無給油で1000kmオーバーを走行できるクルマがゴロゴロ! 国産ハイブリッド&ディーゼルって改めて考えると凄くないか!?

2024.06.02 13:00
この記事をまとめると
■満タンや満充電で一充電航続距離1000kmを超える国産車5台をピックアップ
■国産EVと燃料電池車で一充電航続距離で1000kmを超えるモデルはまだ存在しない
■ハイブリッド車やディーゼル車は1000kmを超える航続距離を余裕で実現している
EVや燃料電池車ではまだ航続距離1000kmを実現していない
「電気自動車(EV)は満充電で走れる距離が短いから実用的じゃない」とEVの欠点を指摘するユーザーも少なくない。たしかに、初期のEVや軽EVなどは一充電航続距離が200km程度だったりするが、最近の上級モデルではだいぶ状況が変わっている。
  たとえば、メルセデスのフラッグシップEVであるEQS450+(107.8kWh・RWD)の一充電航続距離は700kmに届くスペックとなっている。国産EVでも日産アリアB9(91kWh・FWD)ならば640kmの航続距離を誇っている。ほかにもレクサスRZ300e(71.4kWh・FWD)は599km、スバル・ソルテラ(71.4kWh・FWD)は567kmと、それなりの長距離ドライブをこなせるようになっているのだ。
  状況が変わっているといえば、「航続距離を稼ぎたいならEVよりFCV(燃料電池車)のほうが有利だ」という見方も少々古いものとなりつつある。事実、トヨタMIRAIの一充填航続距離は約820kmにとどまっている。水素インフラの問題などからFCVの開発は停滞気味だが、このままでは航続距離の点でEVにキャッチアップされるのも時間の問題だろう。
  そうはいっても1000kmを超える距離をノンストップで走るには、EVやFCVのようなエコカーでは、まだまだ力不足というのが現実である。
  では、どんなモデルであれば満タン、もしくは満充電で1000km以上を一気に走り抜けることができるのだろうか。ハイブリッドカー、プラグインハイブリッドカー、そしてクリーンディーゼルと、国産車をピックアップして紹介しよう。
ハイブリッドカーやディーゼル車は1000km走ってお釣りがくる!
  プラグインハイブリッドカーといえば、その象徴的なモデルといえるのが三菱アウトランダーPHEVだろう。3列シート7人乗り仕様もあるミドルサイズのクロスオーバーSUVというガタイのよさや2.4リッターエンジンを積んでいる点からすると、エコカーといっても航続距離を稼ぐには不利に思えるが、ベーシックなMグレードの満タン・満充電での航続距離は1016.6kmとなっている。
  その内訳は、満充電したバッテリーでのEV航続距離が87km、WLTCモードのハイブリッド燃費が16.6km/Lで、燃料タンクが56リットルなので計算上は929.6kmの満タン航続距離となり、合わせて1000kmオーバーというわけだ。
  トヨタ・プリウスの最上級グレードとなっているプラグインハイブリッド仕様なら、合計の航続距離はもっと伸びる。こちらも満充電でのEV航続距離は87km、WLTCモード燃費が26.0km/Lでタンク容量は40リットルとなっているので、計算して合計すると1127kmとなる。
  ちなみに、プリウスの2リッターハイブリッド仕様はWLTCモード燃費が28.6km/Lでタンク容量43リットルなので、計算上の満タン航続距離は1229.8km。サブスクサービスKINTO専用の1.8リッターハイブリッド仕様ではWLTCモード燃費32.6km/L、タンク容量43リットルとなるため満タン航続距離は1401.8kmと異次元のレベルとなる。
  ロングドライブに有利な印象のあるクリーンディーゼル車はどうなっているだろうか。
  1.8リッターディーゼルを積むMAZDA3の場合、もっとも好燃費のグレードとなるXD(6速AT・FWD)のカタログスペックは、WLTCモード燃費21.2km/Lでタンク容量51リットルとなるため、計算すると満タン航続距離は1081.2km。意外にもハイブリッド勢には差をつけられている。
  マツダの1.5リッターディーゼルを積むコンパクトカー、MAZDA2には6速MT車が設定されており、こちらのWLTCモード燃費は25.2km/L。タンク容量は44リットルとなっているため、計算上の満タン航続距離は1108.8kmとなる。
  コンパクトクラスのハイブリッドカー代表といえるトヨタ・ヤリスがWLTCモード燃費36.0km/L、タンク容量36リットルで、満タン航続距離1296kmとなっているので、やはりクリーンディーゼルでハイブリッドを超えるのは難しいといえるのかもしれない。
  もっとも、1000kmをノンストップで走れるパフォーマンスがあったとしても、それをクルマ選びの基準とするのは現実的ではないだろう。なにしろ、1000kmというと100km/h巡行でも10時間かかるわけで、かなりタフなドライバーでなければ実行できない距離とはいえるのだから……。

あわせて読みたい

Hyundaiとヤマダホームズ、「KONA」と「YAMADA スマートハウス」のセット販売を開始
PR TIMES
バカ売れしそうな気がするけどナゼ? ロータリーもディーゼルもフルHVの軽自動車も存在しないワケ
WEB CARTOP
厄ばらいを願って始まったイベント「桜山風鈴まつり」を今年も開催!
PR TIMES Topics
素のスイフトにMTがあるのは「走り好きの若者」もだけど「高齢ドライバー」のためでもあった! MT設定にみるスズキの良心に感動!!
WEB CARTOP
ヒョンデ・アイオニック5 N(4WD)【試乗記】
webCG
​今までにない新感覚!外はカリっ中はふんわり「donut pancake」誕生
PR TIMES Topics
短距離とか狭い道ならアリじゃない? EVサクラ以外の「軽自動車タクシー」が存在しないワケ
WEB CARTOP
メルセデスAMG GLC63 S Eパフォーマンス(4WD/9AT)【試乗記】
webCG
クルマは軽ければ軽いほどいい……っていわれてなかった? じつは重いことによるメリットも存在した!
WEB CARTOP
EVはまだちょっと……ならやっぱりハイブリッド! HV慣れした人でも新鮮味が味わえる新世代ハイブリッド車3台
WEB CARTOP
補助金を適用すると……“車両価格は200万円以下!?” ホンダが軽商用EV「N-VAN e:」を正式発表!
MonoMaxWEB
【国内試乗】本格オフローダーにしてこの美しいシルエット。これだけで選ぶ価値ありです!「ランドローバー・レンジローバーヴェラール」
CARSMEET WEB
ホンダN-VAN e:は大先輩の三菱ミニキャブEVに対してどこが勝ってる? 2車をガチンコ比較した!
WEB CARTOP
メルセデス・ベンツEQA250+(FWD)【試乗記】
webCG
宅配業の皆さんスタンバイOK? アウトドア派は貯金できてる!? 10月10日発売の「ホンダN-VANe:」がガチで使えるクルマだった
WEB CARTOP
N-VAN e:って「モバイルバッテリーパック採用」じゃないのか……って残念がる声! 現実を考えればいまのN-VAN e:が正解だった
WEB CARTOP