農村らしく“食”を通して「人や社会と再び繋がれる」まちの台所をみんなで作りたい!

2024.06.15 17:00
北アルプスの麓の松川村に、食を通じて人や社会と繋ぐまちの台所が10月にオープンします。
核家族化や移住などが理由で、1日誰の声も聞かない高齢者や子育て世代が人や社会との繋がりを感じられる、まちの台所を作りたいと思っています。そして、誰しもが笑い合える相手がいる未来を作っていきたいと思っています!
このプロジェクトをご覧いただき、ありがとうございます!
一般社団法人Ori絲-オリイトの西村耕平と伊藤祐平です。
僕たちは、『人と人を織り交ぜて、みんなに人や社会との繋がりを生み出す』をテーマに日々活動しています!
今回はそんな僕たちの新たな挑戦として、
「“食”を通じて、人や社会との繋がりがなくなった人が再び繋がれる、まちの台所を作る」
ことについて、お話しさせてください!
西村は、3年前に松川村へ地域おこし協力隊として移住してきて、Ori絲-オリイトを立ち上げましたが、
そもそも最初は、移住したばかりの、いわば「よそ者」でした。
しかし、お仕事が移住促進という地域おこし協力隊の立場もあり、松川村に住む人たちはそんな僕を温かく迎え入れてくれて、たくさんの人たちと繋がることができました。
そして、その立場から一人静かに暮らす年配の方や子育てに奮闘しているお母さんなど、毎日たくさんの人とお話しました。
すると時々、こんな声が聞こえてきました。
『息子が都会に出て行っちゃったから、いつも一人で、誰の声も聞こえなくて寂しいんだよ』
『子供を連れて移住したけど、両親や友達と離れたから子供以外と話すことがない』
こういった声が一人や二人ではなく、
実は言葉にしていないだけでたくさんの人たちが持っていることに気づきました。
そして、同時にこう思いました。
『人や社会と再び繋がれる場所を作ろう』
それからは、一体どんな場所であれば、農村である松川村らしい繋がり方ができるのか悩みました。
そんな悩んでいる時に聞こえてきた声が、
『農家のみんなでお惣菜を作って食べあってるけど、せっかくなら若い人にも食べてもらいたい』
『子育てや共働きで料理する時間もない。スーパーじゃない地元の野菜を使ったお惣菜を買いたい。』
そうして、生まれたのが、
「“食”を通じて、人や社会と再び繋がれるまちの台所を作ろう」
というアイデアです。
農村らしく食を通じて、今まで交流がなかった人同士が繋がり合える。
その繋がりが、一人ではなく、社会の中で生きていることを実感させてくれる。
核家族化やコロナ禍、移住ブームによって人や社会との分断が起きてしまった今だからこそ、再び人や社会と繋がる場所が必要だと感じています。
僕を温かく迎え入れてくれた松川村で、今度は僕が松川村の人たちに、“ここに来れば、人の温かさを感じられる”と思ってもらえる場所を提供したい。
そしていつかは、「誰もが地域の輪に入れて、寂しくない、笑い合うことができる」そんな場所へ、みんなと一緒に育てていきたいと思っています!
まちの台所がどんな場所なのか、具体的に説明していきます!
まず僕たちが作りたいまちの台所のイメージは、
「実家のリビングダイニングのような空間」
例えば、お父さんはテレビを見ていて、お母さんは台所でご飯を作っていて、子どもたちはゲームをしている。
それぞれの間に会話があるわけではないけれど、みんなが一つ屋根の下、同じ空間にいることで、それぞれの存在を感じられる。
同じように、このまちの台所では料理やお惣菜を作る人がいて、それを食べる人がいる。
初めはみんな知らない人同士だけれども、お互いの存在を感じ合える。
そして、「ごちそうさま」「美味しかった」「ありがとう」
そんな言葉が生まれるうちに、自然と会話が広がっていく。
そうして、見えない繋がりが確かに作られていく場所が、僕たちが目指す“まちの台所”の姿です。
だから、これから作る台所には、ここに集まってくれた人たちの声が織り交わってほしいという願いから、
「織声-oKKo-(おっこ)」と名付けました!
僕たちの作るまちの台所「織声 -oKKo-」では、大きく4つのことができる場所にしたいと考えています。
① 日替わりレストラン(キッチンスペースの貸し出し) ※飲食営業・菓子製造許可あり
対象日:毎日(昼と夜の二部制)
内 容:1時間や1日単位でキッチンを貸し出し、手作りマフィンやカレーなどの販売(イートイン、テイクアウト両方可)
募 集:飲食物を製造・販売したいという夢を持っている方

② レンタルスペース(イートインスペースの貸し出し)
対象日:毎日
内 容:1時間や1日単位でイートインスペースを貸し出し、イベントや女子会/男子会、宅飲み場としての利用
募 集:みんなで集まる場を求めている方

③ お惣菜販売
開催日:月1~2回程度(状況を見て回数を増やしていく予定)
内 容:松川村のおばちゃんたちと一緒に、松川村の野菜をたっぷりと使ったお惣菜を作って販売
募 集:子育てを頑張っているお母さんに美味しいお惣菜を食べて欲しいという熱をお持ちの方

④ こどもカフェ(朝ごはん)
開催日:月1~2回、夏休み、冬休み
内 容:松川村のお母さんたちと一緒に、ひとつのテーブルを囲んでご飯、お味噌汁、卵、お漬物などを食べる
共 催:こどもカフェ リズム(第1,3土曜日の昼にこどもカフェを開催している団体)

この4つの活動を通じて、子供からお年寄りまでたくさんの人の声が集まる場所にします!
今年の1月に解体ワークショップを2日間開催して、30名の方にご参加いただきました!
2名の大工さんにより、耐震補強工事中。
写真の通り跡形もありませんので、フルリノベーションです!
1日も早くみんなが集まれる場所を作れるように、日々奮闘しています!
しかし、出来る限り自分たちの力で頑張っていても、インフラの修繕やキッチン設備など、大きなお金が必要になります。
▶︎oKKoにかかる総費用は約1200万を想定しています。
①インフラ(下水工事、水道ガス電気)修繕費用:300万
②外装(屋根、外壁、デッキ、スロープ)工事費用:300万
③内装工事・耐震補強費用:350万
④キッチン設備、室内備品(家具や照明など)費用:250万
皆さまからの支援金で、キッチン設備・室内備品を購入させて頂こうと思っております。
どうか応援の程よろしくお願いします!
▶︎スケジュール
 1月〜4月:解体・片付け
 5月:構造補強作業
 6月:内装・外装基礎工事
 7月:屋根・外装工事
 8月〜9月:内装造作工事、デッキ工事
 10月上旬:シェアキッチン「織声 -oKKo-」オープン
リターン品には、私が大好きな松川村を知ってもらえるようなものを用意しました!どれを選んでも支援して良かったと思ってもらえると思います^^
僕たちが思い描く『松川村の未来』は、
【誰しもが笑い合える相手がいる未来】
おばあちゃんが作ったおかずを若いお母さんの家に届ける。後日、美味しかったですー!と笑顔でタッパーを返しにいく。
お母さんが子供を連れて、おばあちゃんの所へ遊びにいく。満面の笑みで迎えるおばあちゃん。
仏頂面で歩いてたのに、道端で偶然会った瞬間、笑顔。立ち話。
『あらー、まだ生きてたのー?』と笑い合いながら久しぶり再会を喜ぶ。
これら全部、西村の目の前で起こったこと。
笑い合える相手がいるからこそできること。
でも、笑い合えない人もいること。
これを知った日から、
僕たちは【誰しもが笑い合える相手がいる未来】を作るため、
人や社会とのつながりを生む活動をしています!
皆さんの応援をお待ちしています!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
笑い合える相手がいない人は、ぜひ松川村へ。
Q:場所はどこですか?
A:松川村の北保育園や役場、保健センター、中央公園の駐車場の目の前です。


Q:まちの台所とは、いわゆるシェアキッチンと同じですか?
A:キッチンの貸し出し機能の部分に関しては同じです。
今回は、保健所の営業許可の取得した複数の料理人や飲食店が共同で使うキッチンです。自分で調理したものを不特定多数の人に販売することができます。


Q:一般社団法人Ori絲-オリイトはどんな活動をしていますか?
A:主に3つの活動をしています。
①自然学校(オリイトサマーキャンプ):子供と大人をつなぐ 今年3年目
②まごサポ(高齢者の困りごとを若者が解決する):高齢者と子育て世代をつなぐ 令和5年76件 今年2年目 
③若い世代とイベント企画者をつなぐLINEのオープンチャット(まつかわむLIFE)
 現在、122名参加。松川村のイベント情報などを交換中。気になる方は
自然学校(オリイトサマーキャンプ)
まごサポ

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