マークフォージド社、カーボンと金属が造形できる一台二役の3Dプリンタを発表

2024.08.28 08:30
マークフォージド・ジャパン株式会社
最新カーボンファイバー3Dプリンタに金属プリント機能を追加し、ものづくりの現場での導入を加速
Markforged社 FX10



マサチューセッツ州ウォルサム - Markforged Holding Corporation(ニューヨーク証券取引所: MKFG)は本日、最新のカーボンファイバー3Dプリンタ、FX10に金属プリント機能「FX10 Metal Kit」を追加したことを発表しました。このFX10金属オプションのキットを導入することで、FX10は、マークフォージドの特許取得の長繊維カーボンファイバー強化樹脂だけではなく、同じ装置で金属フィラメントで造形できるようになりました。


「これからは、お客様が金属プリンタとカーボンファイバープリンタのどちらかを選ぶ必要はなくなりました。長年にわたる研究開発と現場における経験を通じて、ものづくり現場に導入してすぐに投資回収を実現できる3Dプリンティングの一台二役のソリューションが実現しました。このFX10により、ものづくりのプロセス、つまり開発だけではなく量産の生産性まで大幅に改善できるようになりました。」と、マークフォージドのCEOであるShai Teremは述べています。


本発表時では、同金属オプションは、SUS316L ステンレスに対応していますが、SUS630ステンレスにも近々対応する予定です。同金属オプションは、金属専用プリントヘッド、金属マテリアル供給チューブ、デュアル押出機を含む、交換可能な統合プリントエンジンで構成されており、FX10に常備されているカーボンファイバー対応のプリントシステムから、金属プリントシステムへの交換プロセスは非常に簡単であり、約15分で完了します。


長年にわたる金属プリントの経験に基づいて開発されたFX10専用の第2世代金属FFFプリントエンジンは、当社の現行モデル「Metal X」よりもプリント速度が大幅に向上しており、FX10の造形容積は2倍になっています。


金属プリントプロセスには、金属フィラメントとセラミックリリースフィラメントを使います。リリースフィラメントは、パーツとサポート材の間に界面を構成することで分離や取り外しが容易になります。金属プリントパーツを緻密化した金属パーツとして完成させるためには、別途、マークフォージドの付帯設備、Wash-1およびSinter-2で脱脂および焼結する必要があります。当社の統合プリント管理ソフトウェアEigerのガイダンスに従うことで、金属プリントから後処理までのプロセスに対する専門知識などを必要とせずに、簡単に金属パーツが作れます。


FX10は、ものづくりの現場における最も柔軟性の高いツールとして設計されており、早期に導入したお客様からは大きな反響を得ています。FX10はモジュラーアーキテクチャを採用しているため、今回追加されたFX10金属オプションのようなアップグレードだけではなく将来的な技術開発により新機能の追加などが可能になる構造となっています。
マークフォージドは、今回の発表に併せて、CEOのShai Teremが来日し、日本法人の代表取締役社長のトーマス・パンとともに各代理店主催のイベントで詳細な発表を致します。是非ともご参加下さいます様お願い申し上げます。

2024年9月3日 (火) ファソテック(東京)
2024年9月3日 (火) データ・デザイン(名古屋)
2024年9月4日 (水) アップルツリー(大阪)
2024年9月5日 (木) 3D Printing Corporation(横浜)
2024年9月5日(木) 日本3Dプリンター(東京)
また、マークフォージドは、9月9日(月)~14日(土)に米国イリノイ州シカゴで開催される「International Manufacturing Technology Show」(ブース432305)に出展し、長繊維ファイバー強化複合材料と金属の両方でのプリントを実演する予定です。




マークフォージド/Markforgedについて
マークフォージド/Markforged(ニューヨーク証券取引所: MKFG)は、ものづくりの現場で産業用3Dプリントを活用することで、サプライチェーンの強靱化と柔軟性を向上することを目指しています。Markforgedを利用すると、メーカーのお客様は金属および高度なカーボンファイバーなどの複合材料の両方で高強度及び高精度なパーツを作成できます。マークフォージドは、世界70か国以上の10,000社を超えるお客様に、必要なものを、必要なときに、必要な場所で工業生産ができる「分散型ものづくり」の環境を提供しています。マークフォージドの本社はマサチューセッツ州ウォルサムにあります。ハードウェア、ソフトウェア、および最先端素材の設計開発が行われています。詳細については、www.markforged.com/jpをご覧下さい。


将来の見通しに関する記述についての特記事項
このプレスリリースには、意見と仮定、および現在入手可能な情報に基づく、将来の見通しに関する記述が含まれています。将来の見通しに関する記述は、使用されている用語によって識別できる場合があります。そのような用語には、「may(~することがある)」、「will(~する予定である)」、「could(~する可能性がある)」、「would(~すると思われる)」、「should(~するはずである)」、「expect(予期する)」、「intend(意図する)」、「plan(計画する)」、「strategy(戦略)」、「anticipate(予想する)」、「believe(~と思う)」、「estimate(推測する)」、「predict(予測する)」、「project(見込む)」、「potential(潜在的な)」、「continue(継続する)」、「ongoing(進行中の)」、「opportunity(機会)」、またはこれらの用語の否定形、あるいはその他類似の用語が含まれます。ただし、将来の見通しに関する記述に必ずこれらの用語が含まれているとは限りません。このような将来の見通しに関する記述には、リスク、不確実性、およびその他の要素が伴います。その結果として、それらの将来の見通しに関する記述によって明示的または暗黙に示されている情報とは重要な点で異なる結果、活動レベル、パフォーマンス、または成果が生じる可能性があります。Markforgedは、このプレスリリースに含まれる将来の見通しに関する記述にはそれぞれ合理的な根拠があると確信していますが、これらの記述は、現時点で確認されている事実および要素と、確実とは言えない将来の見通しの組み合わせに基づいていることにご注意ください。このプレスリリースに含まれる将来の見通しに関する記述には、新しく発表されたFX10プリンターが製造業とMarkforgedに与える影響に関する記述、製品開発およびイノベーションに関する記述、およびFX10プリンターなどのMarkforged製品の消費者に対する潜在的なメリット、将来において当社がMarkforged製品の注文に速やかに応じる能力、Markforgedの対象市場の想定される成長と拡大機会、当社の最新製品などの当社製品の発売のタイミングと導入される割合と範囲、製造業の市場動向、マクロ経済要因の影響、およびMarkforgedの製品の消費者、機能、および用途に対するメリットに関する記述が含まれますが、これらに限定されません。Markforgedは、このプレスリリースに含まれる将来の見通しに関する記述が正確であることを保証できません。これらの将来の見通しに関する記述は、いくつかのリスクや不確かさに影響されます。その例の一部としては、一般的な経済、政治、ビジネス状況、Markforgedがニューヨーク証券取引所への上場を維持できること、景気後退やグローバルなサプライチェーンの中断に関わる不確実性がMarkforgedの事業および財務実績に与える影響、Markforgedに対して提起される可能性がある訴訟の結果、およびMarkforgedの最近のSECに対する定期報告書やその他の提出文書に「リスク要因」の見出しの下に記述されている要因が挙げられます。さらに、将来の見通しに関する記述が不正確であった場合、その不正確さは重大な意味を持つ可能性があります。これらの将来の見通しに関する記述には大きな不確実性があるため、これらの記述を、Markforgedが特定の期間内にその目的と計画を達成すること、あるいはそもそも達成できることに関する、当社またはその他の人物による表明または保証とみなすことはできません。このプレスリリースに含まれる将来の見通しに関する記述は、このプレスリリースの日付におけるMarkforgedの見解を表しています。Markforgedは、その後に発生する事象や進展によって、その見解が変化することを予期しています。Markforgedは、将来のある時点で、これらの将来の見通しに関する記述を更新する可能性がありますが、適用法によって要求される場合を除き、現時点でこれらの記述を更新する予定はありません。そのため、これらの将来の見通しに関する記述は、このプレスリリースの日付以降のMarkforgedの見解の表明とみなすことはできません。

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