循環型繊維マテリアルPANECO(R)を使用したオリジナル什器、株式会社平和マネキンで6月1日よりレンタル開始

モリリン株式会社
95％が廃棄されるファッションロス対策として、環境に配慮した店舗作りを支援

モリリン株式会社（本社：愛知県一宮市、代表取締役社長：森 俊輔、以下「モリリン」）が国内販売代理店をつとめる廃棄衣料品を原料とした廃棄衣類ボード「PANECO（パネコ）」は、株式会社平和マネキン（本社：大分県別府市、本部：東京都豊島区、代表取締役：末次 広憲）が2024年6月1日より新たにレンタル商品として展開するオリジナル什器に使用されます。
これにより、不要となった什器を廃棄せず、補修やクリーニングを経て次の利用者に届けることで、資源利用の最小化や廃棄物の削減に寄与します。

再資源化はわずが5％、年間47万トンの衣類ゴミが引き起こす深刻な環境問題　


　現在、大量に衣類が廃棄されてしまう「ファッションロス」が世界的に問題となっています。環境省の調査によると、日本国内でゴミに出される衣服は年間約47万トン。服がゴミとして出された場合、再資源化される割合はわずか5％で、残りの95％（約45万トン）は、そのまま焼却されるか埋め立て処分されている状況です※1。この数値を大型トラックに換算すると、1日あたり大型トラック120台分の服が焼却・埋め立てされています※2。これは、温室効果ガスの排出をはじめ、環境負荷の要因となっています。

平和マネキンがPANECO(R)を使用したオリジナル什器を製作、レンタル開始


　平和マネキンは、「ファッションロス」の社会問題に対処し、環境に配慮した店舗作りを支援するため、「PANECO(R)」を使用した什器を製作しました。
本製品は、既に大手雑貨店に導入されており、今回さらに多くの店舗で活用いただくため、6月1日から平和マネキンのレンタル商品としてサービス展開を開始します。

廃棄衣料を原料とした繊維リサイクルボード「PANECO(R)」を使用した什器


　「PANECO(R)」は、焼却処分される布や合成皮革、製造工程で発生する端材などの廃棄衣類繊維を加工した高品質なリサイクルボードです。使用する繊維によって色や風合いが異なるのが特徴で、木材に近い強度と加工性を持ちます。
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サステナブルな再生資源として繰り返し活用できるため、これを什器に採用することでファッションロスの削減と環境負荷の軽減が可能となり、循環型社会実現への貢献を目指します。

什器のレンタルと「PANECO(R)」の活用で、サステナブルな店舗作りを支援


　これまでも平和マネキンでは、什器のレンタルサービスを通して、返却された什器の丁寧な補修やクリーニングを行い、リソースの有効活用と廃棄物の削減に取り組んできました。
　これからは、「PANECO(R)」を使用したオリジナル什器の製作を強化し、レンタルサービスの一つとして展開することで、お客様の環境に配慮した店舗作りを推進し、持続可能なビジネス環境の構築を支援していきます。

※1 出典：環境省「令和4年度循環型ファッションの推進方策に関する調査業務-マテリアルフロー-」2023年3月

※2 出典：環境省 SUSTAINABLE FASHION「これからのファッションを持続可能に」

※3 出典：環境省 SUSTAINABLE FASHION「これからのファッションを持続可能に」

株式会社平和マネキン


　マネキンやディスプレイ什器の製作・レンタルを中心に、商業施設のディスプレイやイベント企画・施工などの事業を展開しています。本社を大分県別府市に置きながら、全国に47つの営業拠点があり、お客さまのニーズに対応した一貫したサポートをおこなっています。また、国内だけでなく海外マーケットへも積極的に進出し、世界の水準をいち早く取り入れながら、お客さまのあらゆる要求に応えていきます。

モリリン株式会社


起業して350年以上『豊かな暮らしの創造のため』に貢献すべく、繊維業の原点とも言える素材にこだわり、独自の素材開発にも力を入れてきました。現在では、紡績から織り・編み・染色・縫製まで、各工程に精通した人材が幅広い事業を展開。川上から川下までお客様のご要望に応じて新たな付加価値をお客様に提供するベストパートナーとなるよう努めて参ります。

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産業資材グループ 担当：上田　info.moririn-paneco@moririn.co.jp