おいしいお米コンクール優良金賞受賞者の作付けの秘密~DJI農業ドローンで全工程管理~

2024.06.13 09:00
DJI JAPAN 株式会社
DJI農業ドローンによる全工程運用で、日本のZ世代が「おいしいお米」優良金賞を獲得


伝統的な農業モデルに変革を
21歳の馬田雄大さんが栽培したお米「きぬむすめ」は、昨年の「第17回あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」でメジャー部門優良金賞を受賞しました。2002年生まれの彼は、鳥取県の新興農家として初めて、稲の播種、肥料散布、病害虫防除の全工程をドローンで管理することに挑戦しました。昨年、馬田さんのドローン管理手法は地域の人々に広く認知されました。「今では、稲の直播をしてほしいと私に声をかけてくる人もいます。」と彼は言います。
馬田さんは、鳥取県の鳥取県立農業大学校を卒業後、父親と共に農業に携わってきました。在学中、授業でドローンに触れる機会があり、それから、農業用ドローンによる栽培管理に強い関心を抱くようになりました。父親の世代の伝統的な農業モデルを見て、不安を覚えた馬田さんは、多くの若者のように企業に就職するのではなく、実家の農業を継ぐことを選び、自らの学びをもとに、この状況を変えたいと考えました。その後、大学卒業後、DJIの農業用ドローンT20を導入しました。
「日本において、農業に対する一般的な印象は、疲れる、大変、儲からないというものです。私はこの否定的な見方を変えたいと思っています。農業用ドローンの簡単かつ効率的な運用は、従来の固定概念を打ち破ることができると思います。」と馬田さんは話します。
優良金賞取得の秘策
ドローンで米直播と肥料散布を効率的かつ均一に
馬田さんは、成功の秘訣について、昨年DJIのドローンを稲作作業の全工程に使用したことで、薬剤と肥料の量を正確に制御でき、同時に均一かつ効率的な作業が可能になり、これにより、高品質なお米の生産を確保することができたと語ります。
今年4月、馬田さんはDJI Phantom 4シリーズの空撮ドローンと新しい農業ドローン Agras T25(以下、「T25」)を使用して、8ヘクタール分の稲作の全工程作業を行いました。まず、Phantom 4シリーズの一つP4 Multispectralを使用して自動航空測量とマッピングを行い、空撮写真で構築された圃場の高解像度マップ上でT25用の自動散布航路ミッションを一括編集しました。これにより、2ヘクタールの土地の航空測量が10分で完了しました。馬田さんは「自動運用は効率を向上させるだけでなく、農地における将来の大規模標準生産のニーズにも対応します。」とも語っています。
4月8日、馬田さんが最初に使用したのは、直播用にコーティングされた鉄黒コーティング種子でした。これにより、「最低ロット数の制限がなく、自由に品種を選択できます。」と馬田さんは話します。
馬田さんは4月22日から24日にかけて、T25を使って肥料の散布作業を行いました。これまでは、トラクターを使って基礎的な施肥を行うしか方法がありませんでしたが、この方法は非常に手間がかかり、水稲の後半期には肥料の栄養分が不足する問題が生じました。T25を使うことで、1回の飛行で20kgの肥料を正確に散布でき、0.1haの範囲をカバーすることが可能になりました。これにより、馬田さんは1日で8ヘクタールの畑に簡単に施肥作業を行うことができるようになりました。
また、T25ドローンは水稲の成長状況に応じて、随時、追肥作業を行うことができます。可変施肥を併用することで、肥料の節約と収量の増加を実現します。
4月25日、馬田さんはT25ドローンを使って水稲の直播作業を開始しました。従来の田植機による田植えに代わり、DJI農業用ドローンT25を使った稲の直播と肥料散布作業を実施しました。
馬田さんは、このように語ります。「従来の田植機を使い続けると、育苗や苗の水管理などの作業が必要で、多額の投資が必要になります。また、田植機で行える作業範囲は非常に限られます。田植機を使って昼夜問わず作業しても、2ヘクタールしか播種できませんが、ドローンを使えば1日で約10ヘクタールの播種が可能です。散在する圃場では、高精度で均一性が保証されたドローンを使用する方が効率的です。」
日本の農村部の高齢化危機を緩和し、
伝統的な農業に新たな活力を吹き込む
高齢化と人手不足は、日本の農業が直面している大きな課題です。DJI Agricultureは2016年に日本に進出して以来、日本の農家に先進的なスマート農業サービスを提供し、高齢化問題の解決に貢献してきました。AGRAS農業ドローン協議会の報告によると、DJIの農業用ドローンは日本市場の農家に広く認知されており、これまでにDJIは日本で延べ3万人のオペレーターを育成してきました。
最後に、21歳の馬田さんは、高齢化が進む日本の農業における「若手」として、力強く、このように語ります。「ドローンの登場により、農業本来のイメージが打ち砕かれました。今後、日本農業の高齢化はますます進むでしょう。ドローンを複数のシナリオに適応させることで、省力化・効率化が可能になります。これが今後のトレンドであり、農業の未来の形だと思います。」

製品の詳細情報はこちらで確認できます:
Agras T25:
P4 Multispectral:
DJIについて
2006年の創業以来、DJIは民生用ドローン業界の草分け的存在として、イノベーションで世界をリードしています。ユーザーの初めてのドローン飛行をサポートし、プロの撮影作業に革新をもたらしてきました。今日、DJIは人類の進歩を継続的に促進することで、より良い世界を構築していくことを目標に日々邁進しています。常に純粋な好奇心をもち、あらゆる問題解決に尽力し、農業、公共安全、測量・マッピング、インフラ点検などの分野にもビジネスを拡大してきました。DJI製品はこれらの分野においても、新たな価値を生み出し、世界中の人々の生活に前例のない変革を提供しています。

www.dji.com/jp | facebook.com/dji.jp | twitter.com/djijapan | youtube.com/DJIJapan | instagram.com/dji_japan | www.linkedin.com/company/dji 
(C) 2024 DJI JAPAN. 記載されている会社および商品名は、各社の商標または登録商標です。

あわせて読みたい

毎年約300セットが約12時間で完売する人気のメロン 『電解水素水で育てた草津メロン』を今年も販売!
PR TIMES
ドローン大学校がSystem5の共催で「DJI Avata 2 FIRST FLIGHT CAMP Supported by System5」を開講!
PR TIMES
【オリエンタルホテル福岡 博多ステーション】1日1室限定の快適ホテルステイ
PR TIMES Topics
システムファイブ、DJI初のポータブル電源「DJI Power 1000」の販売を開始
PR TIMES
【新商品】米焼酎蔵がつくる、まったく新しい日本の酒。“ほぼ”日本酒のリキュール「HOBO」って何だ?
PR TIMES
【八屋】オリジナルかき氷第2弾「とうもろこしとほうじ茶のかき氷」発売
PR TIMES Topics
6月5日(水)より幕張メッセで開催する「Japan Drone 2024」に 空撮・測量・点検・調査・農業・運搬に対応するDJIドローンや関連オプションを出展
PR TIMES
エアロエントリー、DJI AVATA 2のDJI機体保険の提供を開始!
PR TIMES
黒無地Tシャツ専門の「#000T/クロティ」が渋谷・MIYASHITA PARKに復活!想定の3倍を超える売上を記録
PR TIMES Topics
日本一のさつまいも集団「SAZANKA FARM(サザンカファーム)」が「八百結び(R)プロジェクト」へ協業参画・戦略的業務提携
PR TIMES
東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2024 焼酎部門で「奥会津ねっか」最高金賞、「ばがねっか」ベスト・カテゴリーを受賞。共に殿堂入り
PR TIMES
自家製のレモンピールをつかった夏らしい「レモンフィナンシェ」発売
PR TIMES Topics
ドローン視点のアクロバティックな空撮がやり込めるFPVドローン「DJI AVATA 2」発売!虎ノ門ストアや横浜のフライト体験会でタッチ&トライも可能
PR TIMES
バウンダリ行政書士法人、DJI製品を使用した「レベル3/3.5飛行」許可申請サービスを強化しドローン利活用を促進
PR TIMES
<ホテルオリジナル「旬房米」10周年田植えイベント開催レポート>グランド ハイアット 東京が農業人口減少と自然環境課題への取り組みを支援
PR TIMES
プロレベルの映像制作を実現するジンバルスタビライザー「DJI RS 4 PRO/RS 4」発売!買い替えがお得な下取りサービスもスタート
PR TIMES
DJIがエベレストで輸送ドローンの試験飛行に成功、べースキャンプと第1キャンプ間の機材やゴミの往復輸送を実施
@DIME
DJIがドローンと機体を収納するボックスで構成される産業用自動ドックソリューション「DJI Dock 2」を発売
@DIME