いまだに制圧できない新型コロナ…なぜ人類はウイルスに苦しみ続けなくてはならないのか

細菌由来の感染症は何百万年にわたって人類を苦しめてきた。しかし、18世紀の英国人医師ジェンナーによる「種痘」が天然痘の予防方法として発明され、この種痘法をほかの病気にも応用しようとした19世紀のフランスの細菌学者パスツールがワクチンの製法を確立した。これらは人類にとって、感染症に対する「魔法の弾丸」だった。しかし、その後も人類はウイルス感染に苦しみ続ける。…