースやクルマに興味がなかったとしても、「RECAMP 富士スピードウェイ」なら富士スピードウェイに用意されたさまざまなアクティビティで、これまでとはひと味違った体験ができるはず。これまでになかった新しいアウトドアライフスタイルをぜひ「RECAMP 富士スピードウェイ」にて体験いただきたい。

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