株式会社 創造舎
静岡市の伝統工芸体験施設『駿府の工房 匠宿』が、地元Jリーグチーム清水エスパルスとコラボし、静岡に受け継がれてきた伝統技術を活用した工芸品を9月20日(金)10時から販売いたします。
静岡市の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」(株式会社創造舎 代表取締役:山梨洋靖)と、その地域のプロサッカーチーム「清水エスパルス」がコラボレーションした本企画。静岡市の豊かな伝統工芸の文化とスポーツへの情熱を結びつけ、地域の魅力を再発見していただくことを目的としています。スタジアムで使用いただけるものから、日常に溶け込むものまで。全4種類を数量限定にて販売。
駿府の工房 匠宿のエントランス「コトコトSTORE」にて9月20日(金)10時から販売開始いたします。
販売場所:駿府の工房 匠宿内「コトコトSTORE」
販売日時:9月20日(金)10時から
■エスパルス駿河竹千筋細工バッグ
国指定の静岡を代表する伝統的工芸品「駿河竹千筋細工」の手提げバッグ(静岡竹工芸協同組合・みやび行燈製作所)。竹を丸く細く整えるひごづくりや組み立て、枠となる竹の精巧な継ぎ手など、静岡でしかできない技法がつまっている。このバッグの巾着部分にはエスパルスデザインの「お茶染め」のオリジナル巾着を使用(染色・鷲巣恭一郎)。駿河漆器のパルちゃんチャーム付(漆芸・藤中知幸)。静岡の伝統工芸技術が集結したバッグ。
料金:165,000円(税込)
初回生産:2個 (※受注生産可能 納期:3~6か月)
サイズ:幅29cm×奥行12cm×高さ15cm(紐含む30cm)
駿河竹千筋細工とは・・・静岡県駿河地方で伝統的に行われてきた竹細工の一種。 他の産地では「平ひご」を使うのに対し、駿河竹千筋細工は「丸ひご」を使っているのが特徴的。丸ひごを一本一本差して組み立てる事により、細かな模様や曲線が美しく表現される。
駿河漆器とは・・・江戸時代より全国に知られている漆器工芸。静岡では、静岡浅間神社造営の際に全国から優秀な漆塗職人が静岡に集まり、総漆塗りの拝殿を完成させたのがはじまり。静岡が漆塗りに適した気候であり職人たちは拝殿完成後も定住し、技術を教え広まった。時代の移ろいと共に新しいデザインが生み出されている。
■エスパルスお茶染めてぬぐい
静岡の産業であるお茶。製造工程で出る商品にならない部分の茶葉から染める「お茶染め」のてぬぐい。型染という技法でS-PULSEの文字を散りばめたオリジナルデザイン。
料金:3,000円(税込)
初回生産:100枚
サイズ:縦 約33cm×横 約95cm
お茶染めとは・・・鷲巣染物店の5代目、駿河和染の職人である鷲巣恭一郎が生み出した染めの技法。製造工程で出る製品にならない部分の茶葉を染料として使用。煮出した後の茶殻は堆肥として加工し畑へ。モダンな色合いと型染めによる使いやすいデザインももちろんのこと、先人の知恵と伝統技術を応用し、どこまでも価値をつけ続けるエシカルなものづくりがお茶染め最大の特徴。
■エスパルスお茶染めサコッシュ
お茶で染めた「お茶染め」のサコッシュ。お茶染めのシンプルな色合いにサポーター番号「12」のデザイン。前面にはポケット付き、ひもの結び方で長さが調整できる。スタジアムから日常まで万能に活用いただける。
料金:5,000円(税込)
初回生産:20個
サイズ:本体 縦 約17.5cm×横 約13.5cm 持ち手 全長 約150cm
■エスパルス本藍染てぬぐいマフラー
マフラーにもできるサイズのてぬぐい生地に天然灰汁発酵建ての本藍染。
群雲(むらくも)という絞り技法で全体を染めてから、抜染という技法でエスパルスのエンブレムをデザイン。
料金:4,500円(税込)
初回生産:50枚
サイズ:縦 約36cm×横 約137cm
本藍染とは・・・タデアイという植物から化学薬品を一切使わず、天然灰汁発酵建て(てんねんあくはっこうだて)という発酵の力を用いて作られる藍染。日本の伝統的な染色技法として今も受け継がれており、深みのある美しい藍色が特徴。天然素材のみによる風合いと経年変化による色の美しさをお楽しみいただける。色素を使い切った後の染液は畑の堆肥として利用し、古来から続くサスティナブルな染色方法を実現している。
地域の誇りである伝統工芸とスポーツが織りなす、静岡ならではの魅力を、ぜひこの機会にご体感ください。
駿府の工房 匠宿とは
静岡市の伝統工芸体験施設「駿府匠宿」は、2021年より建築設計業の株式会社創造舎による運営となり「駿府の工房 匠宿」として「歴史と未来を結ぶ場所」をコンセプトに22年ぶりにリニューアルいたしました。駿河竹千筋細工・陶芸・藍染・お茶染め・木工指物・漆などが体験できる各工房に、一線で活躍する職人を工房長として招聘し、かけがえのないものづくり体験の提供と、工芸職人の後継者候補輩出を目指しております。また、地元で長年愛された和菓子屋の味を引き継いだ店舗や地元養蜂場の蜂蜜を使用したカフェを匠宿内に開店。そして、この地に佇む古民家をリノベーションし客室内に静岡の工芸品を設えた「工芸ノ宿 和楽」として宿泊業をスタートさせるなど、周辺地域とも連携・協力することで、地元文化継承の拠点としての役割も担っていきます。