アナザー・ジャパン
第1弾は4・5月のアナザー・チュウゴクシコク展にて、愛媛出身学生×真珠メーカー。第2弾は6・7月のアナザー・チュウブ展にて、服飾専攻学生×山梨のジュエリーメーカーなど3商品。
三菱地所株式会社と株式会社中川政七商店による、学生が本気で商売を学び実践する47都道府県地域産品セレクトショップ「アナザー・ジャパン」。この度、サポーター企業である株式会社商工組合中央金庫（以下、商工中金）ご協力のもと、地域メーカーとの共同商品開発プロジェクトが始動しました。このプロジェクトを通して、アナザー・ジャパンの学生と地域メーカー4社が商品開発に共同で挑戦し、2024年4月3日（水）から始まるアナザー・チュウゴクシコク展、2024年6月5日（水）から始まるアナザー・チュウブ展にて発売します。
アナザー・ジャパンは、2ヶ月毎に特集地域を入れ替えて地域産品を販売しております。2024年4月3日（水）から6月2日（日）でアナザー・チュウゴクシコク展、6月5日（水）から8月4日（日）でアナザー・チュウブ展を開催いたします。この度、2つの特集地域から合計4社の地域メーカーとタッグを組み、新商品開発に挑戦いたしました。商品は実際に2つの企画展にて販売いたします。
コラボ商品を一足早くご紹介
アナザー・チュウゴクシコク展では、宇和海真珠株式会社（愛媛県）との商品を販売いたします。アナザー・チュウブ展では、株式会社石友（山梨県）、藤精機株式会社（同県）、東濃陶器株式会社（岐阜県）との商品を販売予定です。
4つの商品の中から、今回は宇和海真珠株式会社、株式会社石友との協働で生まれた商品をご紹介します。
○宇和海真珠株式会社（愛媛） × 愛媛県出身学生
愛媛県の真珠メーカーである宇和海真珠株式会社と、愛媛県出身の学生・三宅川ほの花が協働し、愛媛県内に古くから伝わる伝統工芸品と真珠を掛け合わせたアクセサリーが誕生しました。
商品開発を担当した三宅川は、生まれも育ちも愛媛県ということからみかんに興味を持ち、みかん愛好会に所属。また、留学をきっかけに愛媛県の伝統工芸である伊予水引にも心を惹かれ、水引検定を取得。そんな三宅川の溢れる地元への愛や追求心と、宇和海真珠株式会社の「地元の産業を通じて世の中の役に立つ」という想いから、愛媛県の伝統工芸品である砥部焼と伊予水引を真珠に掛け合わせた「hitotsubuto」シリーズが生まれました。同じ形、同じ色、同じ大きさ、同じものはない真珠。一粒の真珠との出会いを愛媛の伝統工芸品とともにお楽しみください。商品の詳しい情報は下記のアナザー・ジャパンオンラインショップをご覧ください！
※現在製作中です。商品完成をお楽しみにお待ちください！
山梨県甲府市の宝飾品製造メーカーである株式会社石友と、アナザー・ジャパン唯一の服飾専攻学生が協働し、新しいジュエリーのご提案として「お香立ての指輪」を製作中です。
株式会社石友は、日本で有数の宝飾品製造の集積産地である山梨県で、1969年に創業。50年以上の歴史ある企業として、OEM事業を中心に手広く様々な商品を展開しているからこそ、「自社の特色や強みを活かした新たな商品を作りたい」という想いがありました。
そこで、アナザー・ジャパン2期生であり現役服飾専攻学生の上田声美が、服飾の知識や世のトレンドリサーチ、ファッションリングを集めることが好きという自身の背景を活かし、「お香立ての指輪」をご提案。
ジュエリーより手に取りやすい価格でありながら、地金の上質な加工研磨技術が活かされ、指輪を「身に付ける」だけでなく、お香立てとして「置く」ことも楽しめます。
【商工中金×アナザー・ジャパン】日本のものづくりの未来を描く地域産品開発プロジェクト
このプロジェクトは、アナザー・ジャパンのサポーター企業である商工中金の「アナザー・ジャパンとの出会いをきっかけに、新しい挑戦に踏み出す地方の中小企業を増やしたい」という想いから始動。商工中金がクライアントから商品開発に挑戦したい企業を募り、中川政七商店が商品開発講座を提供することで、商品開発に向けた準備を行いました。
2023年10月から11月にかけて全3回の商品開発講座を実施。企業と学生が共通の課題に取り組みながら講座を受け、商品開発のプロセスの「型」を実践的に身につけました。
本企画の最大の特徴は、「実際に販売すること」です。アナザー・ジャパン店舗で2ヶ月間販売することで、目標数完売を目指すのはもちろん、お客さまにフィードバックをもらうテストマーケティングも兼ねます。参画企業は、OEMやBtoB事業に従事している企業も多く、お客さまから直接意見を聞ける貴重な機会にもなります。商品開発を単発で終わらせず、今後の経営にも生かしていただく工夫を重ねていきます。
参加企業と参加学生のご紹介
宇和海真珠株式会社（チュウゴクシコク・愛媛県）
昭和58年創業、40年の実績がある真珠メーカー。
創業者である前会長が、地元・宇和島市の産業を広めたいとの想いで、”あこや真珠”の販売を開始し、「地元の産業を通じて世の中の役に立つ」を念頭に発展を続けてきました。今回は、自社ECサイトを立ち上げることもあり、商品やブランドについてより戦略的に勉強したいと思い参加を決めました。
チュウゴクシコクセトラー・三宅川ほの花
愛媛県松山市出身。国際基督教大学教養学部2年生。
生まれも育ちも愛媛県であることからみかんに興味を持ち、みかん愛好会に所属しながら、年間300個のみかんを食べています。また、高校の時に経験したアメリカ留学をきっかけに、日本文化を伝えたいと思い水引検定を取得。そんな追求心と好奇心と今までの経験を活かして、宇和海真珠さんとの商品開発に挑戦します。
株式会社石友（チュウブ・山梨県）
日本で有数の宝飾品製造の集積産地である山梨に本社を置く、1969年創業の宝飾品製造メーカー。近年では、スーパーブランドへのジュエリーOEM提供、オリジナルジュエリーの企画販売等を行います。50年以上の歴史があり、昔からハイジュエリーを作ってきましたが、今後若い世代も含めて商品開発に挑戦したい、自社の強みが発揮された商品を作りたいという想いで参加しました。
キュウシュウセトラー・上田声美
宮崎県で幼少期を過ごし、昨年夏のキュウシュウ展を担当。
国際ファッション専門職大学の3年生で、大学ではアパレル業界を中心にマーケティングやブランディングを学んでいます。
アナザー・ジャパンでは唯一の服飾学生ということで、大学での学びを活かしてジュエリー企業とのこれまでにない商品開発に挑みます。
藤精機株式会社（チュウブ・山梨県）
藤精機株式会社は精密加工から大型重量物、試作対応から量産製品などあらゆるニーズを、長年にわたり積み重ねた総合精密金属加工技術で提供します。通常はお客さんの図面に基づいて作るBtoBでのお取引がメインです。加工技術を活かしてデザイン性のあるものに挑戦することで技術を伝えるきっかけになればと思い、参加を決めました。
チュウブセトラー・工藤美桜
静岡県浜松市出身。慶應義塾大学総合政策学部3年生。
学業の傍ら、アルミフレームを使用した革細工用ハンドプレス機の販売も行っており、藤精機さんとの相性も抜群。藤精機さんと共にキャンプ好きということを活かして、キャンプの際にも使いやすいスタッキング機能付きの枡の開発を進めています。
東濃陶器株式会社（チュウブ・岐阜県）
東濃陶器は、岐阜県土岐市の緑豊かな地に千古の歴史をもつ美濃焼の古い伝統を受け継ぎ、新しい技術に取り組みながら、創業以来、常にお客様の立場から製品の開発とサービス向上を心掛けてきました。今までは商社からいただいたデザインを製造することが多く、自社で開発できるということがありませんでしたが、今後自社ブランドを構築したいということで応募しました。
チュウブセトラー・松澤英里奈
長野県須坂市出身。横浜市立大学国際教養学部3年生。
高校時代の海外交流や、上京後に地元長野のコミュニティのありがたみを実感したことをきっかけに、アメリカ留学や多世代交流の街づくり研究など、グローバル・ローカル双方の視点で活動をしてきました。今回は、これらの経験を通して培った広い視野と地域への想いを生かして、日本だけでなく、海外の方にも愛されるような箸置きを考案しています。
＜アナザー・ジャパンの基本情報＞
全国6ブロックを2か月単位でバトンをつなぐ、学生経営の地域産品セレクトショップ
「TOKYO TORCH」において、各都道府県出身の学生が自らの地元をPRすべく47都道府県地域産品セレクトショップを経営するプロジェクト。三菱地所がプラットフォームを提供し、中川政七商店が小売業のノウハウを教育およびメンターとして学生の経営に伴走します。アナザー・ジャパンを通して地域を学び、経営を学び、“将来、自分の働く場所として、地元を選択肢の一つにする”。そして地方に若い世代が戻ることによって、本当の地方活性化が始まる。アナザー・ジャパンは日本を元気にする循環の始まりの場所として開業いたしました。
所在地：東京都千代田区大手町2-6-3 TOKYO TORCH
銭瓶町ビルディング1階ぜにがめプレイス
アクセス：JR東京駅日本橋口から徒歩約5分
営業時間：10:00-19:00
定休日：月・火曜日
休業日：隔月2日間（企画展入れ替えのため）
電話番号：ショップ 03-6262-1375／カフェ 03-6262-1384
＜アナザー・ジャパン 各種アカウント＞
ショップサイト：
