リモートワークツール開発で気づいた、ビジネスシーンの普遍的な無駄。VOICHAT(ボイチャ)がアジャイルトークを提唱するまで。

2024.04.17 15:00
VOICHAT株式会社(代表取締役CEO:小路康丸)が提供している『VOICHAT(ボイチャ)』は、コロナ禍でフルリモートになったWebマーケティング会社が、「もっと快適にリモートワークを続けたい」という理由で自社開発した音声コミュニケーションツールです。


しかし実際にVOICHATを世に出してみると、オフィスワークの方からも「使ってみたい」「便利そうだ」という声が寄せられました。


ヒアリングさせていただくうちにわかってきたのは、リモートワークで顕在化した課題の多くは実はオフィスにも共通しているということ。ただ、あまりにも長くオフィスワークだけを続けてきたため、無駄の存在も含めて当たり前になり、課題として認識されるきっかけがなかったのです。


このストーリーでは、VOICHAT開発のきっかけから、開発を通して気づいたビジネスコミュニケーションの課題、そしてVOICHATが目指す未来像までをご紹介していきます。
●いつでも・どこでもコミュニケーションできる『VOICHAT(ボイチャ)』
VOICHATは、「ちょっといい?」をいつでも・どこでも可能にするコミュニケーションツール。コンパクトなサイズ感と1クリックですぐに会話できるシンプルな操作性が特徴です。
カメラなしでも相手の状況がわかり、メンバー間の交流も可視化されているので、話しかけるタイミングに迷わず、ストレスなく気軽に声をかけられます。


2023年9月にローンチし、リモートワークやハイブリッドワークをしている人を中心に「こんなツールが欲しかった!」とご好評をいただいています。
●コロナ禍で様々なツールを駆使するも、もっと改善できるはずとの思いが募り、『VOICHAT』開発を決意
VOICHAT株式会社の前身は、Webマーケティング会社でした。
コロナ禍でフルリモートになり、Web会議ツール・チャットツール・音声会話ツール・タスク管理ツールなどを片っ端から試し、組み合わせを工夫して、快適で生産性の高いリモートワーク体制をチーム全員で模索し続けました。


最終的に落ち着いたのは、チャットワークでのテキストコミュニケーションを中心に、Google MeetでのWeb会議、Discordでの音声通話を適宜組み合わせる形。大きなストレスなく、オフィスと変わらない生産性を発揮できるようになりました。


しかし一方で、「何かが足りない、もっと良くできるはずだ」という感覚がありました。
自分たちで一から作り上げた環境だからこそ、ちょっとした違和感や無駄もスルーできず、改善できる課題だと考えたのです。


とはいえ、既存ツールの組み合わせではそれ以上の工夫は難しく、最後に出した結論は「自分たちが使いたいリモートワークツールを自分たちの手で作る」でした。


VOICHAT株式会社を立ち上げ、プロダクトマネージャーやエンジニア、デザイナーやセールスといった専門スキルのあるメンバーを全国から集め、フルリモートを継続しながら作り上げたのが『VOICHAT』です。
PCデスクトップの左側、メンバーアイコンが並ぶ縦長の部分がVOICHATアプリ。
通常はモニターを塞がない縦長の画面ですが、上の画像はエンジニアチームが、タスク管理ツールを画面共有しながらミーティングしているときの様子なので、右側に画面が広がっています。


在席状況を示すステータスアイコンや、会話中の人のアイコン周りが赤く点滅するトークシグナルがあるので、他ルームのメンバーの様子も把握できるのが特徴です。
ちなみにVOICHATチームのルーム分けは、人気漫画に登場する国名をルーム名にしたフリーアドレス方式。プロジェクトごと、チームごとなど、ルームの名前や順は自由に設定できます。
●状況が見えない不安や遠慮は、リモート・オフィス共通の普遍的な課題だと気づく
VOICHATは、リモートワークを快適に続けるためのツールとして開発しました。
しかし、IT関係のイベントに出展したり、VCの方にプレゼンしたりしてみると、「オフィスでも使いたい」「リモートワーク用と限定する必要がない」という意見を多くいただいたのです。
ビジネス上のコミュニケーション課題を明らかにするために実施した調査でも、オフィスで相手の表情や周りの状況を見て遠慮した経験がある人や、話したいときに話せず困っている人が多いこともわかりました。
また、オフィスでも定番になってきているチャットツールにも課題があり、チャットだけでは不足するシーンが多いようです。

話しかけたい相手の状況がわかることチーム内の交流の様子が見えること話しかけるにあたっての手間が少ないこと声での会話で手短かに用件を済ませられること


リモートワークのために考えたVOICHATの機能性は、実はオフィスでも求められていたのです。
●VOICHATの価値は「迅速な課題解決」、自分たちの価値を言語化し再定義することでさらなる進化へ
自分たちが使いたいツールを作りたい。
そこがスタートだったVOICHATの機能設計は、良くも悪くも感覚的な部分がありました。
なんとなく使いづらい、といった小さな違和感を見逃さず解消できた一方、VOICHATの価値を言語化しきれていなかったのです。


しかし、リモートワークツールから誰もが使えるコミュニケーションツールへと再定義するにあたっては、VOICHATの価値をもっと明確にする必要がありました。
前章で挙げたVOICHATの特徴的な機能、それらはつまり「話したい相手とストレスなく話せる」ということです。

話したいと思ったときに、話しかけていいかどうかがすぐわかる。話しかけていいとわかったら、すぐに話せる。だから気軽に、「ちょっといい?」と話しかけられるようになる。ちょっとした会話が活発なチームになる。結果、ちょっとした疑問をサクサク解決できるサイクルが生まれる。


つまり、VOICHATの価値は迅速な課題解決。
遅すぎるかもしれませんが、ようやく自分たちの価値を言葉にすることができました。


実際にお使いのユーザー様からも、気軽に話せることでコミュニケーションが加速したとの声を多くいただいています。


O社様「VOICHAT導入でちょっとした相談や短い会話が増え、コミュニケーションが劇的に改善しました」


C社様「”チャットよりも口で話すほうが速く正確に伝えらえる”という用件のときに、VOICHATで会話しています。気軽な会話を始めやすくなりました」


S社様「VOICHATはちょっと話したいときに気軽に話せるし、『こんな感じでいいですか?』という作業途中での確認がしやすいです」


I社様「以前は”相手の仕事を遮っちゃいけない”という意識が強かったので、今は最高です。VOICHATとは運命的な出会いでした。」
●VOICHATが提唱する「アジャイルトーク」で、新しいコミュニケーションスタンダードを
迅速な課題解決を可能にする、「ちょっといい?」から始まる短い会話の繰り返し。VOICHATでは、このコミュニケーションメソッドを、アジャイルトーク(TM)*と名付けました。
アジャイルトークの由来は、ソフトウエア開発手法のひとつである「アジャイル開発」**。短い会話の繰り返しにより課題発見から意思決定、行動、課題解決に至るサイクルを早め、生産性を上げていくことを意味しています。


働き方と価値観が多様化し、めまぐるしいスピードで時代が移り変わっていくこれからの時代。私たちは、アジャイルトークが新しいコミュニケーションスタンダードになっていくと考えています。


しかし日々のビジネスコミュニケーションの中では、「仕方のないこと」として見逃しがちなちょっとしたすれ違いや待ち時間が話しかけるハードルになり、さらには「文章を考えるのが面倒だと思いながらチャットで連絡する」といった新たなストレスを生み出しているのが現状です。


アジャイルトークをチームに定着させるためには、それらをいかになくしていくかがポイントになります。


*アジャイル開発とは、要件定義・設計・実装・テスト・リリースのサイクルを短期間で繰り返す手法。個人の対話と顧客との協調、迅速さと変化への対応に価値を置いていることが特徴です。
*「アジャイルトーク」は、VOICHAT株式会社が商標登録出願中です。
●VOICHATをコアに、新たな価値やコラボレーションを生み出したい
VOICHATは、ビジネスコミュニケーションにおける小さな無駄やストレスを解消するためのツールです。
VOICHATを使うことで、場所や関係性を超えたアジャイルトークがさらに加速し、オープンでボーダレスなカルチャーが育っていくでしょう。


そして、アジャイルトークでパフォーマンスが上がったチームをより活性化させるため、VOICHATというプロダクト自体も、進化を続けなくてはなりません。
今後は、AI議事録や多言語翻訳、ビッグデータを活用した行動分析やソーシャルグラフなど、会話の効率化と会話の可能性を広げる機能を充実させていく予定です。


VOICHATにより、VOICHATユーザー様のチームパフォーマンスが上がる。VOICHATとユーザー様がともに進化することにより、人と人、チームとチームが繋がり、新たな価値やワクワクするコラボレーションが生まれる。
私たちはVOICHATをコアに、ビジネスコミュニケーションが好循環で回っていく世界を創っていきたいと考えています。
●会社概要とお問合せ先
会社名:VOICHAT株式会社
設立:2022年9月
代表者:小路 康丸
公式サイト:
公式X:
公式note:
お問い合わせ先:info@voichat.com


調査データ出典:
●ハイブリッドワーカーのコミュニケーションに関する実態調査
●チームの生産性が高いと感じているリーダーの部下との会話に関する意識調査
※いずれもVOICHAT株式会社による調査

あわせて読みたい

Slackの作業効率UP! 基本のショートカット15選【今日のワークハック】
lifehacker
JTBとスキルアップNeXtが、観光DX人材育成プログラムを共同開発
PR TIMES
新TVCM「アニメとススメ!」篇放送開始
antenna
ペーパーレス化と人件費削減を実現する「moreNOTE」
Walkerplus
ロブロックスがAIを活用した「アバター自動設定」と「テクスチャ生成」の2つの新技術を発表
@DIME
plus eauより初夏の限定フレグランス“紫陽花”シリーズ数量限定発売
PR TIMES Topics
聞こえの違いを繋ぐサービス「VUEVO(ビューボ)」、情報保障ツールとして厚生労働省に導入
PR TIMES
メールとチャットの上手な使い分け方は? 【ビジネスマナー】チャットの使い方Q&A | ananweb - マガジンハウス
anan web
【SABON】廃棄される花々をドライフラワーで彩るオリジナルギフトボックスのワークショップ開催
PR TIMES Topics
医療業界にテクノロジーで変革を。開発だけではない、エンジニア組織のあり方
talentbook
良品計画 新オフィスでの営業開始とオフィス事業拡大のお知らせ
PR TIMES
「クロワッサン・ブッシュ」綿半スーパーセンター権堂店で先行発売開始
PR TIMES Topics
社食業界の革新企業ノンピ、クライアントの従業員エンゲージメントを爆上げして月曜日の出社率100%に。
PR TIMES
株式会社ビーキャップ、Beacapp Hereの活用により、新しい働き方におけるコミュニケーションの質を向上し、働きやすさを追求する 株式会社JPメディアダイレクトの導入事例を公開
PR TIMES
「Q SKIP」で楽しむ!東急沿線1日お散歩旅
antenna
「バイオフィリックデザインの 実験」に関する調査結果
PR TIMES
TikTok運営会社系の業務アプリ「飛書」が人員削減
東洋経済オンライン
トマトジュースという枠を超えて心を豊に満たす、大人のドリンク
PR TIMES Topics
企画も制作も広く経験した人が活躍する環境で、Will(やりたいこと)も見つけられる
talentbook
商業施設や百貨店の内装設計・施工を行うキャンディルテクト、現場DXサービス「KANNA」を導入
PR TIMES
dアニメストアCMに須田景凪氏の新曲起用
antenna