世界と日本の名著を漫画で!「KADOKAWA Masterpiece Comics」より第1弾『猫語の教科書』7月20日(土)発売

2024.07.19 12:00
株式会社KADOKAWA
猫が書いた「人間を支配するための教科書」、ロングヒット作品が漫画で登場

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)は、新刊コミックス『猫語の教科書』(漫画:沙嶋カタナ、原作:ポール・ギャリコ)を2024年7月20日(土)に発売します。
本作は、世界中の名作をスタイリッシュにコミカライズする新シリーズ、「KADOKAWA Masterpiece Comics(略称:KMC)」の第1弾です。
「猫が書いた、猫のための、人間を支配する教科書」として、世に現れた『猫語の教科書』。大の愛猫家としても知られるポール・ギャリコによる、不朽の“猫文学”です。
日本語翻訳版は、26年前に筑摩書房から刊行。累計約20万部のロングセラー小説が、このたび漫画になりました。

コミカライズにあたり、猫の目を通して描かれる人間の本質という原作のエッセンスはそのままに、漫画としての面白さを追求してアレンジ。
「人間のしつけ方」を実践する猫たちの奮闘に、猫好きもそうでなくても、魅了されること間違いなしです。

●漫画担当:沙嶋カタナ氏より
本書の原作者、ポール・ギャリコ氏のことは存じていましたが、実は作品を読むのはこのコミカライズの依頼をいただいてから『猫語の教科書』が初めてでした。
数行読んだだけですっかり夢中になってしまい、ぜひ私にやらせてくださいと返答し、そこから素晴らしい原作の世界観、雰囲気、なによりもツィツァからのメッセージをどう漫画で伝えるのか奮闘する日々が始まりました。

原作はツィツァのエッセイとして「語り」で進むので、ツィツァの教えを実践する猫たちを漫画オリジナルで登場させました。

「これ、私もやられたことあります。作戦だったのか…」
「うちの猫は間違いなくこの本を読んでから我が家に現れた!」
そう担当さんと笑いながら描いたこの漫画が、みなさまにもどうか楽しんでいただけますように!

(本書「あとがき」より)


●ストーリー紹介
ある編集者のもとへ届いた原稿は、文字や記号がまぜこぜでまるで暗号のよう。
相談を受けたポール・ギャリコが解読すると、それはなんと、猫の手によって書かれた猫のための“人間支配の教科書”だった!
いかにして居心地のいい家に入りこむか。思いどおりの環境、食事を手に入れる方法。人間を虜にし快適に過ごすための乗っ取りテクとは?
ある日、おなかをへらし森から出てきたメス猫の「ツィツァ」。飼い猫になろうと決心し、選んだのはレイ・ショア夫妻のお家。
早速お家に乗り込もうとするも、猫嫌いの夫にすげなく追い返されてしまう!
でも案ずるなかれ。猫の可能性に限界なんかありません。ツィツァがレイ・ショア夫妻の家を「乗っ取った」顛末とは――?
仲間の猫たちに自身の考えや経験を語って聞かせることにしたツィツァ。今日の教えは、「椅子」の占領方法について。
――さぁ、子猫のポピーはうまく教えを実践できるでしょうか。
人間と暮らすなら、猫だって守るべきマナーがあるんです。
ツィツァの教え子・ブラウンは、幼い頃から「猫のマナー」を本能で理解していた優秀な猫。でもなぜか家族とうまくいかなくて……。それはなぜ? そしてブラウンの行方は……。


本作で描かれているのは、人間の弱さ醜さ、愛や孤独をも冷静に分析する、猫の鋭い眼差し。その聡明さを知れば、人間は猫にひれ伏すしかありません。


●著者紹介
漫画:沙嶋カタナ
漫画家。主な作品『咲くは江戸にもその素質』(comico)、『君がどこでも恋は恋』『となりの秋とは関わらない』『吾輩は猫であるが犬』(祥伝社)など。

原作:ポール・ギャリコ
1897年、ニューヨーク生まれ。コロンビア大学卒。デイリー・ニューズ社でスポーツ編集者、コラムニスト、編集長補佐として活躍。退社後、英デボンシャーのサルコムの丘で家を買い、グレートデーン犬と23匹の猫と暮らす。1941年に第二次世界大戦を題材とした『スノーグース』が世界的なベストセラーとなる。1944年にアメリカ軍の従軍記者に。その後モナコで暮らし、海釣りを愛した。生涯40冊以上の本を書いた。1976年没。

●書誌情報
『猫語の教科書』
漫画:沙嶋 カタナ
原作:ポール・ギャリコ
解説:金原瑞人
翻訳:灰島かり(日本語翻訳版 筑摩書房刊)
発行:株式会社KADOKAWA
定価: 1,320円 (本体1,200円+税)
発売日:2024年7月20日(土) ※電子書籍同日発売
判型:A5判
ページ数:280
ISBN:978-4-04-605926-0

出版書誌データベース 本書ページ
●KADOKAWA Masterpiece Comics とは?
世界中で愛されてきた名著から隠れた名作まで、100年後も“マスターピース”間違いなしの物語を厳選し、新進気鋭の漫画家たちがコミカライズする、新しいシリーズです。
本シリーズは絵柄・ストーリー・デザインともに、現代性・エンターテイメント性にこだわって制作しています。
人はどう生きるのか? 迷いや悩みからどう自由になるか? そこでいま、必要になる知性と教養とは? この答えのない時代に、前へ進む力を与える物語たちを、新しいかたちでお届けします。

公式サイト 
公式Xアカウント:@kadokawa_kmc


【刊行予定ラインナップ】
■ポール・ギャリコ『猫語の教科書』(日本語版 原著出版社:筑摩書房)
漫画:沙嶋カタナ/2024年7月20日発売

■柳田国男『遠野物語』(原著出版社:KADOKAWA)
漫画:鯨庭/2024年9月発売予定

■パウロ・コエーリョ『アルケミスト』(日本語版 原著出版社:KADOKAWA)
漫画:中村環/2024年11月発売予定

■筒井康隆『残像に口紅を』(原著出版社:中央公論新社)
漫画:寺田浩晃/2025年1月発売予定

■フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』(日本語版 原著出版社:KADOKAWA)
2025年5月発売予定

全てのコミックは電子版も同時に発売いたします。
電子版はBOOK☆WALKERにて配信予定です。

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