全国から選抜された15名の学生がトップシェフ4名の伴走を得て3ヶ月間学び、実践するプログラム『THE BLUE CAMP』が、海と食の未来をつくる期間限定レストランを東京・京都にてオープン

2024.07.24 11:40
一般社団法人Chefs for the Blue
~2024年7月24日(水)12:00 より お一人様3,500円のランチコースの予約を開始~
 持続可能な海を目指した啓発活動を行う、一般社団法人Chefs for the Blue(東京都渋谷区千駄ヶ谷、代表理事:佐々木ひろこ)は、今年で2年目の開催となる次世代の学生たちと東京と京都のトップシェフ4名が、海の未来を考え学び、実践する『THE BLUE CAMP(ブルーキャンプ)』の最終プログラムにて、東京は8月6日(火)~11日(日)、京都は、8月5日(月)~10日(土)で期間限定ポップアップレストランをオープンします。レストラン開催にあたり、2024年7月24日(水)12:00よりコースの予約販売を開始します。
■ご予約HP:東京:
       京都:
<THE BLUE CAMPについて>
「THE BLUE CAMP」は、日本財団「海と日本プロジェクト」の助成を受けて行う、未来を担う次世代の若者を対象とした人材育成プログラムです。海や漁業、その持続可能性などについて学びや実践の機会を提供し、将来、海や水産物に関わる様々な分野で活躍できる人材の種を育てています。昨年に続き今年は2回目の実施となり、東京と京都の2拠点で選抜された15名の高校生・大学生・専門学校生たちがプログラムを受講しています。プログラム全体には、東京・京都のトップシェフ4名がメンターとして伴走。3ヶ月間の学びと思考の内容を伝える場として、8月に期間限定レストランをオープンします。
HP:
note:
<THE BLUE CAMP発足の背景>
まずは「知る」ことからはじめようーー2017年、水産資源の危機的状況を前に、フードジャーナリストの佐々木ひろこがシェフたちと共に立ち上げた勉強会が「Chefs for the Blue」の活動の始まりでした。そこから7年目となる昨年、未来を担う次世代の若者にも、海の現状や水産業の課題、持続可能性について学びや実践の機会を提供することで、将来、海や水産物に関わる様々な分野で活躍する人材が社会に羽ばたき、持続可能な海と食の未来をともにつくることができると考え「THE BLUE CAMP」は生まれました。

<活動の背景>
過去40年で、海の生産量は1/3以下に減少しています。日本は、海に囲まれた島国という立地から、古くより魚介を使った料理が豊富で、世界でも有数の魚介の消費量が多い国です。一方で、2022年の漁業・養殖業生産量は392万トン(※1)と、ピークだった1984年の1,282万トン(※2)と比べこの40年ほどで1/3以下になりました。令和5年版「水産白書」によると、日本周辺水域の資源評価対象魚、36種50系群のうち、62%が資源水準「低位」であり、SDGsの17のゴールのなかでも、最新の”Sustainable Development Report 2021”(※3)で指摘された日本の深刻な課題のひとつが14番「海の豊かさを守ろう」です。海の現状を見つめなおし、環境の再生と資源の適切な管理をすすめ、今後海を社会全体で支えていくためには、水産サプライチェーンのさまざまなポイントで知識と経験を得た人材が育まれ、コレクティブインパクトのもとクリエイティブに課題を解決していく必要があると考えています。

注釈:
※1:令和5年度版『水産白書』
※2:農林水産省統計部「漁業・養殖業生産統計」
※3: ”Sustainable Development Report 2021” より。SDSN(持続可能な開発ソリューション・ネットワーク)と独ベルテルスマン財団が毎年6月に発表している報告書で、国ごとにSDGsの達成度を点数化する。2021年度版で指摘された日本の最も深刻な課題は、5.ジェンダー平等、13.気候変動、14.海の豊かさを守ろう、15.陸の豊かさも守ろう、17.パートナーシップの5項目。

<2024年メンターシェフについて>
⚪︎東京
御料理ほりうち:堀内さやか
1977年、山梨県生まれ。17歳で料理人になることを決意し、高校卒業後に上京。調理師専門学校を卒業後、板前修業に入る。都内の割烹、ホテル等で研鑽を積み、2013年より神楽坂の料理屋にて料理長を務める。2018年に独立し、荒木町で【御料理ほりうち】を開業する。



てのしま:林亮平
1976年、香川県丸亀市生まれ、岡山県玉野市育ち。大学卒業後、京都の料亭【菊乃井】に入り村田吉弘氏に師事する。2011年、上海万博の日本産業館内料亭【紫】料理長を務め、同年菊乃井本店副料理長に就任。2015年、菊乃井赤坂店渉外料理長となる。シンガポールエアラインの機内食開発やJR西日本【瑞風】のメニュー開発、国際会議や首相官邸での晩餐会の料理を担当。20カ国以上で和食普及のためのイベントに携わる。2018年3月、東京・青山に【てのしま】を開店。2019年ミシュラン一つ星を獲得。日本料理アカデミー正会員。



⚪︎京都
カリナリーディレクター:中東篤志
京都市出身。父である「京都 草喰なかひがし」店主・中東久雄のもとで幼少期より料理を学ぶ。ニューヨークの星付き精進料理店で副料理長兼GMを務めた後、日本食文化を国内外で発信するOneRiceOneSoup株式会社を設立。カリナリーディレクターとしてイベント企画や飲食店の運営、監修、食に関する地域プロデュースなどを手がけている。著書にPercolate-時を食し伝え残す-がある。



日本料理研野:酒井研野
1990年青森県黒石市生まれ。料亭「菊乃井」や中国料理店「京、静華」で経験を積んだ後、2021年に京都・岡崎に「日本料理 研野」をオープン。翌年35歳以下の料理人に向けたコンペティション「RED U-35」でグランプリ「RED EGG 2022」を受賞し、「ミシュランガイド京都・大阪2023」で一つ星を獲得。「ゴ・エ・ミヨ2024」3トック獲得、ヒトサラ「Best Chef &Restaurant 2023-2024」U-35 シェフ賞受賞。



<2024年度 全国から選抜された学生15名>
⚪︎東京チーム
左上から
田中大輔(慶應義塾大学3年)・小崎里紗(都内高校3年)・出口龍(東京大学2年)・
伊藤沙織(都内高校1年)

右下から
野澤悟志(早稲田大学1年)・杉山茉珈奈(服部栄養専門学校1年) ・安永和矩(東京海洋大学3年)・
野口絵子(慶應SFC2年)
左上から
大谷一花(立命館大学2年)・石田律貴(福井県立大学3年)・五味陽大(兵庫県立大学3年)・
峯口琴子(府内高校1年)

右下から
林田太一(京都大学3年)・中島美咲(辻調理師専門学校2年)・中上志穂(京都女子大学3年)

<期間限定ポップアップレストラン概要>
◯東京(コンセプト:あおのいま)
海のいま、漁業のいま、流通のいま。
そんな”あおのいま”を知ってもらい、”あおのいま”について考えたい
ここは、私達8人が捉えた"あおのいま"を表現した体験型ポップアップレストランです。
海の未来へのメッセージを込めた4品(前菜2品、定食、デザート)のコースをお楽しみいただきます。私たちのチームを伴走してくれた林亮平シェフ、堀内さやかシェフとともに料理を考案しました。

日時:2024年8月6日(火)~11日(日) 11:00~、13:30~ 各回限定10名
場所:渋谷区 フォレストゲート代官山2階「調理室」
住所:〒150-0034 東京都渋谷区代官山町20番23号
◯京都(コンセプト:さざなみ)
『さざなみ』は、THE BLUE CAMP 京都チームの学生7名による、「海の未来」のためのレストランです。海の未来へのメッセージを込めた5品(前菜2品、主菜、甘味)をコース仕立てでお楽しみいただきます。また、レストラン内にも想いが詰まった展示がございます。お食事の前後、お時間許す限りご覧いただければと思います。3ヶ月の学びを通して心の中に抱いた”さざなみ”が、レストランを体験するみなさんを通して、豊かな海の未来へ向かう”大きな波”となりますように。

日時:2024年8月5日(月)~10日(土)12時一斉スタート(約2時間)限定20名/日
場所:コミュニティキッチンDAIDOKORO
住所:〒604-8006 京都市中京区河原町通御池下る 下丸屋町390-2 QUESTION 8F
<お料理>
全国各地で、日々海や魚と向き合う漁師さん・魚屋さんから送っていただく「お魚・海藻」を、和食のコース仕立てでご提供します。中東篤志シェフ、酒井研野シェフの協力のもと、京都メンバー7人が「海の未来」のための料理を考案しました。

▼ご協力いただく漁師さん・魚屋さん 
岡山県 120年以上続く鮮魚店「魚春」 光畑さん 
岡山県 受注漁を行う漁師「邦美丸」 富永さん
千葉県 東京湾で100年続く漁業に取り組む「大傳丸」 大野さん
京都府 阿蘇海を守る若手漁師 村上さん

<今回の取り組みに関するコメント>
一般社団法人Chefs for the Blue 代表理事:佐々木ひろこ
島国で生きてきた私たちにとって、言うまでもなく海は大切なものです。和食は海の恵みなしに成り立たない一方で、要である水産物が40年にわたり減り続けてきたことを、多くの人は知りません。海と食に対する世の中全体の意識や仕組みを変えていくために、これから人生を切り開いていく皆さんと一緒に考える機会を持ちたいと思い、昨年からTHE BLUE CAMPを運営しています。
 昨年に引き続き、今年もすばらしい学生たちとともに密度の濃い3ヶ月を過ごすことができ、いよいよ8月、プログラムの集大成であるレストランがオープンします。おいしいお料理にのせた学生たちの迷いや葛藤の軌跡、そして希望のメッセージを、ぜひ会場で味わってください。



<一般社団法人Chefs for the Blueについて>
Chefs for the Blueは、2017年5月、日本の水産資源の現状に危機感を抱いたフードジャーナリスト佐々木ひろこの声がけに応え、東京のトップシェフ約30名が集まりスタートさせた海についての深夜勉強会を起点とする料理人チームです。2021年9月には京都チームも発足しました。「日本の豊かな海をとり戻し、食文化を未来につなぐ」ことを目標に、研究者やNGO、政府機関などから学びを得ながら、持続可能な海を目指した自治体・企業との協働プロジェクトやフードイベントなど様々な活動を行っています。




【概要】
法人名 :一般社団法人Chefs for the Blue (シェフス フォー ザ ブルー)
設立日 :2018年6月6日(活動開始は2017年)
住所  :東京都渋谷区千駄ヶ谷3-7-13東急アパートメントB1
代表理事:佐々木ひろこ フードジャーナリスト
理事  :岸田周三【カンテサンス】 オーナーシェフ/石井真介【シンシア】
     オーナーシェフ/米澤文雄【ノーコード】オーナーシェフ/坂本健【チェンチ】      オーナーシェフ/花岡和佳男「シーフードレガシー 」代表取締役社長
相談役 :村田吉弘【菊乃井】主人
公式HP:
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。公式HP:

あわせて読みたい

社会課題解決のカギ?【プロトコンサルティング】とは
antenna*
一般社団法人 全日本・食学会 顕彰制度では、2024年度『bean47』賞の受賞者決定
PR TIMES
小橋賢児さんが震災後に福島で感じた海の力「海を守るために必要なのは、海を好きになること」
OCEANS
木の温かみを感じるままごとキッチン発売
PR TIMES Topics
発酵エイジングケア*1 ブランド「FAS」が、佐々木 要太郎氏とともに、京丹後の黒米を無農薬・無肥料でつくる取り組みを開始
PR TIMES
TDL新ナイトショーのグッズが公開! 雲とシンデレラ城が幻想的に描かれたデザイン<東京ディズニーランド>
クランクイン!トレンド
空き家や空き別荘をWITH SEAで有効活用!WITH SEA Ecosystem始動
PR TIMES Topics
100年後の豊かな海と食のために シェフと学べる食のコミュニティ「THE BLUE COMMUNITY」リニューアル
ELEMINIST
「海水温上昇」で日本の周りだけ魚が獲れないなぜ
東洋経済オンライン
【SPECIAL】“LE LABO” City Exclusive Collection
Lula JAPAN
名店シェフに聞く、通い続けたいレストラン 「sincere」石井真介氏編
KIWAMINO
ちびまる子ちゃんとごみを拾って写真を撮ろう!まる子のポイ捨て削減プロジェクト啓発イベントを開催します
ラブすぽ
屋外でも手軽に使える「LOGOS Smart Garden ウッドチェア」新発売
PR TIMES Topics
【JRタワーホテル日航札幌】北海道の海を美味しく味わい、未来へつなぐレストランフェア「海のサステナブルDish」9月1日(日)提供開始!
PR TIMES
『スポGOMI甲子園2024・石川県大会』を開催 激闘を制したのはチーム大谷3B 当日は参加者全54人で、28.55Kgのごみを集めました!
ラブすぽ
【FAUCHON×榮太樓】「フォションミルクティーキャンディー」新発売 
PR TIMES Topics
ごみ拾い専用回収BOX「拾い箱」を千葉県内サーフショップ5店に設置!継続的なビーチクリーンを!
PR TIMES
【期間限定】好評につき3年連続!サステナブルなミズダコを提供開始!8/2(金)~ 渋谷ヒカリエ「d47食堂」にて、UMITO SEAFOOD「北海道苫前町のミズダコ」を使ったメニューがスタート
PR TIMES
開店6周年 日本の道具店『日東堂』限定グッズを販売
PR TIMES Topics
【美食家が解説】日本? フランス? 「世界一の美食大国」は今どこなのか? - 美食の教養
ダイヤモンド・オンライン
大阪・関西万博プロデューサー・小橋賢児が語る「SDGs」への思い。楽しみながら地球に優しくできること
OCEANS