MiKSが、空間プロデュースを担当【加賀温泉郷 山中お花見久兵衛のレストランリニューアル】2024年8月、九谷焼・墨絵・染色の3技法のアートで織りなした、四季折々をたのしむ『やまなか鶴仙渓キッチン』

2024.08.06 10:00
MiKS inc.
石川県の作家3名によって山中温泉らしい四季折々の自然を表現したハーフビュッフェスタイルのレストラン「鶴仙渓キッチン」が2024年8月からオープン。
写真左:加賀 山中温泉「鶴仙渓」 写真右:お花見久兵衛 「やまなか鶴仙渓キッチン」

金沢を拠点にブランディングデザインを基軸として地域の価値をより輝かせるクリエイティブファーム株式会社ミックス(本社:石川県金沢市、代表取締役:吉崎努、以下ミックス)は、石川県加賀温泉郷のひとつ山中温泉で有限会社吉花(本社:石川県加賀市、代表取締役:吉本龍平)が運営する旅館【山中温泉 お花見久兵衛】のレストラン“やまなか鶴仙渓キッチン”のリニューアルに伴うコンセプト・空間プロデュースを行いました。

本プロジェクトは、石川県の作家3名と協働して山中温泉が誇る名勝「鶴仙渓」の四季折々を、九谷焼・墨絵・染色の3技法のアートで表現し、自然を身近に感じながら食をたのしみ、くつろぐ空間の提供を目指したものです。山中温泉に行くなら泊まってみたい、そんな山中の魅力が詰まったレストランが誕生しました。
【担当デザイナー吉崎努のご紹介は最下部をご覧ください】

■山中温泉 お花見久兵衛 について

石川県加賀市山中温泉にて1958年創業。三代目吉本龍平氏によって2022年から“Ryokan Cafe”をスローガンに掲げ、「自分のペースで楽しむ」を唯一の作法として、“それぞれの温泉時間をカジュアルに気ままに過ごす”ことを目指した体験型の温泉旅館です。


■温泉旅館×アートを取り入れた理由

お花見久兵衛 吉本龍平氏は、もともと旅館は文化や情報を交換し、運び合う交錯点としての機能も担っていたのではないかと考えていました。そういった文化が取りこぼされていかないようアートを入口として、カジュアルに体感してもらうことで文化への理解を深めるにキッカケになればと願い、今回のリニューアルを計画しました。


■リニューアルした「やまなか鶴仙渓キッチン」について


1. 食事スタイルの変更
従来の温泉旅館の食事スタイルとは異なり、ハーフビュッフェ形式を採用することで同施設の提供する価値のひとつにもある“それぞれの温泉時間をカジュアルに気ままに過ごす”ことがレストランでもご提供出来るようになりました。
ハーフビュッフェスタイルで提供される様子(写真:お花見九兵衛)


2. 改修のデザインテーマ
「山中温泉の四季折々の自然を感じるレストラン」
“春夏” と “秋冬” の2つのエリアで構成される空間となっており、お客様構成のニーズに合わせたゾーニングとなっています。
春夏エリア
秋冬エリア



■アート作品と作家について

石川県に縁のある3名の作家に、それぞれ九谷焼・墨絵・染色の3技法によるアートで山中温泉の自然を表現して頂きました。
丸谷牧子
九谷焼陶芸作家
坂野有美
画家
皆川百合
染飾家



1. 丸谷牧子氏 の作品について
輪郭にプラチナ箔を巡らせ、自然の境界線を強調(fuji, hana)
九谷焼
丸谷牧子氏には、自然の“色”や“境界線”を「hana・yama・fuji」として3種類のランプシェードに抽出したものを制作して頂きました。同氏が展開しているブランド「M U M C A」の特徴であるポップな雰囲気をお花見久兵衛のコンセプトと重ねた九谷焼ランプシェードとなりました。
hana
yama




2. 坂野有美氏 の作品について
ランダム性のある建具とアート作品を並べ、 一体感を演出
墨絵
坂野有美氏には、独特の鉛筆や墨による描画・線的な表現を用いて、鶴仙渓から望む山々の枝葉や街をとりまく湯気を表現した屏風パネルを制作して頂きました。
作家コメント
自然の美しさや自然の中にいる時に気付かされる美しさをテーマに作りました。渓谷の川の流れや人の手の入っていない木々の折り重なった美しさ。水流とその規則性を見ていて、自然の中にいる時に感じる自然の美しさと共に、自生する植物や雪等に対してかき分けて歩くような真っ直ぐに進めない、ある意味歩かされている・自然の中で人が適応させられるようなジグザクとした動きが少し似ているように思いました。



3. 皆川百合氏 の作品について
鶴仙渓の四季の移ろいを6基のアート照明で表現
染色
皆川百合氏には、「春夏」「秋冬」の2エリアを横断するペンダント照明を制作して頂きました。
同氏の大胆かつ繊細な色使いで、渓谷から見上げる草木や空を四季ごとの色で有機的に表現し、空間全体をまとめ上げました。
“お花見”から着想の花びら舞うデザイン
「春夏」「秋冬」エリアを横断する作品


また同氏には旅館で働くスタッフと共に、染め体験で作られた20枚以上の布を用いたファブリックカーテンも制作して頂きました。染め・洗いの工程には温泉水や鶴仙渓の川水を使用し、地域の特色をふんだんに生かした作品としてお客様をお出迎えします。
作品名:乱咲暖簾
ワークショップの様子



■MiKS inc.(株式会社ミックス)について

社名 :株式会社MiKS  (

所在地 :石川県金沢市本多町
代表者 :代表取締役 吉崎努、取締役 松下秋裕
設立日 :2022年4月
事業内容:
・ブランディングデザイン、インテリアデザイン
・デザイン企画、及びコンサルティング
・まちづくり、地域活性化についての企画

■本件に関するお問い合わせ
MiKS, Inc.(ミックス) 吉崎
E-mail:info@miks-inc.com

■本件の担当デザイナー】
吉崎 努金沢生まれ。新潟大学岡崎・松井都市計画研究室で建築デザイン・都市計画を学んだのち、地元金沢の企業にて店舗設計を中心に、サインやディスプレイなど商業空間のデザインに実践的かつ包括的に携わる。並行して、2017年に個人デザイン事務所 zakkerooni designを設立。2022年春に法人化。株式会社 Linnas Design と協働で株式会社MiKSをたちあげ、クリエイティブの領域を広げる。

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