「自分らしく健康な身体を自らの意志で選択できる社会」を目指し大学生と企業が一緒に考える 「ウェルボディを叶えるアイディア学生コンテスト」開催

2024.09.17 10:00
マイウェルボディ協議会
<内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)>包摂的コミュニティプラットフォームの構築/女性のボディイメージと健康改善のための研究開発

内閣府戦略的イノベーション創造プロジェクトのプログラムにおいて、女性の生涯の健康に取り組む産官学チームによるマイウェルボディ協議会(以下、本協議会)は、2024年10月19日より、大学生・大学院生を対象としたビジネスコンテスト「ウェルボディチャレンジ2024-ウェルボディって何だろう?-(以下、本コンテスト)」をOB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」と共催いたします。


2024年3月に設立した本協議会は、若年女性の5人に1人が将来の健康リスクのある「やせ*」状態にある日本社会を課題ととらえ、さまざまな情報や他者に惑わされることなく、生涯を通じて自ら健康な身体選択できる社会の構築を目指して活動しています。
5日間にわたって行われる本コンテストでは、参加する多数の企業の商材・サービスに関連した“ウェルボディを叶える商品・サービス・事業のアイディア”の発想を通じて、学生の目線から必要な環境や仕組みについて考える機会を提供します。また、生涯の健康リスクに関する理解を通じてヘルスリテラシーの向上に繋げます。

概要
本コンテストは、計5日間のプログラムです。参加エントリーした大学生・大学院生は、さまざまな企業ともに、「健康とウェルボディに関する講義」や、参画企業から出されたお題をふまえた「アイディアワークショップ」に参加いただきます。最終日には、ウェルボディを叶える具体的なサービス・商品に対する「プレゼンテーション」および「企業担当者からの講評」を行います。
(URL:

※参加者は参加学生・運営関係者・報道関係者(DAY5限定)のみとさせていただきます。なお、オンライン配信・アーカイブはありません。

本コンテスト開催の背景


本協議会は「ひとりひとりが自分らしく、心地よくあり続けられる健康な身体を、自らの意志で選択できる社会をつくる」ことを目的に5つのアクションを定めており、本コンテストは「考えよう」のアクションにあたります。今回の「ウェルボディを叶えるアイディア学生コンテスト」は、当事者である若年女性を含む学生と企業の「ウェルボディ」の実現に向けた共創型プログラムです。

参考:マイウェルボディ協議会が進める5つのアクション
開催日


2024年10月19日(土)
2024年10月20日(日)
2024年10月26日(土)
2024年10月27日(日)
2024年10月28日(月)

参画企業、課題一覧 ※順不同


・花王株式会社【女性ひとりひとりの存在意義とモチベーションアップの両立を実感できるプロダクトorサービスのアイデア】
・株式会社All Right【私たちは、ウェルビーイングの実現に向けて金融の枠を飛び超えた新たなチャレンジをしています。情報過多な現代で、自分の心と身体が笑顔になる新規事業を企画してください】
・三井物産株式会社with株式会社ドットミー【三井物産発の時間栄養学を取り入れた新しいブランド「ドットミー」と考える、欠食してしまいがちな食事を変える新しい商品または企画】
・第一三共ヘルスケア株式会社【若い世代の女性が生理・生理痛の対処を自分ごと化するための施策を情報発信の方法を含めて考えてください】
・三菱地所株式会社【働く女性が健康で生き生きと働きやすい街を目指して、『まるのうち保健室』から発信できる企画アイディアの提案】
・日本航空株式会社【女性の健康課題を軸に、女性社員が生き生きと活躍し輝けるような職場環境や会社としてのサポートは何か/地域とのつながりを健康を軸に航空会社として具現化できることはないか】

審査員


マイウェルボディ協議会 代表幹事 田村 好史先生
マイウェルボディ協議会 副代表幹事 室伏 由佳先生 
株式会社博報堂 中島 優人氏
kelluna. 代表 前川 裕奈氏

「マイウェルボディ協議会」代表幹事 コメント
日本では男性の肥満が増えて来ており、脳卒中や糖尿病など様々な病気の原因となっています。しかし、これとは反対に20代の痩せた女性の割合は20~25%と先進国の中で最も高くなり、月経の異常や、骨粗鬆症、糖尿病など様々な疾患のリスクとなることが新たな問題になってきています。
私たちは、このような肥満や痩せをもたらす原因の1つは社会にあると考えています。例えば、痩せた女性が増えている原因の1つは、各媒体などを介して「痩せたい気持ちを過剰に作り出してしまう社会」かもしれず、社会全体で考えるべき課題とも言えるでしょう。
私たちはこの課題に対して皆さんと共に、ひとりひとりが自分らしく、心地よくあり続けられる健康な身体、ウェルボディ、を育める社会を目指して、活動を進めたいと考えています。

田村 好史先生 マイウェルボディ協議会 代表幹事
順天堂大学国際教養学部 教授 順天堂大学大学院医学研究科 スポーツ医学・スポートロジー/代謝内分泌内科学
[研究分野・活動]糖尿病学・代謝学・運動生理学・運動疫学などスポーツと医学による予防医学(スポートロジー)を展開
すべての女性が、自分らしく生き生きと健康的な生活を送れる社会の実現を目指しています。女性の健康課題は、身体だけでなく心の健康や幸福度にも深く関わります。
現代社会では、SNSなどを通じた偏った情報が健康観に影響を与えていることが課題となっています。私たちは、健康に対する正しい知識とリテラシーを持ち、社会の中で生じている誤認識を改めることが重要です。
この新しい協議会の立ち上げにあたり、特に重要なのは若い世代、高校生や大学生の気づきの場の提供です。身体と心の健康を育むことの大切さを理解することから始めます。将来的にこの取り組みを全ての人々に広げていくことを目指しています。
私たちの活動を通じて、健康で自分らしい生き方を選択できる社会の実現に向けて、皆さんと共に歩んでいきたいと思います。

室伏 由佳先生 マイウェルボディ協議会 副代表幹事
順天堂大学スポーツ健康科学部/大学院スポーツ健康科学研究科 先任准教授、株式会社attainment 代表取締役
[研究分野]女性の健康課題、アンチ・ドーピング(スポーツ医学)、スポーツ心理学
[スポーツ活動]2004年アテネオリンピック陸上競技 女子ハンマー投 出場
人生100年時代に、健康への関心が高まるなかで、過度な情報社会において
自分らしく健康な身体を保つことが困難になっていることも、注目すべき課題の一つです。
身体的にも精神的にも、そして社会的にも良好な状態が継続すること。それがウェルビーイングなら、
その基盤であるひとりひとりの身体の健康がまず、何よりも重要だと私たちは考えます。
私たちマイウェルボディ協議会が目指すのは、ひとりひとりが自分らしく、
心地よくあり続けられる健康な身体=“ウェルボディ”を自らの意志で選択できる社会。
それは個人だけではなく、社会全体で取り組まなくては成しえない挑戦なのです。
すべての人にウェルボディを。この目標をともに実現していくパートナーを募集しています。
企業、学校、自治体、NPO、様々なステークホルダーのみなさんが集まるからこそ
できる取り組みを、一緒に実現してまいります。

協議会公式webサイト:
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